法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「無血の平成維新」

2009年10月26日 23時07分38秒 | 日乗

今日は仕事に出かけなかったので、鳩山首相の所信表明演説を聞いた。

最近の首相の所信表明演説と比べると随分時間をかけ自分の言葉で語り、私としては好感をもった。
ただ、この所信をどのような優先順位で実現するのか大問題である。

今回の演説では、首相の直接経験が言語化されていた箇所がいくつかあった。
その中で、チョーク工場でのエピソード紹介は特に印象に残った。

読売新聞から引用する。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091026-OYT1T00760.htm

人の笑顔がわが歓び

 先日、訪問させていただいたあるチョーク工場のお話を申し上げます。

 創業者である社長は、昭和34年の秋に、近所の養護学校の先生から頼まれて2人の卒業生を仮採用しました。毎日昼食のベルが鳴っても仕事をやめない2人に、女性工員たちは「彼女たちは私たちの娘みたいなもの。私たちが面倒みるから就職させてやってください」と懇願したそうです。そして、次の年も、また次の年も、養護学校からの採用が続きました。

 ある年、とある会でお寺のご住職が、その社長の隣に座られました。

 社長はご住職に質問しました。

 「文字も数も読めない子どもたちです。施設にいた方がきっと幸せなのに、なぜ満員電車に揺られながら毎日遅れもせずに来て、一生懸命働くのでしょう?」

 ご住職はこうおっしゃったそうです。

 「ものやお金があれば幸せだと思いますか」。続いて、「人間の究極の幸せは四つです。愛されること、ほめられること、役に立つこと、必要とされること。働くことによって愛以外の三つの幸せが得られるのです」

 「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」、これは社長の実体験を踏まえた感想です。

 このチョーク工場は、従業員のうち7割が「障がい」という「試練」を与えられた、いわば「チャレンジド」の方々によって構成されていますが、粉の飛びにくい、いわゆるダストレスチョークでは、全国的に有名なリーディングカンパニーになっているそうです。障がいを持った方たちも、あるいは高齢者も、難病の患者さんも、人間は、人に評価され、感謝され、必要とされてこそ幸せを感じるということを、この逸話は物語っているのではないでしょうか。

私は、これからの日本は、「経済大国から質実国家へ」チェンジすることが大事だと考えている。
その実現のためには、国民が仏教の勉強をすることが一番の早道ですよね。

 

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