里村専精師の、
浄土真宗にようこそ No113をお届けします。
「諸行無常」という言葉で、ブッダとサンガは深く覚めていました。
そしてサンガの歴史から、大乗の学びが新たに展開します。
大乗の経典は、深い法(dharma)を明らかにします。
それを成し遂げたものが、法に覚めたサンガの事業でした。
大乗仏教は、そのままに三宝の歴史の賜物なのです。
どんな宗教もが目指した真実の開陳、それが仏教にはあります。
「諸行無常」とは、存在の実像なのです。
そしてこれに覚めた人々の、大いなる回向なのです。
「諸行無常」を知らずに、人間の道は閉ざされます。
「諸行無常」において、人は真実の生命を全うします。
それは存在の深みを我として、一切の生命を引き受けた歩みになります。
理念や概念は人間を解釈しますが、存在の実証ではありません。
「諸行無常」において、人は誰もがブッダとともに大道を行くのです。
一人の人間の上に、人類の学びを確認する。
人の上に大道が示現されて、真如の言葉はその人の上に名告ります。
コロナ禍の時代。
仏教の学びを大事にしあいたい。
ぜひ、お出かけください。
【10月の学習会のお知らせ】
◆10月24日(土) 午前10時~12時 タワーホール船堀
くりのみ会 親鸞とカウンセリングコース
◆10月30日(金) 午後6時30分~8時30分 タワーホール船堀
くりのみ会 道元とカウンセリングコース
◆毎週 月・火・木・金 午前10時55分~11時30分
zoom法音道場
ご参加のご希望の方は、ご連絡下さい。
090-7808-2201(鈴木)
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