とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!: たくみ

2019年05月19日 17時21分58秒 | 理科復活プロジェクト
難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!: たくみ」(Kindle版)(試し読み

内容紹介:
話題の教育YouTuberが教える微分積分入門
AbemaTVの東大合格プロジェクト番組「ドラゴン堀江」で話題沸騰!
堀江貴文氏も、著者の授業を大絶賛!


開設からわずか1年半で登録者が13万人を越え、累計再生回数1100万回を突破した
YouTubeチャンネル「ヨビノリ」のたくみ先生が教えるこれまでにない、まったく新しい微分積分入門!

どんなに数学が苦手な人でも微分積分がたった1時間で感動的に理解できてしまうスゴイ授業を初公開!
微分積分が理解できるだけでなく、数学そのものの面白さにハマる事間違いなし。大学受験生から学び直しの社会人まで、必読の一冊!

2019年5月18刊行、176ページ。

著者について:
ヨビノリたくみ: HP: https://yobinori.jp/index.html、Twitter: @Yobinori
教育系YouTuber。東京大学大学院卒。大学院の博士課程進学とともに6年続けた予備校講師をやめ、科学の普及活動の一環としてYouTubeチャンネル『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」(通称:ヨビノリ)』創設を決意。チャンネル開設からわずか1年半でチャンネル登録者13万人突破。複数の大学が、授業の参考資料として授業動画を学生に紹介している。学生時代は理論物理学を専攻し、学部では「物理化学」、大学院では「生物物理」を研究していた。
2018年秋から始まったAbemaTVの東大合格プロジェクト番組『ドラゴン堀江』で「数学の魔術師」という異名を持つ数学講師として出演し、話題となる。
現在、教育系YouTuberとして活動する傍ら、バラエティを含む各種イベント・企画にも多数出演中。

ヨビノリさんの著書: 書籍版を検索 Kindle版を検索


理数系書籍のレビュー記事は本書で413冊目。

昨日僕はこのようなツイートをしていた。(そのツイートを開く



そして思ったのは、このレベルの高校生や社会人が世の中にはたくさんいるのではないかということだ。落ちこぼれてしまったものの何とか数学を理解できるようになりたいと思っている人が相当な数いるのではないかということ。また、それぞれ個別の事情で高校数学をきちんと学ぶ機会がなかった方もいると思う。

理解できないと数学の授業は苦痛でしかない。また基礎知識がないために科学雑誌のNewtonはおろか、Newtonライトでさえ難しく感じる人も世の中にはいるのだ。重力波やブラックホール、リーマン予想やポアンカレ予想、オイラーの公式はすごいと思うけど、今の自分には無縁なもの。とりあえず教科書に書かれていることだけ理解したい。そのような人は少なからずいるのだ。そして、そのような人に「とね日記」のほとんどの記事は難し過ぎて役に立つとは思えない。

このような人が書店の理数系コーナーや参考書コーナーに行っても、ずらっと並んだ本の中から自分に合う本を見つけるのは難しい。「やさしく書かれている」、「超簡単」、「これならわかる」などと背表紙に書かれていても分厚かったり、文章がぎっしりだったり、値段が高かったり。。。理由はさまざまだが選びきれずに立ち去るか、1冊選んで読み始めても歯が立たない。これを繰り返すと積読本ではなく「挫折本」がたまっていくのである。


物理・数学分野で有名なYouTuberのヨビノリたくみさんが、この本をお書きになったことは、昨日たまたま知った。ちまたには、超初心者向けに書かれた「微積分の入門書」や「やり直し系数学」の本はすでにたくさんあるからレッド・オーシャンだ。たくみさんがこの赤い海に飛び込んでいたことに驚かされた。すでにある本と同じような本を出すのではあまり意味がない。どのように差別化をとったのだろうか?気になったのでKindle版で読んでみた。

たくみさんのことをご存知ない方のために彼を紹介しておこう。YouTubeチャンネルは「こちら」である。そして、本書執筆のきっかけとなった講義がこちら。ぜひご覧いただきたい。

中学数学からはじめる微分積分(再生時間:1時間46分)



ちなみに本書は現在ベストセラーである。ニーズがこれほどあることをまず知ってほしい。たくみさんの本を取ってレジに行くだけだから、書棚の前で迷うこともない。




章立てはこのとおりだ。(試し読み

(ホームルーム1) じつは、微分積分は小学生でも理解できる!?
(ホームルーム2) 数学は、イメージが9割!
(ホームルーム3) 微分積分はさまざまなところで使われている
(ホームルーム4) 微分積分がわかると、なぜ世の中がわかるようになるのか?
序章 微分積分が60分で感動的にわかる4つのステップ
第1章 微分とは何か?
第2章 積分とは何か?

さて、ほかの本とどう違うのか?この本が特殊なことについて、次のようなことがわかった。

著者のたくみさんが若い人気YouTuberであること

本に興味をもつためには、著者への関心がとても大事。僕のようなオジサンが同じ本を書いても、売り上げはたくみさんの1割にも届かないだろう。若い高校生は、閉塞感のある現在の教育体制に対して、これまでにはないタレントのようなルックスとキャラで科学教育に挑んでいるたくみさんに興味深々だと思う。知名度と人気はとても大事だ。

本のタイトルが斬新なこと、対象読者が明確なこと

「超入門~」、「これならわかる~」だとどこまでやさしく書かれているのかが判別しにくいのだ。「難しい数式はまったくわかりませんが、」というタイトルがとてもよい。この本を必要としている人は「あ、これは自分向けだ!」とすぐわかるのである。

行間が広い、本編はド文系女子との対話だけで進む

勉強だけでなく、読書をしない若者が増えている。しかし対話形式ならば読みやすい。それに行間をこのように広くとっているから、文章の量に圧倒されずにすむ。すでに売られている「簡単に学べる数学」系の本は、対話ではなく文章で書かれているものがほとんど。その程度の文章でさえ読むのをおっくうに思う人はいるのだ。

行間の広さはこれを見ればわかるだろう。(Kindle Paperwhiteで表示したもの)



「関数」や「グラフ」からはじめている

本書を必要とする人には、微積分がわからないのではなく、中学生のアルファベットを使った文字式の段階でつまづいている人がいる。そのような人でも理解できるように「関数」や「グラフ」の説明から始めている。

三角関数、指数・対数関数の微分積分は対象外

三角関数、指数・対数関数の微分積分は対象外として、Xのn乗の単項式だけの微分積分だけを解説している。部分積分や置換積分も対象外。本書は微分と積分の考え方、記号の意味の解説だけに限定して解説するから「60分で読める」本に仕上がっている。つまり微分積分を学んでいくための導入、助走をするための本だ。本書の最終章で円の面積や球の体積の公式が積分を使って導けることを理解できるようにしている。

だから本の帯に書かれている「高校3年間の微積がたった60分で感動的にわかる。」は言い過ぎであるからご注意!本書の「おわりに」で、たくみさんは「100を話して10しか伝わらない人よりも、50を話して30を伝えられる人になりたい。」とお書きになっている。すでに売られている「簡単に学べる数学」系の本は、三角関数、指数・対数関数の微分積分を含めているものがほとんどだから、それらの本より対象読者を(失礼な言い方だととらえないでいただきたいが)低めに設定している。

すでに三角関数、指数・対数関数を学び、数学IIIレベルの受験数学を学びたい方は、次の動画から始まる「今週の積分」シリーズで学ばれるとよいだろう。

【高校数学】今週の積分#1【難易度★★】: プレイリスト


今どきの高校生の気持がわかり、彼らに伝わりやすい語りで書いている

たくみさんの存在自体が高校生に受け入れられているのは、その語り口と、ときおり見せる自虐的なツッコミ、テンポの良さだ。この数年、数学教育界にはタレント性を発揮する若者が増えてきた。たくみさんは、その中でも特に際立っている。大学院を卒業されたとはいえ予備校講師をされていた方だ。今どきの高校生の気質、話し方を知っていて、どのように話したら受けいれられるかのツボを心得ている。これも本書が他の本と大きく違うところだ。


さて、似たような本はたくさんあるのだが、たくみさんの本の対象読者が買ってしまいそうな本、今話題になっている本を2つ紹介しよう。説明を読めば、たくみさんの本と違うことがわかるはずだ。

眠れなくなるほど面白い 図解 微分積分: 大上丈彦」(Kindle版


この本は三角関数の微積分まで含んでいること、対話ではなく文章で書かれている点でたくみさんの本と違う。すでに理解している人にはわかりやすい本のように見えるが、ページ数をおさえているためだと思うが、まったくの初学者にとっては説明不足な点がちらほらあるようである。ただし、値段は安い。


東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!: 西成活裕」(Kindle版


この本はすごく良いのだが、中学数学をやり直すための本である。高校数学の範囲では最終章に20ページほど微分積分の解説が割り当てられているだけ。著者は「渋滞学 (新潮選書) 」で知られている西成活裕先生だ。


たくみさんの本の紹介記事だから、他の本を紹介するのは失礼かもしれない。けれども本書はあくまで微分積分の導入、助走部分をしっかり理解するためだということを考えれば、次に読むべき本を紹介しておくことには意味があるだろう。

科学雑誌Newtonな方

たくみさんの本では紹介しきれなかった、三角関数、指数・対数関数の微分積分をはじめ、微分積分の歴史や、社会や科学でどのように役立っているかを学ぶには最良の本だ。

Newtonライト『微積のきほん』」(詳細
Newton別冊『微分と積分 新装版』」(詳細
ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 微分積分」(詳細
  


数学ガールな方

著者の結城浩さんも高校数学を重視した「数学ガール秘密のノート」シリーズをお書きになっている。たくみさんの本よりは少し難しいが、女生徒たちとの恵まれた環境に身を置いて数学を学んでいくスタイルが好きな読者は多い。微分と積分編は次の2冊だ。

数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて:結城浩』」(Kindle版
数学ガールの秘密ノート/積分を見つめて:結城浩」(Kindle版
 

「数学ガール秘密のノート」シリーズ: 書籍版 Kindle版


南みや子先生の本

高校で数学の教鞭をとられた南先生が、長い教師生活で感じたことを定年退職後につづった「数学の教科書が言ったこと、言わなかったこと:南みや子」という本を紹介したことがある。なぜ生徒は落ちこぼれてしまうのか?そのことを真剣に問い直して、ご自身の答を見つけ出した南先生である。微分積分を含め、高校数学を学びなおしてみたい方にお勧めできるのが次の2冊だ。上で紹介した科学雑誌Newtonや数学ガール秘密のノートよりも教科書寄りである。

「なぜ? どうして?」をとことん考える高校数学:南みや子』」(Kindle版
高校数学の計算問題が、誰でもスラスラ解けるようになる:南みや子
 


大村平先生の微積分の本

1970年代から50年近くにわたって読み継がれてきた名著である。2007年に改訂版が刊行され、内容が新しくなり旧版の絶版状態が解消された。素晴らしい本である。それぞれ紹介記事をお読みいただきたい。1930年生まれの大村先生はご健在で、今年の2月には「今日から使える統計解析 普及版 理論の基礎と実用の”勘どころ” (ブルーバックス) 」(Kindle版)をお書きになっている。

改訂版 微積分のはなし〈上〉:大村平」(紹介記事
改訂版 微積分のはなし〈下〉:大村平」(紹介記事
 

大村平先生の本: Amazonで検索


今回の記事は、たくみさんの本の紹介記事だ。今後、彼のようにタレント性のある教育者がたくさんでてきて、数学を含め科学の教育の世界に革命がおきること、それが学校教育にも良い影響を与えるようになることを期待したい。

教育の世界に新しい風が吹いている。革命は始まったばかりだ。


そして、たくみさんの2作目、大学数学であるが次の本の刊行が6月10日に予定されている。こちらも楽しみだ。「物理数学の直観的方法〈普及版〉 (ブルーバックス):長沼伸一郎」との差別化が気になっている。

予備校のノリで学ぶ大学数学 ~ツマるポイントを徹底解説 : ヨビノリたくみ」(紹介記事



関連記事:

改訂版 微積分のはなし〈上〉:大村平
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/61b91ea9f2a66c66a33c507aa2c2d0c0

改訂版 微積分のはなし〈下〉:大村平
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/a42023dc1423f9bdf406723d76f81766

数学の教科書が言ったこと、言わなかったこと:南みや子
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/125e2f2de08d677d2ac77cb3aab3d567

学習参考書が電子書籍化され始めている件
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/cdbd82914186c4b8dda69ab77e6efa07

復刻版 チャート式 代数学、幾何学(数研出版)
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/709402c3bc0ad74ebb4fe0969f9f7e42

寺田文行先生の「数学の鉄則」シリーズ
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/412539f939c8058c9b57368f98abce16

増補改訂版 語りかける中学数学: 高橋一雄
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/d2cd4449fdf1c34ccc8690e32a89eb2f

中学生から読めるNewtonライト
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/da6ec00cc7ef8c12a6b4a6a7cbfc14e4

高校の勉強に役立つNewton別冊
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/f532e332f4823dae34a5df9d060ad96a

予備校のノリで学ぶ大学数学: ヨビノリ たくみ
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/f196b8fefac7044c4b7149b665b83546


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難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!: たくみ」(Kindle版)(試し読み


はじめに

(ホームルーム1) じつは、微分積分は小学生でも理解できる!?
(ホームルーム2) 数学は、イメージが9割!
(ホームルーム3) 微分積分はさまざまなところで使われている
(ホームルーム4) 微分積分がわかると、なぜ世の中がわかるようになるのか?

序章 微分積分が60分で感動的にわかる4つのステップ
- Lesson 1: 微分積分は4つのステップで学べ!
- Lesson 2: 新たに登場する記号は2つだけ
- Lesson 3: 「関数」とは何か?
- Lesson 4: 「変換装置」を使って計算してみよう
- Lesson 5: 「グラフ」とは何か?
- Lesson 6: 実際にグラフを描いてみよう
- Lesson 7: 放物線のグラフを描いてみよう
- Lesson 8: 「傾き」とは何か?
- Lesson 9: 「面積」とは何か?
- Lesson 10:「等速でない」ときこそ、微分積分の出番!

第1章 微分とは何か?
- Lesson 1: 微分とは、めちゃくちゃ小さな変化を見ること
- Lesson 2: 「平均の速度」を記号で表してみる
- Lesson 3: 「瞬間の速度」は「接線」でわかる
 ◎微分の練習問題(1~3)
- Lesson 4: 世界で微分がどのように使われている?

第2章 積分とは何か?
- Lesson 1: 速度が一定でないとき積分が役に立つ
- Lesson 2: 求めたい面積の中に「短冊」を描いてみる
- Lesson 3: 長方形のスキマ問題を考える
- Lesson 4: 長方形の面積の求め方
- Lesson 5: 曲線部分の面積の求め方
- Lesson 6: 積分はこうして生まれた
 ◎積分の練習問題(1~3)
- Lesson 7: 微分積分は、小学校の算数にも隠れている

おわりに
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4 コメント

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本質は同じ (hirota)
2019-05-20 12:51:59
目次を見ると、昔兄の教科書で微積分を学んだ時と全く同じ感じがする。
違いは恐らく、「教科書は難しい」という固定観念とか「基礎知識の確認を怠って無駄な事をする」とか「欲張って難しい所まで一度に読んで無駄な挫折をする」と言った所でしょう。
その辺りの自分の頭をコントロールできれば大抵の困難は消えるんじゃないかと思うが、現状を見ると可能な人は少ないようです。
そこで、本人の代わりに思考を誘導してくれる本が大きな価値を持つわけですね。
返信する
Re: 本質は同じ (とね)
2019-05-20 16:41:52
hirotaさんへ

微積分を学ぶための本って、大村平先生の本以外にも昔からいくつかありましたね。
おっしゃるとおり、本質は同じだと思います。

> そこで、本人の代わりに思考を誘導してくれる本が大きな価値を持つわけですね。

はい、そうなんです。ただ、最近の若者の多くは「コトバ」や感覚が私たちの世代と違いますし、昔ながらの言葉づかいの本や講義方法では堅苦しく思ってしまうので、いわゆる「ノリのよい」スタイルでアプローチするのが興味を持ってもらうために必要なのですね。まず、自分で取り組む勉強習慣をつけてもらうための「助走」を本書はお手伝いしてくれるわけです。

本の内容は目次でおわかりだと、思いますが記事に埋め込んである動画の講義とだいたい同じです。本の女生徒とのやりとりは講義動画とは別に「創作」されたものです。

2番目の「今日の積分」の動画は、受験生の頃を思い出すので、「ああ、こうやって解くのだったな。」と懐かしく思い出しながら見ています。
返信する
微かに分かっただけなのに、分かった積もりになる分野 (もののはじめのiina)
2020-04-28 09:40:07
たぶん、
   「微かに分かる」のが微分。
   「分かった積もり」になるのが積分。

などと思うことにします。


返信する
Re: 微かに分かっただけなのに、分かった積もりになる分野 (とね)
2020-04-28 14:32:19
もののはじめのiina様

ブログ記事を読ませていただきました。微分と積分の本質を理解されている方ですね。

それにブログは昨年秋に始められたばかりなのに、人気がでているようです。毎日濃い内容の記事を投稿されているのがすごいと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。
返信する

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