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法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

一瞬の閃き

2012年11月27日 23時43分59秒 | 毎田周一師の言葉

毎田周一師の言葉をお届けします。(『毎田周一全集・第十一巻』より)

 


一瞬の閃き

 人間の転回といふものは、ほんの微かな、一寸した、微妙な、一瞬の閃きである。
 決して巨大な行を重ねていった結果といふようなものではない。その一瞬の閃きとはどういうことであるか。   例へば、「あゝ、私は駄目だな」といふやうなことである。
 一瞬、私が駄目になる、この経験を持ち得たか否かが、転回の有無である。この転回によって、私達は頭が下がる有難さを味ひ、謙虚の意味を知るようになる。この時から自己中心の窮屈な世界の秩序が破壊されて、世界が世界そのものとして動いてゆく、大らかな、悠々たる境涯が転回してくる。
 そして焦りもしなければ、急ぎもしない、物を物自身の自然に委せておくことが出来る心のゆとりと、胸の広さが次第にわがものとなつてゆく。   道元禅師は、布施について「自を自にほどこし、他を他にほどこすなり」といはれたが、それはひとたび、自己の抹消された人の境涯であろう。

独立人 昭和29年5月号

 

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教育とは

2012年11月15日 22時45分50秒 | 毎田周一師の言葉

教育とは
人の欠点を直すことだと
思ってゐる人がある

人の欠点が直るものだと
思っている人がある

自分が
欠点の固まりだということを
知らない人がある

だから世の中は和やかだ
だから世の中はお目出度い

 

毎田周一全集 第十巻より

 

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毎田周一の言葉

2012年07月18日 23時11分44秒 | 毎田周一師の言葉

毎田周一 『大雪山』巻頭言の言葉からの紹介です。

 

国を支えるもの

日本の国をほんとうに
支えてくれているのは誰か
それは指導者ではない
名も知れぬ母達なのだ

例えば一つの小学校を
支えてくれているものは
校長でも教頭でもない
一人の忠実な小使いさんなのだ
この事実を知って
私達の世界観は一変する
あれではなくてこれなのだ
正に却下を照顧せよだ

十七条憲法の実践とは
何事でもない唯念仏だ
人知れず念仏して行く人に
この国は支えられている

昭和33・12月 第48号

 

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天地悠々

2012年04月22日 20時50分34秒 | 毎田周一師の言葉

これから、時々になりますが、毎田周一さんの言葉を紹介しようと思います。

天地悠々

念仏の最大の特質は
その易行にある
そしてそれが真理の
表現であること

正に鬼に金棒である
鬼とは易行金棒とは真理
だから念仏一つで
天下を横行する

全仏教はつづまつて
六字の名号にある
仏教が世界を救ふとは
念仏がひろまること

解る人には解るし
解らぬ人には解らない
悠々天地のこと
ひとは夫々の道を行く

 

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