酷すぎる・・・（涙）

今日のYahooのニューストピ

「中国で狂犬病対策として５万匹の犬を処分」
・・・・

狂犬病で死者が出たため、雲南省当局が処分に乗り出したそうです。

「この仔は家族の一員だから助けて」
と泣いて懇願する飼い主の目の前で、当局の担当者は
こん棒で殴り殺したって。

中国では、犬を飼うための規制が非常に厳しくて、
多くの税金を課せられている、とは聞いたことがありました。
しかし近年のペットブームで、最近その規制が緩和されたので、
ますます都市部で犬を飼う人が増えるだろうと、つい最近何かで読みました。

先日の福岡アジア映画祭でも「わが家の犬は世界一」という
中国映画が上映されたし、
ペットへの認識も随分変わったと思っていた矢先です。

どうしてなの

なぜそんな残酷なことが出来るの?

いくら死者が出たからってすべての犬が病気にかかってるわけではないし、
まして、ワクチン摂取を徹底させるとか、
飼い主のモラルを向上させるための周知とか、
先にやるべきことはあったはず・・・

犬はね・・・・
ただただ飼い主のそばにいたいだけなんです
それだけで彼らは幸せなんです

彼らは愛され可愛がられるためだけにこの世に存在するのだから・・・

愛することの、与えることの幸せを
短い一生の間に
私たち人間に教えてくれる・・・

それが彼ら・・・・

ここでは政治的な事は書きたくないけど
中国はまだまだ人権が十分保障されているとは言い難い国。
（天安門事件のあの戦車のシーンは未だに記憶に残ってます）
まして、犬の生存権なんて望むほうが無理というものかもしれませんが・・・

何の力も無い自分が悲しい
悔しい

信じていた人間に無残に殺された
犬たちが哀れです

そして何よりも目の前で愛する犬たちを殴り殺された
飼い主さんの心情を思うと、
自分に置き換えて涙が出てきます。
私なら気が狂う・・・

中には家族と離れて孤独に寂しく暮らしていた
老人の心を慰めていた仔もいたでしょう。
その老人の心の傷は一生癒えることは無いはず


せめてせめて、
殺された５万匹の魂が
痛みも苦しみも無い虹の橋のたもとに飛んでいき、
幸せに暮らしていくことを祈るだけです。

でもあの子達は今も
人間を愛しているんだろうな。

そして虹の橋のたもとでいつの日か
大好きな飼い主に会える日を首を長くして待っているのだと思います。