新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

ダブルネーミング

2022年07月16日 | 習作

今日のお題は http://t.co/1RVe2X8W これよ、文字数はきっかり140文字!よーいスタート!/

文学少女「くろまっくminiくん、今日のお題は『カバ』『掃除機』『後出しジャンケン』よ!」 

 

 

「時代はニッチや!ふとん専用ダニクリーナーや!」

「社長、後出しジャンケン勝負やめましょうよ。大手もライバル社も出してますよ」

「ちゃうねん、掃除機の吸い込み口がカバ型やねん!カバがカバーをクリーニング!ダブルネーミングや!」

僕が勤めた中小電機メーカーが潰れたのはその年の暮れだった。

2013/02/18 Mon 17:29 From OS X

 

 

さすがに9年前に書いた作品だけあって、「ニッチ」とは懐かしいフレーズですね。ブームは過ぎても、われわれ中小零細は、大手が侵食してこないニッチ(隙間)に生きていくしかないわけですが。

 

お気づきの方もいると思いますが、「ダブルネーミング」について語るインチキ大阪商人のモデルは『下妻物語』です。

 

あの映画に出てきたのは「ジャージ王国・尼崎」でしたが、あのカオスは十三に近いんじゃないかなあと思います。

 

私が大阪に移り住んだ頃の十三は、サザエさんとバカボンを合体させた「サザエボン」、アトムと『サザエさん』の波平を組み合わせた「鉄わん波平」、インチキパロディ商品があふれるキッチュの街でした。「鉄わん波平」は十三の商店街のシンボルとなっていて、「波平通り」なんかもできていましたね。これらのトホホなインチキパロディグッズは、キッチュを愛する当時の女子高校生に大人気だったそうですが、著作権法違反で訴えられ、今はその影も形もありません。

 

十三については、またいずれ。



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3 コメント

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Unknown (白鑞金(ハクロウキン))
2022-07-17 07:29:56
おはようございます。

>潰れたのはその年の暮れだった。

>今はその影も形もありません。

9年間を空けて二段落としの話にするとは、考えたものですね。

ではでは。
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Unknown (kuro_mac)
2022-07-17 09:35:35
おはとうございます。

意図せず、というやつでしょうか。

波平通りのアーケードから波平の作り物が消去された後も、波平のシルエットは残っていたようです。今もあるのかな? 今度第七に行く機会があったら確認してみます。
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Unknown (kuro_mac)
2023-07-16 18:38:19
おはとう→おはよう
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