法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師 「浄土真宗のようこそ」 No102

2020年01月04日 22時31分01秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No102をお届けします。

「曠劫来流転」という言葉は、真宗の人ならよく知られている言葉です。
もともとは善導大師が用いられた言葉ですが…。
そしてこの言葉は、凡夫を徹底的に示す言葉ですが…。
それは凡夫という理解を超えています。
 言わば、善導大師も親鸞聖人も、それまでの理解を超えたのです。
「曠劫来流転」という言葉は、
凡夫でありながら日常の理解を超えた自己が見つめられています。
「曠劫来流転」する存在は、生まれて死ぬだけの人間ではありません。
善導大師も親鸞聖人も、仏道に出遇って世にありながら世を超えているのです。 それが聞法の事実であり、大いなる成果なのです。
仏道に遇うというのは、果てしの無い人間の存在の深みを見出すことです。
空蝉の仮の世を生きても、真実の存在に感動して生きるのです。
仏道は、真宗に限らずともに偉大な事業に参画します。
学ぶ人から始って、やがて世界が呼応する大道。
そういう仏道を、七祖の歴史が物語っている。
そういう本願の一実が生きている仏道を、親鸞は真宗と云いました。

 

1月の法音道場のご案内

◇法音道場in願海庵 1月7日(火) 14日(火) 28日(火)
◇法音道場in東伊豆町稲取 1月20日(月) 21日(火)
◇くりのみ会・親鸞コース 1月25日(土)
◇くりのみ会・道元コース 1月31日(金)

皆さまのお出かけをお待ちしています。

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