法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

昨夏、アメリカから《くりのみ会》に参加してくれた…

2018年07月12日 22時25分52秒 | 日乗

昨年の始め、アメリカからメールが届いた。
お名前は、Keiren Applebaumさん。
ボクのブログを見てのコンタクト。
韓国ご出身で、日本で26年間生活。
日本の大学を卒業して予備校の経営をされていた。
現在、アメリカで、日本流の坐禅をアメリカで広げることめざして、
翻訳等の活躍をされています。

昨夏、日本の大学時代の恩師の退官記念のエンカウンターグループに参加の目的で来日。
併せ、恐山院代・南直哉師とボクに会うのが目的でした。

来日すぐと、離日のその日にユックリとお話しさせてもらい、
《くりのみ会》にも参加してくれました。

初対面。
自己紹介も程ほどに、二人で「正法眼蔵・現成公案」を音読するするという希有な体験を共有することができました。
初対面であるのですが、本当に昔からの「同行人」のような感じでした。

昨晩のボクのブログに対するコメント。

その二人様の会には私も参加したかったです。

先生と二人だけで音読していた時が懐かしいです。
気がピタリと合った時間でしたね。
私の読む速度に合わせて頂き、
読みながら出てくる難読の漢字には
先生からの読み方の補足がありましたね。

法兄さんとの音読も
息がお互いピッタリあって
川のように自然に流れていたでしょう。

Keirenさんとのやりとりは、また、【落穂拾い】に書かせていただきます。

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3 コメント

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その後 (桂蓮)
2018-07-13 02:50:05
不思議なことに...

先生とのカウンセリング面談は
私の心の荷物を降ろす作業だったかもと
帰国してから自覚できました。

以前の高名な臨床心理士との面談では
私が言ったことの事実が
新たな檻になって
私を束縛していたから
カウンセリングには避けられない重い拘束力があるだろうと思っていました。

だから、先生との面談の前に
その拘束力に振り回される覚悟で挑みましたが、
実際、受けてから
私が言ったことが
私にブーメランになって返ってこなかったです。

それには期待外れの驚きがあり、
時間が経過したら
また新たな拘束力で戻ってくると察していました。

それで暫く様子をみていたのですが、
一年が過ぎても
私の心に言ったことへの重みは
感じ受けることはなかったです。

これらの事実は
今までのカウンセリング経験と
重さや心的負担の面で異なるので、

この事実から言えることは
先生は私の心の重荷を
私が降ろしたかった分だけ降ろし、
その私の重荷を
先生が新たに活用できるように
再利用、つまり
新たな実用的なもに更新して下さったかなと思いました。

一年以上かけた結論なので
科学的な証明は提示きなくても
私の心的負担がないことが
事実として
計るデータになれると思います。



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記事について (桂蓮)
2018-07-13 03:00:16
先生は私の生い立ちを正確に覚えて下さっていますね。
大概の人は、私について
彼ら特有の受け入れ方によって
事実が歪められ
私の元々の歩み方とは別のかたちで覚えていますが、

先生の記憶は
まるで私自身が記録したかのように
正確です。

そのような正確力は
書いてある教えを
我を挟まず、
そのまま音読してきた経験から起因するのでしょうね。

他人の歩みに
解釈する側の個人差を無くして
受け容れることが
(先生には)
無意識的に行われているからでしょう。

『ありがとうございます』との反応は
容易く使えますが、
それは先生に限っては
物足りない感があるので
言わずにそのまま
ありがたく思い続けるようにしようと思いました。

返信する
不思議なはたらき (くりのみ)
2018-07-13 19:19:14
二つのコメント、読ませていただきました。
ありがとうごあいます。
幾つか、感想を書きます。

中期高齢者ですから、記憶力はだんだん落ちてきています。(笑)ただ、有りがたいことは、

①不思議なはたらきで、というよりも、桂蓮さんが声をかけてくれたおかげで、本当に貴重な時空を共有できた、できているということです。
普通、初対面で「現成公案」の音読など、なかなか困難ですヨ。
仏道を共に歩む、同行二人。仏様に感謝!感謝!です。

②今の自分の立ち位置を正直に記しますと、年を重ねるごとに「未熟」を感じますが、若い頃のように悲観・劣等感は抱きません。素直に受容している感じです。
ただ、このような気持ちにさせてもらいるのは、素晴らしい師匠との出会いと仏教の教えをいただいているからだと思います。

③「無量寿経」というお経の中に「仏仏相念」という素敵な言葉があります。ボクも桂蓮も「仏」には中々近づけませんが、「すなお」を大事にしながら、お互いに歩んでいきましょう。

また。
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