Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

日本のハロウィンパーティー~小学校の英会話の授業にて

2009-11-02 | 日本の教育一般
10月31日がハロウィンだったので、先週は日本でもハロウィンパーティーがあちこちで見られた。私が教えている小学校の英会話の授業でもALTとともににハロウィンパーティーを企画して、子供たちとトリック・オア・トリートを楽しんだ。

私が教えている6年生は5クラスあるので、2クラス合体の授業を2クラス行い、後は1クラスで、午前中ぶっ通しで3クラスのハロウインパーティー。さすがに、とりしきったALTも補助する私もくたくた。ALTの声はかれてしまったのではないかと思うぐらいの盛り上がり。

さて、仮装をしないと宣言していたALTのオスカーであったが、前日電話で「君が(仮装することを)あまりに頼むので、やはり気が変わった。何になるかはシークレット(秘密)これは、かなり高くつくぜ!」と言い放つ。「なんだよ!やらないといっておきながら・・・」とその気の変わりようにとまどいながらも、やっぱりALTが仮装しなくちゃ、私たちも仮装しがいがないとほっとする。ボリビア人のオスカーの話では、ハロウインに大々的に仮装する国というのは、アメリカぐらいだという。後日、オスカーが参加した研修授業でALTたちに聞くと、仮装したのは、自分1人だったというから、いかに外国人で仮装する人が少ないのかがわかる。アメリカでは、先生たちも子供たちも仮装する。大人だって、大学教授だって仮装を楽しむ。ハロウィンはとんでもない仮装でも許される特別な日。でも、他の国は違うんだなあ。勿論、アメリカ人だって、宗教上の理由で、仮装しない人やハロウィンを無視する人たちだって大勢いるわけだけど・・・

さて、当日、オスカーがなったのは・・・海賊の・・・そうです、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の人気ヒーロー、ジャック・スパロウ。シカゴ日本人学校でも上の息子が6年生のときに、担任の先生がパーフェクトなジャック・スパロウになったのを思い出す。あのときの担任イイジマ先生はカッコよかった!(もともとイケメンだからきまっていたのだ)しかし、いったい、どこからこんな衣装を持ってきたかというと、オスカーが勤めるほかの小学校の先生が、さまざまなディズニーの衣装を持っていて、借りてきたという。オスカーのもう1人の相棒のJATは、「101匹ワンちゃん」にでてくる悪役、クルエラに扮したという。そうか、こんなことなら、アメリカで思い切り衣装を買ってくればよかった。

さてさて、私はというと、前日ワールドシリーズが始まる前のヤンキースの松井秀喜選手を見て、ひらめく。多くの日本の先生たちは、ハロウィンといえば、ウイッチ(魔女)になる。先生たちが、みんなこれになるなら、私は自然体でいこう。我らがカブスの福留孝介選手のジャージをはおり、カブスのキャップをかぶった。アメリカでは、スポーツ選手になったり、消防士、警察官、ポケモンやナルトなどのアニメキャラなどありとあらゆるものにみんな扮する。そういうのもありだとみんなに伝えたかった。といっても、子供たちは、「Kuni先生はなぜ1人日本人メジャーリーガーの格好をしているんだろう?」と疑問に思ったようだ。

ハロウィンパーティーでは、オスカーの簡単な説明に加えて、私がハロウィンの背景とジャコランタンの説明を大急ぎで日本語でやり、アメリカの学校では定番の「Five Little Pumpkins」の手遊び歌を手作りの紙芝居を見せながら、オーバーアクションでやった。みんなシーンと聞いていて、最後のクラスでは拍手までまき起こった。

ウォームアップの後は、ハロウイン用のゲーム、「ゴーストセッズ」ゲーム。よくやる「サイモンセッズ」ゲームのハロウィン版で、単に「サイモンセッズ」の代わりに、「ゴーストセッズ」というのを変えただけ。子供たちをのせるのが抜群にうまいオスカーのリードで、みんなアクションをしながら、大喜び。オスカーの動きにひっかかって、アウトになる子供たちが続出。担任の先生がオスカーの代わりにリードしたり、ボランティアの子供が出てきてリードしたり、このゲームコーナーは、かなり盛り上がった。

その次は、ハロウィン・マスク・コンテスト。時間がないので、ハロウィンのキャラクター、ジャコランタン、ネコ、フランケンシュタイン、バンパイア、海賊などのマスクの色をぬって、切って、かぶるだけ。各班で子供たちでベストを決めてもらい、その中から、オスカーが1位から3位までを決めた。ネットで見つけたハロウィン用の賞状をプリントアウトして、選ばれた子供たちの名前を書き、後で先生に渡してもらう。パーティーの後で聞くと、この賞状をもらって、かなり喜んでいた女の子がいたという。

最後は、ハイライトのトリック・オア・トリート。3列ぐらいになり、先生たちが子供たちトリック・オア・トリートを言うと、ハロウィンのシールを渡す。お菓子でなく、たった1枚のシールだけだったが、子供たちは結構喜んでいた。オスカーと2人で、「今日は子供たちと楽しんで遊ぶ日」と決めて、私たちもハロウィンを思い切り楽しんだ1日だった。

追伸 昨日の投稿に写真入れました!

ユニクロで息子の服をコーディネート!~ちょっと「デスノート」のL気分に

2009-11-02 | 日本生活雑感
今日は午後一で、大急ぎで来週の英語の授業の打ち合わせを電話で小学校の先生と行い、新都心のコクーンショッピングセンターへ上の息子を連れて行く。靴下や下着がボロボロで、着る服があまりにないので、ユニクロをものすごい勢いで物色する。ユニクロは安くて、長持ちする。今や世界のブランド、ユニクロとなってしまったことに納得する。

息子はまったく服に構わないので、ほとんど私まかせ。去年、シカゴから日本に帰国直前、アバクロで息子用に数枚ティーシャツなどをまとめ買いした。日本に帰って、私もアバクロだからと言い聞かせたので、息子もはりきってアバクロを着ていっても、息子の友達は女の子も含めて、まったくアバクロというものがわからないようだ。だって、アバクロを着ている中学生なんて埼玉では皆無じゃ。アバクロはわざとほころびが端々にあるので、単なるちょっとぼろいティーシャツぐらいに思われているかもしれない。ああ、かなし!

ユニクロで、これだっと思ったフワフワした生地のボタンがついている長袖のシャツを3枚ささっと選び、ズボンを探す。息子の話では、仲良しの友達はみんなジーパンをはいているという。実は、息子はジーパンを持っていない。ジーパンはくのがきらいらしい。いつも、ジャージ姿の息子。それではと、生地の薄めのコーディロイを探す。息子のサイズ28が見つからない。息子は慎重172、3センチぐらいあるのに、ウエストはかなり細い。片っ端から探して、やっと黒の28のサイズのズボンを1本見つけた。

上下試着すると、なかなかさまになっている。細身の息子が着たら、上の白いシャツなんて、映画「デスノート」のL(エル)風じゃん。


右が松山ケンイチ扮するL 息子は家で猫背で丸まりながら、Lのごとく膝を曲げて胸に抱え込むような姿勢で椅子につく
ときおり、つめもかみながら、コーヒーの砂糖をまぜる指の動きまでエルにそっくり
ついでに、板チョコもかみながら、読書 ウーン、「デスノート」のキャラだ!

なんて冗談を言い合いながら、私も満足する。素直に私が勧めた服を選んでくれるなんて、まだまだ素直な中学生。たった10分ぐらいで、すべてのコーティネートは完了。靴下10枚、下着のパンツ2枚、シャツ3枚、ズボン1枚で、6400円ぐらいだったかな。安い!まるで、シカゴのコールズで買い物しているみたいだ。私もゆっくりユニクロで秋の仕事着を物色しよう。