こんばんは。
きょうは、朝から雨模様。
草木は、春を思い起こし栄養分を十分に蓄え、虫さんたちがようやく土の中から出てきたような感じです。
都会は桜一色で綺麗なピンク色はもう去ったのであろうか?とも思います。
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新年度入り、3日目。
1日はいきなり下押し、きのうは安値から切り返し。
本日は、明日の日銀の金融政策決定会合待ちの動きで、中途半端な動きです。
たとえば、きのう日本の銀行株について書きましたが。
本日、たとえば、東京三菱Fが、高寄りすれば、酒田罫線法で言う・・・・
「陰の陽包み足」の完成でしたが、安寄りして買い足にはならず。
ただ、三井住友Fはその形が完成をしましたが、厳密に言うと、完全に完成なのですけどね。
ここは、私の経験で言えば、強力なサポートラインを上抜けできず・・・・
これ、完全に買いになったね、とも云えず。
みずほFは、きのうの引けと同値寄りで酒田五法は適用できず。
もともと、商品相場や為替相場をおもにやっている人が株の銀行株をこれほど気にするのは。
やはり、銀行は産業の「コメ」
銀行の業績が怪しいときに、景気は浮揚はしない、という経験則があるからです。
この20年と比べるとぎんこうの業績は格段によくなったのですけどね。
どうも、銀行が信用できるか?と言われれば、あまり・・・・・というのが、私の実感です。
私はトヨタ自動車という会社が日本のリーディングカンパニーということに異論を唱えていたことは古くからの読者はご存じだと思います。
ただ、先日、日本経済新聞を読んでいたときに。
トヨタクラウンのリニューアルの話が出ておりました。
あのトヨタのボンボン社長、と言ってはいけないですけど、すごくまともな社長に見えることを云っていたのです。
「ワオ!がないんだよ」
と。
クラウンのリニューアル計画を計っていたときの社長の一言。
「ワオ!がないんだよ」
この発言を聞いて、ようやく、トヨタ自動車を私も遅まきながらトヨタ自動車を応援する気になりました。
自動車好きな人間にとって、この20年なんて暗黒そのもの。
何を見ても、同じ面構え、デザイン、走行性能。
買いたい、と思う車なんてなかった。
今回のクラウンも、社長の「ひとこと」がなければ、無難な代物になったのでしょう。
秋にはピンクのクラウンが走るそうですよ。
私はピンクのクラウンには乗りたくはないけど。
そのアイディアの斬新さと、活力漲る会社になったトヨタ自動車には称賛を浴びせたいと思います。
今の会社は現状に満足しようとし、現状を突き破る、新たなエネルギー不足を多いに感じます。
あの大きい会社が「ピンク」のクラウンですよ!!!!
ただ淡々と、リニューアルしたクラウンを売ってもそこそこ売れたでしょう。
でも、そこに敢えてチャレンジしたトヨタに最大の賛辞を贈りたい。
もっと、これから世間がびっくりするような車を売りだしてくれよ。
と。
銀行はどうか?
相変わらず、旧態依然として、手数料ビジネスのモデルから脱しようともしない。
企業家を育てる大胆な融資も行わない。
かって、ソニーを銀行が育てたように。
銀行マンが育てた企業なんて昨今、聞いたこともない。
企業家の知恵と創意工夫で育った企業はたくさんあるけど。
銀行が育てた企業はあるのか?
全然、銀行には「ワオ!」がないのです。
世間を「ワオ!」と言わせるような仕事をしてくださいね、と、銀行にはお願いしたいものです。
なんたって銀行は、産業の「コメ」なんですから。
だから、欧米帰りの人たちに今の日本の銀行経営者はアホですから・・・・・。
と、平然と言われるのは悔しくないのかな?と思いますけどね。
期待していますよ。
だから、日本経済の活力は銀行次第の部分もあると思うんですよね。
さて、その銀行を救ったのは、前日銀総裁の白川さん。
バブル崩壊になって金融再編になった歴史を繰り返すまい、とリーマンショックのときに銀行にドル資金供給オペと言って、日本の銀行を守りぬいたのはほかならぬ白川さんです。
それを、白川さんを戦犯扱いなんて、少しおかしくないですか?
あのリーマンショックの下げを覚えている人はたくさんいるでしょ?
100年に一回の下げで日本の金融機関になんか影響ありましたか?
農協の金融機関が少しおかしくなったくらいで、日本の銀行は全部無事だったでしょ。
それは、誰のおかげでしょうか?
我々が、リーマンショックの影響を甚大に受けないでヌクヌクと生きていられるのは白川さんのおかげではないでしょうか?
こういった、観点から白川さんを見直したらいかがでしょうか?
さて、明日が実質デビューの黒田、岩田日銀。
小難しい話を書いても、わからない方が多いと思いますので。。。。。
私の真骨頂、わかりやすい。解説をします。
黒田さんは。
「物価上昇率は難しいけど、2%は2年以内に達成する」
「できなければ、先ず説明責任」
と、おっしゃっています。
最悪、責任を取って辞めますと云っているようなものです。
冷静に考えてください。
黒田さんの前歴はアジア開発銀行総裁です、その前は大蔵財務官なわけです。
はっきり言えば、言葉は悪いですけど、一丁上がり!のキャリアです。
その人が、できないかもしれない?物価2%上昇を公約にしますか?
いいですか、黒田さんという人は、何度も言いますが、もう一丁上がりの人なんですよ!
財務官やアジア開発銀行総裁という普通の人は、なりたくてもなれない、ポジションにいた人が・・・・
晩節を汚すようなことをしますか?
できるか?できないか?の博打に出ますか?
黒田さんは政治家ではなく、公務員ですよ。
政治家なら、日本のために人生を投げ打ってでも!という心意気は理解できます。
公務員は、退職金さえもらえればいいんですよね。
昨年度、年度中に3月まで教員をやっていると、退職金が減るからと言って2月に辞めるという学校の先生がいる時代にですよ。
もし、黒田さんが日本を案じて、晩節を汚しても、日本の景気をよくすると云うなら、素晴らしい男気でしょうね。
でも、少し、経済に詳しい人ならだれでもわかるんですけど。
放っておいても物価は2パーセント上がるような緩和はもうしてしまっているんですよ。
白川さんのやったことを、あと半年続ければ、2年後には、物価は2%上がります。
今、国会議員や評論家やアナリストで物価上昇率2%達成が難しいと云っている人たちははっきり云って勉強不足なんです。
みなさんも、その尻馬なんかに乗らない方がいいですよ。
現時点では机上の経済学では物価指数は前年比で2%上がります。
そう、黒田さんは、もうできると踏んで、日銀総裁のイスを手に入れたのです。
このことを理解しているのと、理解していないのでは。
相場に対する考え方が180度違うのです。
じゃ、明日、劇的な発表があるか?
と、云えば、よほど黒田さんがスタンドプレーをしない限りはないよ。
ということ。
如何に、マスコミの騒いでいることがいい加減なものかを思い知っていただくために思い切ってここまで書きました。
だから、私は弱気だし、安倍ノミクスがそれほどうまくいかないよ、という理由も前の記事にも記しました。
ただ、2年は強気方針でいいよ、ということ。
このアベノミクスはアメリカのQE1のモノマネミクスとも書きました。
QE1は2009年3月から、2010年3月までです。
そのとき1年上がり続けたの?
ということ。
かなり、きつい調整もあったんですよ。
強気論者にはそれなりの根拠はあると思いますけど。
1年上がり放しのマーケットなんてあり得ないですよ。
冷静に熱にうなされていないかを考えてくださいね。
私は、明日のBOJの金融政策決定会合の内容が漏れ伝わるのは14時ころだと思っています。
そこから、売りにかかると思います。
あくまでも、現時点での考えで、そのときになると、どうなるかはわかりません。
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竹井 健二
明日も、みなさんにいっぱい、いっぱーーーーーーーーーーい幸せが舞い降りますように!
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