法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

行為的直観

2024年04月18日 09時43分00秒 | 毎田周一師の言葉

『毎田周一全集 第四巻』より

称名に於いて私達は自己を見る。
名号といふ真理の鏡に映された自己の姿を見る。
その時映された自己を見るものは、
却って鏡自身であり、真実の自己が見るのである。
称名によって起る内省・自覚は、
そこに映された自己を見ることにょって、
却って私達自身が真実の自己となることである。
真実の自己とは常に見られた自己の側にはなくして、
見る自己の側にある。
今名号といふ真実の自己の鏡に映されて自己を見るとき、
この見る自己が真実の自己であり、
それは鏡自身である。
そしてそれは私達自身である。
これが称名によって起こる内省・自覚といふことであって、
即ち私達が真実の自己となることである。
このようなことが起こるのは、
ひとへに名号が(自覚的真理として)
私達の真実の自己の表現であるからである。
そしてそれが称名されることに、
真実の自覚が起こるといふのも、
行為的直観によって起こるのである。


4月のカウンセリング研究会【くりのみ】のご案内
◆親鸞とカウンセリングコース
 4月20日(土)午後14時~16時

◆道元とカウンセリングコース
 4月26日(金)午後18時30分~20時30分

コメント (2)
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