1月1日の「東京新聞」。
2022年の干支「寅」に重ねて、
中島敦『山月記』の紹介をしてくれた。
記事によると、
『山月記』は、高校の教科書に多く採用され、夏目漱石の『こころ』や芥川龍之介の『羅生門』よりも多いそうだ。
大昔のことなので、高校時代国語の教科書で何を読んだのか全く記憶無し。(笑)
マア、覚えているのは、数名の仲間とつるんで超ベテランの女性音楽講師を味方につけて、
ブラスバンドクラブの設立を企んで学校長と団交したこと位かな。
勉学のことは、まるきしの(零点)であります。(冷汗)
作家中島敦の名前ぐらいは目にしたことはありますが、
文学関係の読書もほぼ(赤点)。
年を重ねるに従い、悲劇的・奈落に堕ちる感じで自分の読書量の軽量に直面しますな~。
さて、記事には、作家北村薰さんの次の言葉を引用。
「中島敦の文体は、漢文の素養を基にした魅力がある。
日本人が声に出して読み、耳で聞いて気持ちのよい」と。
経典読誦や『正法眼蔵』『教行信証』の音読は、《くりのみ会》でのメインの活動。
結構、「音読」好きです。
早速、葛飾区中央図書館で、
新潮文庫『李陵・山月記』を借りてきました。
写真は、本書の【注解】。
200頁程の文庫で、四分の一が【注解】であります。
今年の読書は、
中島敦の作品を手がかりとして、「漢文の素養」を身につけることにしましょう。
「年寄り(老爺)の冷や水」か!
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