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吉野秀雄 『あるがままに生きる』

2016年10月31日 22時45分51秒 | 日乗



区立図書館で借りてきて読んでいます。

吉野秀雄著
あるがままに生きる
(株)彌生書房
1990年2月15日 初版発行

本書からの引文です。

唯円房の文章の不思議な力は、その前半に挙げられた親鸞の言葉に負うてゐる。
それがさながら耳に声を聞くごとく活写されてゐることが即ち歎異抄の絶対価値であることは、
改めていふまでもない。
この本の成り立ちは、異義を歎くにあつたのだから、
後半の八ヵ条に執筆が動機はあるだろうが、
わたしなど、いざとなればさういふ問題はどうでもよく、
ただひたすら前半十ヵ条の親鸞の口吻を全身に浴びることによろこびをさづかってゐる者だ。
歎異抄を開いて、冒頭からの親鸞の言葉をつくづく承つていくと、
目の前に髣髴として聖人の像が浮かんでくるのを常とする。
即ち「鏡の御影」のことだ。

ボクも、前半の十ヵ条を、暗誦できるように取り組んでいることろです。(笑)

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