門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

金生山再訪〜2018.03.04フズリナ拾い〜

2018年03月07日 | 古生物学・地学

 本日の目的地は大垣市スイトピアセンターでした。が、金生山を間近に見て息子たちが素通りできるわけもなく、こりずに再訪。かつては「赤坂世(赤坂統)」=ペルム紀中期の国際標準地の一つとされていたこともある※この地、全山が化石でできていると言っても過言ではないほどの化石の産地なのですが、同時に日本有数の石灰鉱山でもあるため、当然採掘禁止。でも大垣市金生山化石館の方に「お子さんが道端の石を拾うくらいなら大丈夫ですよ。(当たり前ですが寺社や私有地のは絶対ダメ。)」と言っていただけたのでこれ幸いと道端で化石探し。・・・あるんです、これが。転石(というか、撒かれた砕石?)ですので研究用には使えないのでしょうが、息子たちの化石熱を満足させるには十分すぎる代物です。ただ、あまりに化石探しに熱中しすぎて(=欲張りすぎて)道端で拾うのまで禁止になっては困るので、お持ち帰り分はある程度本人たちに選別させてみました。クリーニングが楽しみです。

上の写真左にあるような風化した石ばかりかと思っていたら、意外に断面が新鮮な石もありました。

    山腹にある金生山神社。ここでは観察のみ!当然ですが石などの持ち出しは禁止です。

 

 現在は中国に典型的な地層が発見され、地質年表から「赤坂世」の名は消えている。

 

参考:公益財団法人大垣市文化事業団サイト金生山化石館

   2017.07 化石館だより7月号 No.75 


ちまちま訳していたら、日本語論文もあった〜名古屋大学公開論文〜

2018年03月06日 | 古生物学・地学

 先日ダウンロードしたエディアカラ期の巣穴化石に関する論文、さすがに小学生にそのまま手渡すのは酷かと思い、ちまちま訳しておりました。予想はしていたけれど、辞書ではこう表現されているものの学術用語ではもっと違う言い回しがあるよね多分、という語が多々あり、手持ちの辞書ではラチがあかない!のでネットで検索しておりましたら、日本語論文の公開もされていました。・・・この2日間の作業は自分の錆び付いた頭のトレーニングになったと思おう、うん。

 

参考:名古屋大学プレスリリース「5億5千万年前の生物進化に関わる世界最古の巣穴化石発見!」

   ↑ 2018.03.01 名大環境学地惑系(公式)ツイッターより


世界最古の巣穴化石発見〜大路樹生氏他 THE ROYAL SOCIETY PUBLISHING〜

2018年03月04日 | 古生物学・地学

 ツイートをチラ見していたら息子その1が好きそうな公開論文を発見、思わずダウンロードしてしまいましたが、日本語ではありません。。。幸い英文だし、英語論文に慣れるためににどうよ?ってこのまま渡しちゃおうかなあ。

 

参考:THE ROYAL SOCIETY  内 ROYAL SOCIETY OPEN SCIENCE

 

 


息子その2の標本作り〜カメムシ編〜

2018年03月03日 | 生物

今日は3か月ほど放置されていたカメムシの標本作りだそうです。他にもハチやらカマキリやらいろいろスタンバイしてるんですが、最終形態(標本箱の中におさまる形)まで持っていけるのかなあ。