法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

里村専精師「浄土真宗にようこそ」No135

2022年04月25日 23時05分11秒 | 里村専精師の言葉

5月のカウンセリング研究会【くりのみ】ご案内

◇5月21日(土)午前10時~12時
   親鸞とカウンセリングコース 『教行信証』音読&井戸端
 →会場:「タワーホール船堀」 会費:500円

◇5月27日(金) 午後6時30分~8時30分
  道元とカウンセリングコース 『正法眼蔵』講義&坐禅
  講師:駒澤大学教授 石井清純先生
 →会場:「タワーホール船堀」 会費:1000円

◆zoom法音道場も開講しています。


里村専精師
「浄土真宗にようこそ」No135」をお届けします。

曇鸞大師の学びは、徹底して人間の存在を照らしています。
「願生偈」を釈しているのに、いきなり龍樹から書き出します。
二人の菩薩と呼ばれた仏道に生きる人を、まとめて見据えているのです。
そういう見据えを促したものが、本願です。
「無量寿経」を共通に学んだ二人の菩薩たちには、
如来の行と如来の信を語る二人の菩薩が伝えたかったものが解っていたのです。
迴向というも、本質的な迴向は如来の迴向だけなのです。
人間の努力は大切ですが、その人間の領域を貫く行があるというのです。
曇鸞大師には、二人の菩薩たちの人間成就が見えていました。
人間は、上昇志向だけではまだ半端なのです。
二人の菩薩は、一人の人間(凡夫)に還って、
一切衆生の往生を得られたのです。
そういう二人の菩薩の信心を、曇鸞は自分の上にも認めたのです。
人間の成就とは、その存在の本来に還ることです。
曇鸞大師には、大きな懺悔と確信が成立しています。
五逆と誹謗正法への懺悔と、本願力回向の確信です。


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