Doin' It Myself ~猫たちと暮らす家~

「猫たちと暮らしながらも、素敵なインテリアを実現!」
という夢に向かって奮闘中のDIY素人主婦です。

『のんびりな優しい巨猫』

2014-03-28 | 猫たち
長い間、更新しておらず申し訳ありませんでした。
心の整理がついていなくて。
今もまだ、『のんびりな優しい巨猫』のことを
伝えるのはつらいですが、
もうすぐ4月。
覚悟を決めました。




2月10日の朝8時前(正確には7時52~53分くらい)
『のんびりな優しい巨猫』こと『りひゃると』は
天国へ行ってしまいました。
無気肺による呼吸不全。
8日に大雪をもたらした低気圧のせいで、
8日から呼吸が苦しそうになってしまいました。



始まりは1月1日。
急に食欲がなくなりました。
2日になっても食べようとしないので
動物病院に連れて行き、
皮下補水液とビタミン剤を打ってもらいました。
それから少し食欲は戻ったものの、
また食べなくなったので
4日にまた病院へ。
2日は担当の院長先生がいなかったのですが
この日はいたのでいろいろと相談をしました。

「いつまで(りひゃるとの体力が)もつのか」

嫌がってちょっと暴れるともう息があがる。

「もう、(りひゃるとの体力がもたないから、病院には)連れて来れないかも」

5日には先生から皮下補水液の打ち方を教えてもらい、
先生の前で実践しました。
病院には連れて来れないので
自宅でやるつもりです。
私が打つ方。
旦那が押さえる方。

5日病院に行く前に
ペット用の酸素室をレンタルする連絡を業者さんにしました。
日曜日だし、正月休みだったので、
いるか心配でしたが、いらっしゃいました。
すぐその日の夕方に来てセッティングしてくださいました。
とても親切。
その日からりひゃるとは酸素室へ。
最初は出たがりましたが、
日に日に5分も外に出られない状態に。
1m先のトイレに行っただけで息があがってしまいました。

なので、補水液も一度やりましたが、
酸素室から出せなくなり。
それからは、
とにかく缶のキャットフードで水分を摂らせることにしました。


↓酸素を出す機械




でも、缶のキャットフードもあんまり食べない。
「好きなものをあげれば」
って前に書きましたが、
好きなものも食べなくなります。
多い時は一度に5缶も開けて、
それでようやく、ちょっと食べてくれるくらい。

↓冷蔵庫には開けまくった缶の山


そのときに何を食べてくれるのか
全く予測不可能。
最終的には、
モンプチのテリーヌ系、子猫用モンプチ、黒缶プレミアム。
このへんを少しは食べました。
でも、小さな缶を1/4~1/8くらい。
全然食べない時もありました。
でも、あきらめずにあげれば、
少しは食べてくれる。
ちょっとでも舐めてくれる。
子猫用をあげたのは、子猫用の方が少しでも栄養があるからです。

↓酸素室



酸素室が来てからは、
毎晩、旦那と交替でリビングで寝ました。
リビングにソファのクッションで作った即席ベッド。
りひゃるとの体調がもっと悪くなってからは、
二人ともリビングで寝ました。
(旦那は、仕事はありましたが、
転職が決まっていて、
ほとんど有給消化に入っていました。)
リビングはエアコンつけっぱなし。
電気も朝までつけっぱなし。
私はずっと外に出ず。


↓いろんなものにすがった。


青色LEDががんに効くとか、鎮痛効果があると聞けば
すぐさまアマゾンで購入。
近くのお寺さんへお札も買いに行きました。
身代わりのお守りも酸素室へ入れました。


2月3日がりひゃるとの誕生日。
りひゃるとと、
りひゃるとの兄弟の『ウルトラマイペース中年』の。

何度も
「誕生日までもたない」
と思いました。
何度も何度も泣きました。


でも、2月3日に
りひゃるとと『中年』は7歳のシニアになれました。
2月3日になった午前0時にバースデーパーティをしました。
肝心のりひゃるとはあんまり食べられなかったけど。
7歳。
人間で言うとまだ44歳くらい。
まだ、たったの44歳ですよ。


2月9日。
りひゃるとの最期の食事はモンプチ子猫用ビーフ。
信じられないくらい、たくさんたくさん食べたんです。
だから、てっきり大丈夫かと思ってたのに。
だから、大丈夫だと思って旦那に託して
2階のベッドで寝てしまった。
結局夜中ずっと、りひゃるとは落ち着かず、
呼吸を苦しそうにして、
トイレにも行く気力がなく失禁してしまい。

朝、旦那に呼ばれてりひゃるとのところへ行ったときには
すでに倒れていて呼吸が止まっていました。
心臓マッサージをしてみましたが、
上手くいきませんでした。


3年前も同じようなことをしたばかりなので、
何をすべきか分かっていました。
すぐに旦那に氷を買ってきてもらい、
私は酸素室から出してあげたりひゃるとの体を
ペット用のウェットタオルで拭いてあげました。
体調が悪くて、
ほとんど毛づくろいもできないような状態でしたから。

1か月と5日間。
もっと私たちは頑張れたけど、
りひゃるとがもちませんでした。


「なんでがんになんかなってしまったのか?」


今でも分からないし、それだけが悔しい。
どこを後悔して良いのかも分からないから。


翌日はペット用の火葬場へ行きました。
ほんとに良くしてくれました。
お寺さんにある火葬場でしたから
供養もきちんとやってくれます。



☆りひゃるとの記憶☆

去年の春。
『傍若無人のやんちゃ坊主』と
春の風を感じていました。



りひゃるとは、本当に体の大きな子で、
最大で6.2㎏までありました。
最後1月5日に量ってもらったときは4㎏台。
最後にはもう骨と皮ばかりになってしまったので
4㎏切ってしまったかも。
人間で言ったら
180cm90㎏の男性が50㎏になってしまった、感じ?


体はうちの子たちの中でも一番大きかったのに
とにかく甘えん坊。
皆と仲良くなりたくて、
いつも誰かと一緒にいたくて。

特に兄弟の『ウルトラマイペース中年』とはべったり。


どちらかが先に逝ってしまったら
もう片方は後を追ってしまうんじゃないかと
ずっと心配でした。

でも、『やんちゃ坊主』と『怖がりのずんぐりむっくり娘』が来て
我が家の猫たちの関係が変わってから、
『中年』だけを隔離したりして、
少しずつりひゃるとと『中年』の間に距離ができてました。
運命の流れが、
りひゃるとを追わないように仕向けていたのかと
思うくらい。


りひゃるとは、
取り込んだばかりの、
お日様の香りがするホカホカの洗濯物が大好きでした。



すぐにダイブしちゃいます。
一番好きだったのはバスタオルですけどね。


そして、
ともかく面白い。



体が大きいせいなのか、
遊んでいる姿もどことなくどんくさい。
鳴き方も
「ぅまー!」
だし。
かなり脱力系。


たったの7歳と1週間で逝ってしまった
りひゃると。
いっぱいいっぱい楽しくて幸せな思い出をくれた
りひゃると。
まだまだ悲しいけど、
きっと帰って来てくれるよね。
生まれ変わって。
また私たちのところに。



大好きなりひゃると。
私たちの可愛くて愉快な子供。



~りひゃるとマム~

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