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公暁 鎌倉殿になり損ねた男 矢代仁 氏 著作  追記あり

2021-06-23 | 雑記

【公暁 鎌倉殿になり損ねた男】 矢代仁 氏 著作

https://www.amazon.co.jp/%E5%85%AC%E6%9A%81%E2%80%95%E9%8E%8C%E5%80%89%E6%AE%BF%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E6%90%8D%E3%81%AD%E3%81%9F%E7%94%B7-%E7%9F%A2%E4%BB%A3%E4%BB%81-ebook/dp/B01C5RROJA/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%85%AC%E6%9A%81+%E9%8E%8C%E5%80%89%E6%AE%BF%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E6%90%8D%E3%81%AD%E3%81%9F%E7%94%B7&qid=1624345069&s=books&sr=1-1

 

書店に直に「この本が欲しい!」と連絡を入れますと1400円+税金=1540円で購入できます。(送料かまたは書店までの交通費はかかりますが)

いま倉庫にあるこの本は、汚れ・カバー無なのだそうです。

(電話口でなるべくきれいな本をお願いしますと一言入れて置くと良いかと思います。)

しかし、内容に変わりはありません。

amazonで三万円とありますので、、、、

 

 

皆様へ ~ 大変に触発される本と思います!!

 

 

以下は、この本を読んで思ったことを書き連ねていく。

===*===

私にとっても「公暁」は気になる存在である。

というのも、その母が足助氏であるかもしれず、、、

また、近いところに中原氏が関わっていたかもしれないからである。

源義仲の乳父母が中原兼遠であったように。

源範頼の執事的存在であった中原康貞・重能もいたように。

サポート役としてどこかにいたような気がしている。

 

コメントをいただいたので、再度この本を読みなおしている。

まだまだ解明されていない人物のオンパレードであり、興味は尽きない。

この周辺にご興味がおありの方々は、是非!! 

 

①公卿の後見人であった備中阿闍梨宅の備中阿闍梨とは何方? 栄西のことなのだろうか? (栄西は1215年に歿している。)

邸宅が残っており、誰かがそこを守っていたのかもしれない。

其の後の譲り渡し?の件から三条家とつながりがありそうなので、公暁の師であった公胤のことだったのだろうか?

実朝の首を持った公卿に食事を提供していることからも、日ごろから出入りをしていたお宅だったのではないだろうか?

 

その事件後、乳父母の立場であった三浦義村は登場せずに長尾新六景定景が公暁の追手として派遣される。

②この長尾定景は三浦氏の家人となっており、本によっては渋々と公暁を誅しに赴いているようにも書かれている。

wikipediaには長尾定景に関して「初代当主・長尾景弘の子として誕生。治承4年(1180年)、源頼朝が挙兵すると兄・新五郎為宗及び従兄弟の大庭景親・俣野景久と共に平家方に加わり、石橋山の戦いで抗戦する。」とあり、大庭氏と仲間であった点が今後に関係しそうである。

 

===*===

公暁の計画が失敗に終わり奉幣の為伊勢神宮へ赴いていた白川左衛門尉義典が自害する。

この「白川」はどこから来た白川だろうか?

③足助重長の娘が母と云う説を取ると、重長の兄弟に「白川重義」がおり、飛騨国大野郡白川村のことのようである。(現在の白川郷)

もしも白川重義の方の白川とすると… 公暁と従兄弟となるはずである。

が、伊勢神宮に奉幣に赴いていることから、やはり伊勢と関係の深い白川氏の方と思われる。

 

④土岐光衡の妻も宣能卿娘 白川局 となっている。

今回調べてみると時代はわからなかったが、系図纂要別巻に大中臣宣能の記載がある様であるし、またGooglebooks には中臣系図の中に

中臣宣能の記載があった。

比留四郎宣能という記載もあった。こちらの中臣の方は長元二年(1029年)に云々とあり、同名ではあるが別人と思うのだが、

系図纂要の別巻に大中臣(比留)と書かれているようで、どこか混乱しているのかもしれない。

 

とすると「大中臣氏」かも知れない。大中臣であるならば、伊勢神宮に奉幣も充分に違和感なくあり得る。

 

紀氏系図にも居た! 宣能! しかも同じ系図内に「栄西」その弟に「重源」がいる。

この二人兄弟だったのだ。驚き・・・

源頼政の周辺には紀氏が多い!

===*===

と、本を少しめくっただけで、次から次へと考えが巡り考えさせられるので、自分一人で悶々と考えているよりも良い!のである。

これから大河ドラマでも

鎌倉時代がやってくるそうなので、深堀したい方は、書店にお電話してみてください!!!

 

 

 

 

 

 

 

 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (木方)
2021-06-24 19:25:39
なんかとても熱量感じましたよ。
公暁も歴史ではさっらっとしか出てこないですけど、私もこの前気になったんですよね。名前からしてもその後の運命にしても。行動の理由も色々と思う所もありますね。
栄西さんの宗派は出会う比率が高くなってきてます。ですが私のワークは鎌倉より前に当分はしておきますね。
ただ重源さんと聞くとちょっと気になります。
色んな方の色んなお話が化学反応起こしてより楽しくなりそうですね。
返信する
紀氏の中に、しかも兄弟! (kunorikunori)
2021-06-24 19:35:12
木方様

栄西と重源、不思議ですね。
でも、今までどこにも書かれていなかったような…

栄西のwikipediaに
「『紀氏系図』(『続群書類従』本)には異説として紀季重の子で重源の弟とする説を載せているが、これは重源が吉備津宮の再興に尽くしたことや、重源が務めていた東大寺勧進職を栄西が継いだことから生じた説であり、史実ではないと考えられている。 」とあり、史実ではないかもしれませんが、史実ならば、面白いですね。

二人の父の紀季重、気になります。
返信する
Unknown (木方)
2021-06-26 11:03:44
重源さんは以前から興味あるんですよね、びっくりしました。間違いなく鎌倉とも関係するベースがあるんでしょうね。
それからこれは個人的な統計なんですけど、ネット等では両方の意見が書かれている事がやはりあるんですけど作者の意図を深読みすると書く事は強調であり史実じゃないとされているとか書く事ってどうも引っかかるんですよね。作品は音楽であれ仏像であれ文学であれグレーゾーンがありそれを観る方が余白をその人ごとの経験で当てはめて共感や感動をもたらす物なんです。
だから史実であれば確実に明確に書いて良いはず。そこにあえてそれを追加すると素直な方ほど誘導されるのでグレーなのかなあ?って強調しているので頭のは史実よりも優先度が下がってきっちゃうんですよね。
けどそれを深読みするとそう思われたくないのかな?とも考えられるので逆に目に付きやすい目印みたいに思う事が多いですよ。wikiでは履歴等も前後で分かるんでヒントとして考える事も出来ると思います。
ただこれは文字上のことなのでどうにでも考える自由はあるので好みと直感で判断していいのではないかな?とは思います。有名人物が兄弟ってびっくりですよね、逆に不思議なくらいなので興味持ちますが、ちゃんと文献上で調べて考える方がこちらのプログのようにいるのでありがたいです。その他気になる方が調べるのが一番確率高いようにも思いますね。

なので私は物にこだわって考えています。
出来ない物が存在するわけもなく出来る技術があるのでしょうし、その存在を知らないとそこにないはずで物が一人で移動するわけもなくですので。

今気になっているのが鈴、鈴を見る機会があってそこから帯に付いた物、単独で出た物、鏡の周りに付いている物、そして幡みたいな物に付いている物と出会ってます。もちろん舶来の物もあるでしょうけど出てくるのであれば作れる方がいた可能性と意味合いも気になります。

もう一個が鞍とあぶみだったかな?これもどうも日本古いようなんですよね。それまで鞍とあぶみなしだと困るから物が生まれているはずで当然技術が無いと無理なはずです。馬自体の関わりは個人的にもありそうなので馬との日本の接点の始発が気になります。

物が出たら作られる技術があったはず、それが他の所にないなんて凄いですよね。製塩土器も含めて日本中ワクワしています。

コロナでも知識をつける事はいくらでも出来る時代って本当ありがたいですよね。色んな方がそれぞれの興味と好奇心を移動出来る前にしておくと安全でちょっと早まって面白いことが分かるかもしれませんよね。
鈴で祓いになるといいなあ。
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