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デコの里のあゆみ・・・5  なぜ利用者に注目されるようになったのか 

2011-01-18 | 健康と医療高知
9年目を迎えた デコの里のあゆみ

~誰が! 今のデコの里を想像することができたか~



デコの里のあゆみ・・・4 "心のオアシス" デコの里③
デコの里のあゆみ・・・3 "心のオアシス" デコの里②
デコの里のあゆみ・・・2 "心のオアシス" デコの里①
デコの里のあゆみ・・・1 開設の動機と創設期


3、 なぜ利用者に注目されるようになったのか


(1) 良い講師、良いボランティアに恵まれたこと

  デコの里の特色は何と言っても各種生きがい教室です。その教室を支えていただいている講師の先生方の情熱、パワーは半端ではありません。ともかくどの教室を見ても皆な楽しそうにやっています。

ワイワイガヤガヤと!デコの里には特別に教室の講師以外はボランティアの登録はしておりません。その都度その場面で必要に応じて利用者に声がけしています。指名された方は気軽に手伝ってくれます。

(2) 送迎サービスをしていること

  私が最初デコの里を立ち上げる時利用してもらいたいと思った対象者は、介護保険予備軍の方でした。つまり家に閉じこもりがちになってきた方達でした。

この考え方は結果的に的中しました。おそらく送迎サービスをしていなかったらこれ程の拡がりはなかったと思います。今では90パーセント近くの方が送迎車を利用しています。


(3) 利用者本位の運営(利用者と同じ目線で)

利用者が少しでも運営に参画しているという意識をもってもらいたいのと、施設の一方的押し付けでない行事計画にしたいという気持ちで、月1回デコの里からお願いした利用者で構成した『世話人会』を開催し、翌月行事について忌憚のない意見を聞いています。

皆で決めた行事予定表は各世話人がそれぞれの地区に持ち帰り、デコの里利用者に配布していただいております。


(4) サービスに選択肢を

 人には十人十色それぞれの顔があるように趣味や楽しみ方や生活歴も違います。デコの里利用者は自分がやりたいことを自分で選択して参加するため、大なり小なり目的意識をもっており、開放的でとても楽しい様子です。(但し家族の希望で毎日お預かりしている人は、職員が週間プログラムに添って対応しています。)


(5) 職員、利用者は家族の絆で

デコの里へ来る方は、すでに送迎車の中からテンションがあがっており、終日笑い声が絶えません。その声はやかましいぐらい大声で、よく笑いよくしゃべります。デコの里はなぜか他人行儀なところがなく、家族の様な絆で結ばれているようです。

今、核家族化が進行している中で、最高齢97歳の長老がいてその周りにたくさんの子供達がいる、まさにデコの里一家といっても過言でありません。


(平成21年2月16日 香南市ボランティアハート交流会講演資料より)


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