こんばんは。
まだ、台風は通過していなかったことに、明らかなショックを覚える けんちゃん です。
去年、台風で電車が全部が止まったことに怒りを覚えたこともあるのですが、昨今では今の日本人は自然現象を甘くあまりにもみているのではないか？と思うようになりました。
人間の行動が正しく、自然を制圧できると無意識のうちに思っている自分が情けなくなります。
この間の竜巻にしても。
結局は、自然現象に購うことができると思うからあれだけの被害があったので。
自然現象に逆らうことなく、上手にお付き合いしていく。という精神で行けば。
大きな被害にならないのではないか？
と、思います。
今、大地震が起きても、大きな被害にはならない、とは思っています。
忘れたころにやってくる、地震、雷、火事・・・・・なんて故事成語もありますが。
自然現象というのは、やはり逆らってはいけないのではないか？と思います。
このギリシャ選挙にしても、
このブログでも再三再四書きましたが。
ギリシャ人はそんなにバカじゃない、と書きました。
ここに書いたかどうかの記憶はありませんが。
ユーロ残留という選択をとりたいのに、緊縮も厭だ、というアホな要求は誰がどう見ても無理筋な話であって。
それでも、ユーロ残留と緊縮反対なんて政党が勝つほど、常識知らずではなかったことに、安心した次第です。
よく、これは書いたと思いますが。
ギリシャ人を笑う前に。
日本人のアホさ加減を見てみた方がよい、と何度も書きました。
低廉なバス価格で、安全、時間に正確を求めて、いざ、安全が失われると国の所為にする国民性。
それで、増税に反対して、規制強化を求める。
もう、矛盾だらけの主張で、困ったもんだ、と思う。規制をするのに、ノーコストならわかりますが。
規制をするのにお金がかかるということをすっかり忘れてしまっている。
公共サービスは全部タダと思っている。という節があると思います。
増税に反対して、社会保障の保全を求める。
原発に反対して、料金値上げに反対。
日本人もギリシャを笑える国民ではないと思いますよ。
私、自身もバカですので。
本音では、原発反対で料金値上げ反対、増税反対の年金は満額支給。という要求は、本音はしたいけど。。。。。
冷静になって考えるとそんなもの無理な話というのが直ぐにわかるものです。
とにかく、日本人は公共サービスのコスト意識というものが、妙に、希薄なんだよね、と私自身も含めて思います。
ですから、ギリシャの選挙の結果も、1か月の冷却期間をおけば。この結果は当然の結果であって。
サプライズでもなんでもない、ということになります。
報道機関が煽りすぎだと、思います。
私が、緊縮に譲歩すると確信したのは、
左寄り政党が、報道で、主張を徐々に変えてきているという報道をみたときに。
「これで、左政党の負けは決まった」と、確信したのです。
なんでかと言えば、
政治家は一度言った、言質を変えると、一気に支持を失うという、基本路線を念頭に置いているだけだからです。
あれだけ、ユーロ残留、緊縮反対、と叫んでいたのに、旗色の具合が悪いと、緊縮を譲歩してもいいなんて党などに。
誰も、投票などはしないだろう、ということです。
だから、ギリシャ選挙は、左寄り政党は負けると思っただけです。
決定打はこれですが、ギリシャ人を皆、非難するけど、私はそれほど、ギリシャ人を過小評価していなかっただけのこと。
結局、我々、日本人とそんなに能力的に差などない、と思っただけです。
たまたまの偶然かもしれません。今回の結果は。
で、これで多分、このサブプライムローンの第二幕はこれで終了したと思っています。
さて、今度は、秋に終幕の登場です。
フィナーレは米銀と、フランス銀行の処理です。
日本のバブルの金融機関の最終処理はりそな銀行だったわけですけど。
個人的には公共機関の銀行であった、長銀、日債銀の破たんと一緒なんだろうね、と思います。
やはり、長銀や日債銀のものすごい威力を知っている世代としては。
アメリカのスーパー銀行、フランスのそれは。
日本の長銀、日債銀に相当すると思います。
念のため、今の、あおぞら銀行とか、新生銀行のことですからね。
要するに、このリーマンショックから始まった、一連のサブプライムショックというのは。
アメリカとフランスの銀行の損失をどこで出すのか？という、フィナーレ。が見えているので。
ちっとも面白くない、三文芝居なんですよね。
この2008年から続く、お芝居は、2008年9月から12月が一番おもしろかった、ということになると思います。
どこかで銀行の国有化か倒産のどちらかをするのだろう。
と、誰でも予想できるシナリオですので、大地震が事前にわかってしまっているレベルの話だと思うのです。
リーマンショックは100年に一度だから、パニックになった。
東日本震災も原発事故も理科系に代表される「想定外」の規模と事故であったためにパニックになった。
よく、私はこの業界に入ったときに言われたものです。
「明日のことはわからない」
でも、そのための準備はしておけよ。
と。
今になって身に染みてわかる言葉です。
よく、俄か相場師がこういうことを判っているように、言いますが、私が言う言葉の迫力と、彼らの言う迫力では自信を持って違うと言い切れます。
この言葉の意味、本当にわかることって、なかなかできないと個人的には思います。
で、この選挙前の週末から、私は訳のわからないことをこのブログでも、会員さんにもお話していました。
今の、現状は、マスコミの報道も、マーケットも私の思惑通りに動いています。
会員さんには、説明しづらいのですが、何を考えているのかは、少し、お話をしました。
このブログにも、昔のものに少しだけ書いてあります。
今のマーケットは材料なんかで動いていません。と思います。
選挙結果が出て、買われて売られるのは想定内のことで、どうでもいいんです。
選挙の結果など、私にほもう終わったことなんです。
むしろ、これからが大事であって。
選挙の結果の予想が数少ないアナリストでも当たった方はいらっしゃるでしょう。
でも、この選挙結果が当たった人たちはこう言っているはずです。
選挙が終われば、リスクオンになって何もかも買われるだろう、と。
個人的には、当たったアナリストさんにはおめでとうございます。
と、申し上げたいと思います。
でも、私からみると。
散々、世間と反対のことを言って、当たった時の快感は何にも代えがたいものがあるけど。
世間の反対のこと言って、その通りになった、年季が、今回、当たったアナリストさんとは私は年季が違うと思いますけどね。
昔の、私なら選挙結果が当たったといって、直ちに、リスクオンだから買いと言ったでしょう。
でも、今回の結果は。
買いを空けて、まだ、新規に買っていません。
会員さんにも、まだ買わない方がよい、と言っています。
まだ、下がるだろうねと思っています。
だったら、新規に売ればいいじゃん、と思う方いらっしゃると思います。
それで、うまく立ち回れるほど私は、18才だけど若くはないし、器用ではないし、結果的にプラスで終わるなんて思っていませんので売らないのです。
両方向取って、しまうと、結果的にいつか吐きだすということを私は知っていますので。
両方向取れて、しかも利を吐き出さないという方は天賦の才能が違うんだと思います。
私にはそんな才能はありません、ただ、世間さまより少し、経験値がありがたいことに長いだけです。
そう、スペイン帝国の7回の破産の話はゆっくりと思いだしたように書いていくでしょう。
そして、今後備えなければ、いけない話。
私はもう、40代？ですが、はっきり言えば、まだ心は18才ですけど。
この世の中の流れと、過去の歴史上、今の社会の流れが、ちょっと違和感を相当感じます。
やはり、かなり、歴史ギャップという表現が正しいのかは、わかりませんが。
相当、いびつになっていると思います。
そういった中での個人資産防衛というものは、本気で考えなくてはいけない時代になったな、と思います。
これは、お金もちも貧乏人も、今までは。お金を持っている人だけが考えればよい問題と思いましたが。
そうではないような、感じがしますね。
まだ、具体的にこう、こう、という事例から考えれるというレベルまで落としてはいませんが。
でも、考え方ひとつで、この不景気でもお金はたくさん落ちてくると思います。
ありがとうござます。
武井 賢二
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