高校の勉強に役立つNewton別冊

前回の記事では中学生から読めるNewtonライトのうち、お勧め本をピックアップした。今回は高校生バージョンである。

Newton別冊で中核をなすテーマ、特に相対性理論や量子論、素粒子物理学、超弦理論（Newtonでは超ひも理論と表記）など、20世紀以降の物理学は科学を学びたいという強い動機付けになるが、高校生には自分が学んでいる物理や数学との結びつきが見えず、それらをテーマにしたNewton別冊は日頃の学習や受験勉強に直接役立つものではない。

しかし、Newton別冊には高校で学ぶ内容を扱ったものがある。今日はそのうち数学、物理、化学系について、それぞれお勧め順に紹介してみよう。理工系の大学で学ぶうえで、高校で学ぶことがらはどれも重要だ。

リンクをクリックすると旧版も表示するようにしておいた。品切れ（絶版）のものは、Amazonの中古本からお求めになるとよい。

シリーズ全体はニュートンプレスのホームページでご覧いただきたい。（NewtonライトもNewton別冊の中に位置づけられている。）

Newton別冊・ムック（Amazonで検索）
https://www.newtonpress.co.jp/separate.html

Kindle版として刊行されているものもある。こちらから検索するとよい。

ニュートン別冊（ニュートンムック）とNewtonライトがKindle化され始めた件
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/7337a242e9acbb6049ec0653adb7749b


数学

まずこの２冊。虚数と微積分。微積分は物理学全般に使われるし、虚数は量子論に欠かせない。

「虚数がよくわかる 改訂第２版」（詳細）
「微分と積分 改訂第２版」（詳細）
　


次は指数・対数関数、ベクトル、三角関数。これらも物理学で大活躍する。

「こんなに便利な指数・対数・ベクトル」（詳細）
「三角関数 改訂第２版」（詳細）
　


そして確率・統計はこの２冊。これらも、もちろん物理学に必要になる局面が多い。

「統計と確率 改訂版」（詳細）
「統計と確率ケーススタディ30」（詳細）
　

このほか「ニュートン式 超図解 最強に面白い!!」シリーズが刊行されている。（詳細）


物理

この２冊は特にお勧め。

「ビジュアル物理」（詳細）
「単位と法則 新装版」（詳細）（旧版詳細）
　


この２冊も読んでおくとよいだろう。光は電磁波である。そして相対論は光の速度からヒントを得て発見され、また光子は量子論、素粒子物理学で重要な役割を果たしている。

「光速ｃ 増補第2版」（詳細）
「ニュートン力学と万有引力」
　

2019年4月には、次の本が刊行された。

「学びなおし 中学・高校物理」（詳細）



化学

高校化学の範囲では、この３冊が刊行されている。

「ビジュアル化学 第３版」（詳細）
「完全図解 周期表」（詳細）（旧版詳細）
「イオンと元素 増補改訂版」（詳細）（旧版）
「学びなおし 中学・高校化学」（詳細）
　　　


関連記事：

中学生から読めるNewtonライト
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/da6ec00cc7ef8c12a6b4a6a7cbfc14e4

グラフィック・サイエンス・マガジン Newton の作り方（その1）
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/ec7f96712045560b6cf3d7b1e851e49e

グラフィック・サイエンス・マガジン Newton の作り方（その2）
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/06a11387485b7835d8147229d541497b

ニュートン別冊（ニュートンムック）とNewtonライトがKindle化され始めた件
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/7337a242e9acbb6049ec0653adb7749b

高度になっていくNewton別冊、Newtonライトの数学
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/e7dae78bc152c885c747e57a7e1058e2


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