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鐵屋+Cafe ~島々ノ文化ノ風ガフク~ 現代アート 鉄彫刻家

鉄彫刻家の創作な日々と鐵屋+Cafeの島風な日々。『紅い鉄』『土へ還る鉄』を暮らしへと♪島文化薫るカフェとアートな鉄。

僕にはしか出せない錆。

2020年02月19日 12時14分42秒 | 日記・エッセイ・コラム


錆を育てる。
24年も錆をどう伝えるのか?
考えている
今もずっと考えている。

脆く、煩わしい、汚ないという
イメージをどう?変えて、
鉄の表情のひとつとして
鉄の衣として、
錆のことを
好きになっていただけるのだろうか?

シャビーシックな
インテリアやエクステリアが
最近ではカッコいいと
錆も少しずつ受け入れられてきたので、
僕も作品制作がしやすくはなってきた。

でも、その価値観は、
エイジングによる加工であったり、
敢えて似せてる錆風も多く、
本来の鉄の表情は
曖昧なイメージの中で
受け入れ易いカタチに
なりつつある。
それはそれで、
風合いに惚れてくれる方々が
増えてくれるから、
嬉しいことではあります。

ホンモノの錆から
感じる時間を
僕は伝えていきたい。
ちょっと扱いづらいけど、
ひと癖、ふた癖あるけれど、
手間のかかる
めんどくさいことに
鉄がくれる時間ってものがあるから、
そこは、
僕にしか出せない錆がある。

ギャラリーに並ぶ僕の作品は、
完成形ではない。
そこが、わかりづらいのは
わかっている。
けれど、
暮らしへ連れていってくれた方と
一緒に錆を育てたいと願っている。
錆は環境で色んな表情を
つくってくれる。
色も質感も、
お天気でも毎日違った表情をする。
それを伝えたくて、
未完成であり続けたいんです。

それを、これからも
ずっと表現していきたい。

錆を育てて24年。

ここに通っていました。ハワイ大学マノア校

2020年02月18日 14時32分48秒 | 日記・エッセイ・コラム





ここに通っていました。

寮はショッピングセンターに変わったみたい。Googlemapのストリートビューで歩いた道のりを見たら、大きく変わっていなくて、鮮明に思い出しました。ワイキキへ向かうバス停近くのBURGER KINGがおそらくつくね屋という日本食屋に変わったような?寮の裏から抜け道を行ってハイウェイ下をくぐった所にコンビニみたいなショップがあって、大通りへ出ると大きなショッピングセンターがあった記憶。バス停降車もその辺りが多かった。行きはBURGER KING近く、帰りはショップ近く。

建物は30年前だけど、まだ健在の様なので、訪ねていきたいな。

2枚目の写真は、日本で云う生協みたいな所があって、この壁画前で写真を撮った。後日、アップします。ここで、ユニバーシティーオブハワイブランドの商品がたくさん売っていた印象が強いです。学舎はここから、東へ日本庭園近くであったと。授業前に自販機でドリンクを買って、教室に持ち込んでいたと思う。朝食や昼食は、寮近くの大学専用カフェテリアをいつも利用していた。夕食も。
コインランドリーで洗濯してる間に、コンビニみたいなショップへ行っていた。細い階段を降りて行く時の夜景がオレンジ光で悩ましかったのは今でもアメリカってイメージで変わらない。


3枚目は、お世話になっていた寮。窓からキャンパスへ向かう学生が見えて、受験を控えていた自分には、間違いなくアメリカの大学へという憧れであった。授業についていけなかったけどディスカッションスタイルや積極的に自己アピールする授業が多かったので、逆に勢いで乗りきっていた感じ。ボディーランゲージがほんとどで。文化交流の授業だけは、激しく英語力の必要性を痛感したのを覚えている。知りたいことが言葉の壁で知れないもどかしさは、きつかった。テキトーな感覚が誤解を与えたことがあったから。ナイーブでデリケートな政治感や思想要素あるディスカッションはほんときつかった

そんな経験は、今でも生きてます。

そして、ここで見た景色こそが、作品制作の原点であります。

文化は伝えるものではない、
伝わってゆくものだと
教えてくれたこと。
いつもそこを意識してます。

お弁当は、のっけスタイルが好き。

2020年02月13日 19時45分03秒 | 日記・エッセイ・コラム

鐵屋のお弁当。
沖縄のお弁当を見た時、
何の違和感もなかった。
母がつくってくれたお弁当は
いつものっけスタイルだった。
小中学生の頃は、
それが恥ずかしくて、
隠して食べていたけど、
ほんとうは、
大好きなお弁当。
沖縄のお弁当も好きです。
ハワイ大学に語学留学で通っていた時
こののっけスタイルの
ランチボックスが溢れていた。
今みたいな映える感じではなかったけど、
ローカル感の美味しさに
ヤミツキになっていった。
#お弁当
#ランチボックス
#のっけスタイル
#ごはんの上におかずをのせる
#沖縄のお弁当
#お弁当好き
#ガーリックシュリンプとかロコモコとかのランチボックスが大好き
#油淋鶏ののっけ丼が忘れられない
#魯肉飯のお弁当も忘れられない
#白身魚フライののり弁

椅子から見える景色。

2020年02月12日 19時04分11秒 | 日記・エッセイ・コラム


アンケート、嬉しいです。

ありがとうございます( ´艸)

座ってくださったんだなと
座るというこのアクションに
生まれてるストーリーが
見えてきました。
嬉しいです。

みんながみんな、
決して笑っているわけでなく、
時に悲しみをそっと隠し、
時に喜びを分かち合う場面に
空気を読んだり、
素直に笑えたり、
人にはそれぞれの色があります。
僕は、この椅子に家族と名付けました。
よく見るとそこは、
3人座れる椅子に仕上げてます。
真ん中は、小さな座板です。
銀河系は2対性で
バランスを保ってるそうですが、
宇宙は3対性で成り立ってるそうです。
地球はもしかしたら?
3対性で安定すべき星のかなと
僕は思ってます。
何故なら、宇宙は、
最も安定する鉄へ向かっているからです。
宇宙時間では一瞬ではあるけれど、
3対性へと少しずつ向かっているのかも。

そんなことに、
裏付けもなにもないけれど、
ただ、家族が見える椅子を
つくりたかったんです。

息子が小さい頃に
よく話をしていたことですが
パパとママは同じ血は流れていない。
でも君とママ、君と僕は、
同じ血で繋がってる。
だからこそ、
パパはママのことを
どんなことがあっても守る。
君は、ママ、パパが守ってくれる。
ママを守ってくれるのは、
ママのパパとママ、
そして君しかいない。

僕はそんな景色を
この椅子に託しました。

椅子やベンチには、
ストーリーがあります。
いつか、誰か、と
必ずそこには人が居る。

#椅子
#ベンチ
#アイアン家具
#鉄脚家具
#鉄と木家具
#イマオカヒデノリ

椅子。

2020年02月11日 19時49分37秒 | 日記・エッセイ・コラム
椅子。

この物語の中で、
僕の作品は生きてゆくんだろうか?
芸術家だの、アーティストだの、
職人だの、作家だの、デザイナーだの・・・
そんなものは正直どうでもいい。
暮らしの中で生きる作品を
僕はつくられるかどうか
僕にとっては、
そこがすべてでありたいのです。
向こう側に暮らしが見えるそんな景色。

静けさ刻打つ頃、
空気折返す色に
陽の傾き演じる朧気、現る。
春水に皹堪えたる痛みも
微睡む湯気に休むもの。
そこに在りし椅子に今想ふ。

僕は、そんな作品をつくる者でありたい。
悩んだ時、迷った時、
壁にぶつかった時
僕は、いつもこの物語を
読み返しては、
初心に帰る。

椅子の残温に
僕は何を映し出せるんだろうか?と。

#物語
#椅子
#作品