区立図書館で予約していた1冊が届いた。
『再生力 人生版・野村ノート』
野村克也&田原総一朗 イースト・プレス
野村監督の発言は、随所に記録しておきたいものがある。
《「基本中の基本」は叩いてもやらせる》の項での野村監督の言葉。
スポーツでは、「心・技・体」と昔から言いますけど、精神力や知力など心の強さ、技術テクニック、筋力や体力、この三つどれが欠けてもダメだ、三位一体というか三つのバランスが大事なんだと言う。しかし、やっぱり基礎・基本になるのは体力。すぐにへたばっちゃう体力のままで、いくら精神力が強くてもテクニックが優れていてもダメでしょう。野球でもサッカーでも使いものにならない。だから、汗かいて汗かいて、体を痛めつけて、体に覚えさせる。これも、前に話した原理原則です。単純作業を反復の繰り返しで、体に覚えさせていくってやり方しかないんですよ。人間は一足跳びに頂点へ登れないのだから階段を地道に踏んでいくしかないんです。「焦らず早く」という矛盾との戦いです。
この頃の学校は、この野村監督のいう「基本中の基本」が軽く扱われているように感じる。
きちっと、削った鉛筆を用意していない。
漢字の筆順等の指導が、軽く扱われている。
文字やノートを丁寧に書くことが、軽く扱われている。
etc
また、先日のブログで更新した「心・技・体」が、野村監督も「体・技・心」を主張しているところが嬉しくなる。
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