大相撲八百長問題がメディアを占領しています。
この占領の最中に、重要な課題が報道されることもなく進行することが心配ですね。
今日の日経新聞のコラムに、日本将棋連盟会長米長邦雄の言葉が引用されていました。
「自分には勝ち負けに意味がない消火試合でも、相手にとっては大一番のときこそ全力で勝ちにいく」と。
勝負師の心構えとして、見事なお言葉です。
さて、大相撲に戻りますと、多くの国民の皆さんが暗々裏に「八百長」の存在を承知していたのではないでしょうか!
日本には、「武士の情け」という言葉もあるように、純粋に「勝ち負け」だけでなく、ある種の「人情」「落としどころ」etc
を勘案して「よきにはからう」ところもあります。
相撲は、米長さんがいうところ将棋道の勝敗とはまた少し違った文化のようにも思います。
要は、お金のやりとり暴力団との問題。
そして急速な情報化時代の進歩と、これまでの古い体質を引きずった相撲界のギャップが顕在したのでしょう。
そこで、提案。
①公益法人をはずす。
②年4回の本場所の開催と、本場所以外は部屋別の地方巡業とを並立させる。
③本場所は、サッカ-のJ1 J2のような組織して、ガチンコ勝負。勝率によって賞金を明示して真剣勝負の場にする。
④地方巡業は、これまで通りご贔屓の存在もありで、星のやりとりも認める。相撲取りも観客も「おおらかに」相撲を楽しむ。
野次馬的な発言ですが、真剣勝負(本場所)と八百長もありの巡業(興行・花相撲)の2層に分けたところがミソです。