ミニとまとの花がしおれても実がつかなかったことへの対策として、トマトトーンを咲いている花房にまんべんなくふきかけました。
昨年、同様の現象があったときにごきげん野菜の店長さんに問い合わせをしたところ、以下のようなアドバイスをいただきました。 このアドバイスにもとづいて、トマトトーンを活用しました。
「ミニトマトやトマトなどは夏の作物で暑さに強いと思われがちですが、実はあまり暑すぎるのは好きではありません。20~25℃位の温度帯がよく生長し、花も正常に開花して受粉します。つまり盛夏の前に受粉した実が夏になって熟して食べることができるようになります。 ですので暑い夏の時期の花は暑さで花粉の受粉があまり出ず、花が咲いていても受粉せず結実しないことが多いです。」
「ではどうしたらいいか?トマトトーン、トマトランというホルモン剤を使用します。これらの薬剤を規定の濃度で薄め、霧吹きで開花している花に吹きかけます。そうすると受粉はしないのですが、受粉をしたような状況と同じになり実を太らせます。 」
「これらのホルモン剤はトマト栽培農家で以前から利用されているもので特に変わったものではありません。園芸店やホームセンターにも置いてあるかと思います。これらは植物ホルモンの一種ですから噴霧は花だけにしてください。ちょっとくらいかかっても大丈夫ですが、葉や生長点にたくさんかかると葉が縮れたり、生長が止まったりしますのでご注意を。」
「暑い時期の花は基本的に弱く、ホルモン剤をかけても全て結実する訳ではありません。ホルモン剤をかける時間帯も昼間の暑い時間でなく、できれば朝の涼しい時間帯にかけてやると着果率が上がります。少し朝夕涼しくなってきたのでもしかしたらほっておいても結実するかもしれません。 」
「あとは単純に沢山実がついて樹が弱っている、暑さで樹が弱っている状態だと花が咲いても実がつかないことがあります。上記は元気な樹だということが前提になります。」