私が物心ついた頃、いつも、
ウールの着物の上に割烹着を羽織り、台所に立つ母の背中にまとわりついていた。
当時の母にとって着物は決して特別なものではなかった。
掃除をするとき、近くに買い物に行くとき、幼い私をあやす時、
そして店に立つ時(商売をしていたので)、
当たり前のように、日常としての着物を着てあれこれと動き回っていた。
その着物はもちろん高級なものではなく、綿やウール素材。
幼すぎてよく覚えてはいないが、
多分それらの普段着物は母が自宅で洗濯していたのだろう。
特別な日にもやはり母は着物姿だった。幼稚園の入園、卒園、小、中、高校の入学式、卒業式はもちろん、親族の慶弔事も、付け下げや留袖の上に
紋付の羽織を着た母の姿が思い浮かぶ。
それは決して、私の母に限った事ではなかった。
当時のアルバムをめくって見ると、ほとんどのお母さんは
行事の際には着物を着用していたようだ。
いつの頃からか、世間から着物姿が消えていくのと呼応するかのように、
母もすっかり洋服の人になってしまった。
親族の結婚式でさえ、「洋服のほうが手軽だから」と、
着物を着ることはすっかりなくなった。
そんな母が若い頃身につけていたウールの着物3枚。
母に代わって私が袖を通すことになりそうだ。
ウールとしては、当時でも珍しい柄だった、という。
黒地にユニークな柄のもの↓
朱赤にぼんやり花模様のウールは今の季節にピッタリ↓
袖を通してみた。朱赤は大丈夫。黒地は身丈が少し短いが
腰紐の位置をずらすことで何とか解消しそう
問題はこれ↓
身幅は足りるのだが、裄が短い。左右から腕がニョッキリと出てしまう。
どうする
専門家にお願いして裄を出すか
それとも
自分で出す
単だし、本を見ながらやれば私でも出来るかも・・・・
結構たくさんいるのだ。裄だしを自力で行う着物仲間
う~ん
問題は超不器用なことと腰が象さんのように重いこと。
完成の日が限りな~く遠くなるのは目に見えてます
ウールの着物の上に割烹着を羽織り、台所に立つ母の背中にまとわりついていた。
当時の母にとって着物は決して特別なものではなかった。
掃除をするとき、近くに買い物に行くとき、幼い私をあやす時、
そして店に立つ時(商売をしていたので)、
当たり前のように、日常としての着物を着てあれこれと動き回っていた。
その着物はもちろん高級なものではなく、綿やウール素材。
幼すぎてよく覚えてはいないが、
多分それらの普段着物は母が自宅で洗濯していたのだろう。
特別な日にもやはり母は着物姿だった。幼稚園の入園、卒園、小、中、高校の入学式、卒業式はもちろん、親族の慶弔事も、付け下げや留袖の上に
紋付の羽織を着た母の姿が思い浮かぶ。
それは決して、私の母に限った事ではなかった。
当時のアルバムをめくって見ると、ほとんどのお母さんは
行事の際には着物を着用していたようだ。
いつの頃からか、世間から着物姿が消えていくのと呼応するかのように、
母もすっかり洋服の人になってしまった。
親族の結婚式でさえ、「洋服のほうが手軽だから」と、
着物を着ることはすっかりなくなった。
そんな母が若い頃身につけていたウールの着物3枚。
母に代わって私が袖を通すことになりそうだ。
ウールとしては、当時でも珍しい柄だった、という。
黒地にユニークな柄のもの↓
朱赤にぼんやり花模様のウールは今の季節にピッタリ↓
袖を通してみた。朱赤は大丈夫。黒地は身丈が少し短いが
腰紐の位置をずらすことで何とか解消しそう
問題はこれ↓
身幅は足りるのだが、裄が短い。左右から腕がニョッキリと出てしまう。
どうする
専門家にお願いして裄を出すか
それとも
自分で出す
単だし、本を見ながらやれば私でも出来るかも・・・・
結構たくさんいるのだ。裄だしを自力で行う着物仲間
う~ん
問題は超不器用なことと腰が象さんのように重いこと。
完成の日が限りな~く遠くなるのは目に見えてます
素敵じゃないですか!!
どんな帯合わせるか,楽しい悩みが増えましたね。
裄出し,私もどうするか悩みました。
和裁してるお姑さんに一枚頼んで,もう一枚は仕方を習って自分でしようと説明聞いてたら,聞いてる途中に「やーめーたー。そんなの無理ー」となってしまって。
明らかにやる気がなくなった顔してたのか,もう一枚もしてもらえました。
・・・計算?違いますよ!
とうとう登場ですね・・・裄の短いウールの単衣ですねっ
とってもすてきな柄です~
お勤めされていると時間がなかなかないですよね。
わ・・・和裁の経験のある方~!こちらに是非書き込みおねがいしまーーーーす!
私も母の袷の着物裄が短いんですが、それはどうしたら・・・・・
くりくりさんのお母さんは着物大好きだったんですね~・・・。うちのおばあちゃんも着物大好きらしくて今でも毎年のように誂えているみたいですが、結局一度も着ていないものばかりのようです。着るのがめんどくさいんですって!わぉ。
わたし、このあいだのお直しで針、一本折りました・・・・
ちなみに手も刺しまくりでした・・・。
身近に和裁されてる方がいらっしゃるなんて
優しいお姑さんですね。
これはお言葉に甘えるしかありません
裄出しはリサイクル着物中心のキモラーには、絶対に避けられない問題ですネ
私は絶対出来ないけど、けーこぽんさん、
またまた勢いでやっちゃいます?
やみくも着物のなごみさんが
以前袷の裄だしに挑戦されてましたよ↓
http://blog.goo.ne.jp/nagomikenkyusho/e/eed66e5c30f11d6efcbd9ffe4979383e
私、見てたら頭こんがらがりますねん
み・・・見てきました。すごいですねぇ、なごみさん。色々手作りされてたのは知ってたんですが、お直しもされてますよね~・・・。やっぱりその着物に対しての情熱が違うのかしら・・・
いや、私も着たいんですけどね。
母に貰った着物は全部裄が足らずに腕ニョキですから。。。
母のピンクの色無地も、やはり裄が短かったのです。
あと、袖丈が5センチくらい長く、襦袢と合わないのでした・・・。
ちょうどよければ七五三(喪中なんで写真だけでも・・・)に着て行きたかったのに・・・。
母もすごい人(いろーんな意味で)なんで
「写真だけなら、お太鼓できんでも、いいやない?最悪、脇ではさむだけでも。後ろはだら~んってなっててもいいやん。半巾でもわからんし~。」
と言ってますし。す・・・すごい人です。
毎日お太鼓を練習して、発覚したことが!
わたし、お太鼓を大きく作りすぎていたみたいでした。。。。
今日こそがんばるぞ~。
訪問着、ほしいです~っ!
なごみさんと共通されてるようなので、
勢いでやっちゃうかと
やっぱ無理ですか~
なごみさん、とうとう本格的に和裁習われるみたいですよ
私は根本的に超不器用人間なので、手縫いは無理
半襟縫うのも大嫌いだもの
訪問着、持ってるけどまだ一度も着てません。
子供さんの行事関係で着られる機会はありそうですね
訪問着って出番ないですかね?やっぱり。。。
ほしいんですが、うちも来年の入学式に着て、次に着るのは六年後・・・?ぎゃ~もったいない・・・。
半衿はどなたかのブログで両面テープでつけちゃうって方がいましたよ。今度やってみようかな。
なごみさん、なんでも意欲的ですごいですよね~。
和裁情報を楽しみにしてます。
近所で和裁教室やっているので月謝とか聞いてみようかな、と思っています・・・聞くだけですが。
ほんと、ピンポイントで「袷の裄出し」と「袖丈の直し方」だけ教えてくれるとこないかしら~・・・
裄だしは経験ありますが
かなりめんどうです
縫うより
お袖とる作業が大変でした
だって生地いためないように注意しながら
自分でもよくやったと思いますもの
裄だししても前の縫い目と線が気になりませんか?
私は気になりました
今はやりたくない
って感じです
絶対大変ですよね 裄出し。
私の性格だと、特に無理そう・・・
他の2枚のウールも裄短めなんです。
でも残る一枚は許容範囲を遥かに超えた短さ
そのままで着る事には躊躇します
どうすっべかな~
お友達や親族の結婚式などに着られたら良いと思いますよ~
要は、着る機会を自分で作ることですね。
訪問着だと、フォーマル感が増すので、
もう少し場面を増やしたいのなら、
色無地は如何でしょうか
帯や小物によって、カジュアルからフォーマルまで幅広く着ることが出来るので重宝するはず
紋を入れると格も上がるし、落ち着いた色を選べば、黒い帯で喪席にも着て行けますよ~