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Sesso matto

2005-09-12 16:09:31 | cinema
「セッソ・マット」

[監][脚]ディーノ・リージ 
[脚]ルッジェロ・マッカリ 
[音]アルマンド・トロバヨーリ 
[出]ラウラ・アントネッリ  ジャンカルロ・ジャンニーニ 
[制作データ] 1973伊/日本スカイウェイ
[上映時間] 116分

ラウラ・アントネッリとジャンカルロ・ジャンニーニが
9組のカップルに扮したイタリア製セックス・コメディ。
クラブシーンで流行したお洒落系サウンドトラックも要チェック。

マダムと召使いのお楽しみを描く「奥様8時です」、
ネオレアリスモのパロディ「二人と掘っ立て小屋」、
老女マニアに扮したジャンニーニに爆笑の「決して遅すぎはしない」ほか、
なんでもアリの短編9本を一挙上映。

セクシャルな映画が続いてるなあ。
また変なリンクがはられそう。
確かにエロいけど、ポルノじゃないんだから。
女子がいても驚かないでよ。
フリッパーズの元ネタときいて観ずにいられようか。
そうだよ。
すごかったよ。
ラウラの美しさときたら!
40年前の映画とは思えないスタイリッシュさ。
ファッション・チェックはかかさずに。
茶色に白の水玉のスカーフと共布の帽子のリボン。
緑のガウン。
黄色のミニのワンピース。
ステキ!ステキ!ステキ!
イタリアはやっぱいい。。。

Kinsey

2005-09-12 16:07:14 | cinema
「愛についてのキンゼイ・リポート」

[監][脚]ビル・コンドン 
[総]フランシス・フォード・コッポラほか 
[出]リーアム・ニーソン  ローラ・リニー 
  クリス・オドネル ピーター・サースガード 
[制作データ] 2004米.独/松竹
[上映時間] 118分・R-15

性について語ることがタブーだった1940年代に画期的なレポートを発表した
実在の博士の物語。主人公キンゼイの研究への情熱や
妻との愛の軌跡を感動的に描く。

大学で動物学を教えるキンゼイが、
恋人との結婚や学生からの要望をきっかけに、
人間の性の研究に着手。
やがて彼は綿密な取材でセックスに関する報告書をまとめ上げ、
一躍全米の注目を集めることに。

水曜に行っただけあって、女性ばかり。
キンゼイ博士の自伝的映画。
キンゼイ・レポートばかり有名になってしまったけれど、
そうか、そういう経緯が。
ここでも性における鬱屈を感じる。
女性性って大変なことばかりだ。
世界を広めていくことで開放的になるのか、
もともとがそういう気質だったのか、
キンゼイ夫妻の付き合い方が面白い。
自伝としてすごく面白いけど、
ラストが物足りない。
どうなったの、キンゼイ博士は。

「Nuda v Brne」チェコ映画祭2005

2005-09-01 11:57:47 | cinema
「ブルノの退屈」
2003年度作品 モノクロ 103分
監督:ウラジミール・モラーヴェク
脚本:パヴェル・ベドゥラ、ヤン・ブダシュ
出演:カテジナ・ホラーノヴァー、ヤン・ブダシュ、
   ミロスラフ・ドヌチル、マルチン・ペフラート、
   パヴェル・リシュカ、パヴラ・トミツォヴァー

チェコ第二の都市ブルノが舞台のこの物語は、
ブルノに恋人を訪ねてきたちょっと頭の弱い男や、
ブルノの住む役者、運転手、などの普通の人々の性に対する悩みを、
ユーモアと皮肉を交えて描きます。
こんなことに人は大いに悩み苦しんでいるにもかかわらず、
今日もブルノの夜は明けていきます。

2003年度ブラチスラヴァ国際映画祭グランプリ、
主演女優(カテジナ・ホラーノヴァー)賞受賞。
2003年度テレジーン映画祭劇場用作品賞、観客の選ぶ劇場用作品賞受賞。
2004年度チェコライオン賞作品、監督、脚本、主演男優(ヤン・ブダジ)、
編集、評論家賞受賞。2004年度チェコ評論家賞劇場用作品賞受賞。
日本初公開作品。

日本初のチェコ映画祭、それも東京都写真美術館にて。
恥ずかしながら
チェコ映画なんて「コーリャ愛のプラハ」くらいしか
思い浮かばない。
いや最近チェコの雑貨の本とか出されたり、
オシャレな国みたいなイメージで売り出されちゃって、
映画祭どうなんだろうと思ってたら、
そうでもない。
映画好き、チェコ好きまたは関連の方ばかりのように
見受けられました。
むしろ私が一番ミーハーかも。
写真美術館だし、知名度の問題かな。
今回の映画、色々気になったんだけど、
ブルノと性的悩みというキーワードにヒット。
チェコっていったらイコールプラハという概念を打ち砕きたく。
ブルノ、名前がもうかわいいったら。
独自の文化や芸術があったりするんだって。
性的問題というと大げさな気もするけど、
誰しもがもってるであろう問題を
ナチュラルに描いている。
すごく素敵で面白い映画。
何人かの人物がストーリーを織り成す中で、
ちょっと頭が弱いスタンダとオリンカの初めてのセックスというのが
すごく素敵に描かれていた。
微笑ましいの。
お互いの気持ちとかでも怖いって思ったり、
不安を感じたり。。。
2人とも互いを見るときすごくいい顔するの。
オリンカを応援するアパートの女性たちの気持ちに共感。
こういう映画を十代の頃に観たかったな。
ヘンなコンプレックスとかなくなるんじゃないかな。
日本はまだ性的に屈折した部分が多いと改めて思う。
ちょっと羨ましい、自然体で。

http://www.czfilmfest.jp/w3.htm

I love huckabees

2005-08-26 13:00:42 | cinema
「ハッカビーズ」
[監][製][脚]デビッド・O・ラッセル 
[脚]ジェフ・バエナ 
[出]ジュード・ロウ  ナオミ・ワッツ 
  ダスティン・ホフマン  リリー・トムリン
  ジェーソン・シュワルツマン 
[制作データ] 2004米.独/ヘラルド
[上映時間] 107分

一昨日「ハッカビーズ」を観てきた。
すごい人混みでなんでだろと思ったら、
「恋する神父」のお客さん。
サンウ人気ってすごいなあ。
かなりがんばっていらしてたおばあちゃん、
ちゃんと席に座れたかなあ。
「ハッカビーズ」について。
どういう映画って言われたらすごく困る。
だってよくわかんないんだもん。
とくにテーマが。
途中からわかろうとして観るのはやめた。
多分それでいいんじゃないかな。
自分探しを他人の目からしてもらうとして、
それは自分の一部を知るいい機会だけれど、
それが自分のすべてではないし、
結局自分でも自分について完璧にわかることなんて
無理なんだろうし。
まして、愛することは
主観と客観のギャップを埋めるのって難しい。
違うかどこを愛するか、愛されたいのかってことかな。
面白かったけど、がつんと答えを求めたい人には向いてない映画。
そしてなんか変な疲労が伴います。

ハチクロまでもが映画化。
あれ映画にしてはたして面白いのか。。。
加瀬亮が真山役ってきいて、
昨日はちょっとショックだった。

「アイデン&ティティ」をビデオで。
峯田くん、今と全然違うね。
髪型だけじゃなくて、顔つきとかも。
あと、石井輝男追悼で「地獄」と
高橋洋「ソドムの市」と増村保造「積木の箱」を観た。

妖怪大戦争

2005-08-17 12:25:40 | cinema
「妖怪大戦争」
[監][脚]三池崇史 
[原][案][出]荒俣宏(角川書店刊) 
[案][出]水木しげる  京極夏彦  宮部みゆき 
[総]角川歴彦 
[歌][出]忌野清志郎 
[出]神木隆之介 豊川悦司 栗山千明 近藤正臣 高橋真唯 
[制作データ] 2005松竹
[上映時間] 124分

夏休み中に観にいこうと思ってて、
そしてやっぱり行けるのは明けてから。
行けなかった理由として、子ども向けってのはある。
夕方に上映するところが少ないのはどういうことだ。
(とくに地方の映画館)
時間帯が合わないのを実感するのは久々。
子どもとあまり関係なさそうな渋谷でやっと観れたけど、
なんでもれなくいちゃいちゃしたカップルばかりなのか、
それも謎。
子ども向けっぽいなあとは思ったけど、
妖怪にちょっぴり感動してしまって。
「怪」の面々で監修されてるだけあって、
妖怪に対して真摯な感じがよかった。
つくりは着ぐるみだったり、メイクだったり、
明らかにぬいぐるみだったりもするんだけど、
なんか微笑ましい。
そこに愛があるかってことかな。
演じてる俳優さんたちも楽しそう。
私も参加したくなった。
境港のきたろうロードも出てくるの。
いろんなところで繋がってるんだなあ。
映画のサイトの妖怪図鑑、面白い。
本とか作ったらいいのに。

team America

2005-08-17 12:23:18 | cinema
「チーム★アメリカ ワールドポリス」
[監][製][脚][声]トレイ・パーカー 
[総]スコット・アバーサノほか 
[製][脚][声]マット・ストーン 
[脚]パム・ブラディ 
[声]クリステン・ミラー マササ 
[制作データ] 2004米/UIP
[上映時間] 98分・R-18

実は夏休み前に行ってきた。
始まったばかりで混みこみで、
ちょっといやな思いをしたものだから。
面白かったんだけど、ピリピリしちゃって、
楽しめなかった。
すっごい笑ってる人いたけどさー、
そんなに面白い?
競いあうように笑ってたけど。
わかる人にしかわからない笑いみたいな雰囲気もちょっと。。。
ビデオが出たら一人で観たいな。
もっかいマット・デイモンが観たい。

which advance ticket do you want?

2005-08-02 13:58:54 | cinema
「乱歩地獄」の前売りは三種類から選べるんだって。
どれにしよう。
キャストといい、
内容といい、
今いちばんきになる映画。
予告を観てしまって、
「scrap heaven」も加瀬くんの可愛さに
ポストカード欲しい。
しかも、フジファブリックが歌ってるじゃん!!
もうこれは観なくては。
さっき同じファンのMatさんと
行く約束を取り付けたから、
買わなくちゃ。

beauty is guilty

2005-07-28 12:06:51 | cinema
久々に増村保造作品を観たくなって、
「美貌に罪あり」を観た。
なぜこれを選んだかは適当といえば適当で、
若尾文子の写真がよかったのと、
「桜の園」っぽい退廃的な香りがしたから。
増村作品はどれをとっても面白くて、
ああ、好きだなあと思ってしまう。
この映画を観て思ったのは、
増村さんは女性をとる目が優しい。
好きなんだろうな。
愛がある。
アラーキーに感じたような女性への目と似ている。
その視線の中で活き活きとした女優たちと
臆さない言葉。
きちんとした言葉は気持ちいい。
杉村春子が最後の宴ですっきりときもちよく
嫌味をいうシーンがすき。
見習わないといけないと思うことはいっぱい。

次はどれを観ようかな。

(観た作品)
1959.02.10 最高殊勲夫人  大映東京
1959.08.12 美貌に罪あり  大映東京
1960.08.24 足にさわった女  大映東京
1962.07.01 黒の試走車  大映東京
1964.07.25 卍  大映東京
1966.01.15 刺青  大映京都
1966.06.04 陸軍中野学校  大映東京
1967.07.29 痴人の愛  大映東京
1967.10.20 華岡青洲の妻  大映京都
1969.01.25 盲獣  大映東京
1972.11.11 音楽  行動社=ATG
1978.04.29 曽根崎心中  行動社=木村プロ=ATG
1980.12.13 エデンの園 Giardino dell Eden  
1982.10.09 この子の七つのお祝に  松竹=角川春樹事務所

Wonka cakes

2005-07-20 14:44:12 | cinema
「チャーリーとチョコレート工場」の予告を観れた!
ああいうぶっとんだ役のときのジョニーの嬉しそうな顔ったら。
工場のセットもこれでもかというファンタッジックな作りで、
子どもでなくともわくわくしそう。

アメリカではlimited editionのカップ・ケーキが発売されたそうで。
本当に紫になるのかな?
他にも映画とタイアップのお菓子もあるみたい。
日本でも発売したらいいのに。

ubume no natsu

2005-07-19 16:01:12 | cinema
「姑獲鳥の夏」

[監]実相寺昭雄 
[原][出]京極夏彦 
[脚]猪爪慎一 
[撮]中堀正夫 
[音]池辺晋一郎 
[出]堤真一 永瀬正敏 阿部寛 宮迫博之 原田知世 田中麗奈 清水美砂  篠原涼子 
[制作データ] 2005ヘラルド
[上映時間] 123分

とうとう始まった。
前売りを買ったのが昨日のことのように思える。
原作を読んでからもう10年位たつんだ。
月日のたつのはなんとやら。
原作を知ってしまっているから、私の楽しみ方はもう雰囲気を味わうだけ。
それもあまり評判がよくなかったりしたので、
過剰な期待も持たずに。
で、感想は、
こんなもんじゃないかなあ。
映像でできる限界だと思う。
映像が言葉を超えられないといういい例。
京極夏彦はすごいと改めて思う。
これが京極のすべてだと思われると嫌なので、
是非映画で初めて触れた人には原作も読んでほしい。
そうでなくても、好き嫌いが多分に分かれるからなあ。。。
キャスティングについては
予想外に宮迫が奮闘、榎さんまともすぎ。
それと京極堂の浴衣の襟が抜けすぎ。
ピシッと着てこそ京極堂じゃないの。

下手に雰囲気を味わってしまったら、
古いミステリーが恋しい。