今朝の朝日新聞に、長野県上田市にある「無言館」の石礎(いしじ)「記憶のパレット」に赤いペンキがかけられてから1ヶ月。館主の窪島さんは、あえてペンキの一部を残して修復したとの記事が目に止まった。
無言館は、数年前の夏休み、大雨の中を訪ねたことがあります。 途中で道を迷い、「無言館」に到着したのは閉館の直前。事情を話すと、閉館を延ばしてくれ見学させてくれました。展示された作品はもちろんですが、スタッフの温かい配慮が思い出されます。 犯人は、まだ逮捕されていないようですが、本当に悲しい事件であります。
ところで、記事の最後で、窪島さんは次のように語っています。
「人はどう生きるか。人を愛するということはどういうことか。無言館が伝える、そんな根源的なことを、私たちはもう一度思い出す時ではないでしょうか」