門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

野外恐竜博物館〜2017.10.09福井県立恐竜博物館〜

2017年10月25日 | 古生物学・地学

 2017年は11月5日まで、化石発掘体験付きで勝山市内の恐竜発掘場所見学バスツアーがあります。題して野外恐竜博物館。数年前は今のようにツアーも組まれておらず、現場に向かう道も(一本道ですが)わかりにくかったので、方向音痴なくらげびとは対岸から覗いていたものですが、現在は解説付きでラクラク発掘現場のそばまで行けます。

 まずは恐竜博物館前の発着場から3台の専用バスに分乗し、恐竜についての話を聞きながら道を進むと、日本でここだけという福井産恐竜の警戒標識が出てきます。また新種が出たら追加されていくんでしょうか(場所がないと思われます)。そしてこの道は公道なのでしょうか(=どこのお役所が設置を認可したのか気になります)。

               

 さて、バスから降りると3台のバスに乗車したメンバー全体で4つの班に分かれ、順繰りに見学&体験していきます。くらげびとたちはまず発掘成果の展示場からでした。建物に入ると足跡化石がドーンとあります。大きいです。

 この周りの壁に発掘から展示までの流れや発掘の経過などがパネル展示され、ケース内には化石が展示されています。 

 二枚貝や巻貝、植物の化石が綺麗に並んでいます。 発掘体験のために石の色をよく見ておくようにスタッフさんにアドバイスを受け、息子たち真剣に展示に見入っております。

 次は観察広場で発掘現場について説明を受けます(冒頭の写真の場所です)。一番最初に見つかったワニの化石があった地層はかなり下の方でした。水平方向には近いとはいえ、垂直方向にはかなり隔たりがあると思うのですが、よく恐竜を掘り当てたなあ、、、と素人考えで思ってしまいます。

 そして体験上の諸注意や説明を受け、いざ発掘体験。

  かなり広いスペースに岩石が運び込まれており、ここで思い思いに化石を探します。といっても皆様石を割ることに熱中するあまり化石はあまり発見できない様子。いや、語弊がありますね。化石自体は見つかるのです。葉っぱなんかは石の表面にかなり見えていますし、二枚貝もそれなりに、、、。でも、欠けのない完全な形となると途端にハードルが上がります。やはり欲しいですよね、綺麗なの。うーん、難しい。。。そうこうするうちにスタッフさんが石もろくに割れない息子その3のために化石を探してくださいました。ひょいと石をつまんで、、、はい、巻貝!さすがプロ、早いです。息子その1とその2はそれなりにお持ち帰り用の石を決めたようですが化石の位置が微妙、、、クリーニング、、、できるかなあ。

 



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