法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

『ニホンミツバチが日本の農業を救う』

2009年06月23日 23時48分11秒 | 日乗

最近のニュースで、ミツバチの減少のことが報道されている。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090403/biz0904031134004-n1.htm

 

先日、法事で伊豆に帰ったところ、養蜂業に取り組んでいる叔父たちもそのことを話していた。
伊豆の養蜂は、みかんの花の蜜が中心である。

 

先日、図書館に出かけたら、新刊コーナーに次の一冊があったので借りてきた。

『ニホンミツバチが日本の農業を救う』
 久志 冨士男著 (株)高文研 発行  2009年6月1日第1刷発行

著者の久志さんは、高校の英語の教師で、在職時代からニホンミツバチを飼い始め、退職してからニホンミツバチの生態研究を始めた方だそうだ。

あとがきで、2007年にミツバチに関わる国際会議でオーストラリアに出かけた時のことを報告している。
それによると、地球温暖化により、オーストラリアの養蜂業が壊滅的な状況にあること。さらに、養蜂業だけでなく小麦の生産農家も崩壊の状況であることを報告している。

日本の農家が、コシヒカリを中国の富裕層向けに栽培することを批判し、まずい米でも米の大量生産・備蓄を提唱している。

 

日本の農業問題や養蜂業に関心のある方にお勧めの一冊。
もちろん、全ての日本人向けの食糧問題を問う一冊でもある。

 

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