「人の話を聞く」＆「仏願を聞く」

明日（4日）発足する岸田新内閣。
早くも、YAHOOやTV報道では、具体的な閣僚名簿が発表されています。
正式に新内閣が誕生の前のこのような報道は愚行だと考えています。

そうそう、選挙の出口調査も同様。
開票が１％でも「当選確実」の報道。
これも、間違いです。

やはり、プロセスを大事にして結果が決まってからの報道が正道です。

ところで、岸田文雄総裁の “特技”。
「人の話を聞くこと」とご本人の弁。
先ずは、期待したいとは思いますが…　

ボクは、“聞” といいますと、親鸞さまの次の一節を想います。

しかるに『経』に『聞』と言うは、
衆生、仏願の生起（ｼｮｳｷ）・本末（ﾎﾝﾏﾂ）を聞き疑心あることなし。
これを「聞」と曰（ｲ）うなり。

（現代語訳）
ところで、『大無量寿経』には
（「諸有衆生　聞其名号　信心歓喜　乃至一念」）
といわれています。
その「聞」と言われるのは、
わたくしたち衆生が、
阿弥陀仏の本願を起こされたお心とその成就のすがたを聞いて、
疑いの心がないのを「聞」といいます。
～『傍訳　教行信証全書』第一巻～

そうそう、岸田氏は東京生れのようですが、
広島一区が地盤です。

広島は「安芸門徒」の地。

報道では、３Ａ（安倍・麻生・甘利）の影響が報道されてますが、
３Ａの意向を忖度・聞くのではなく、
１Ａ（阿弥陀の本願）を聞いてもらいたいものです。

南無阿弥陀仏