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Lot/Tarn/Jonte (12-13.06.2009)

2009-06-17 00:07:52 | Fishing in France
飛び石連休となった先週末、1日休暇を取って南仏へ家族旅行に行った。
嫁さんの要望に従い、サン・シルク・ラポピー、ロカマドゥール、コンクといった有名な村々を観光しつつ、間の日に、若干の釣りの時間を確保しロゼール県に向かった。

単一のライセンスで広大なエリアをカバーしているため、行き先の選定に悩んだが、HPに乗っている地図を参考にしながら、No-kill設定、かつ、なるべく上流域という基準で行き先を選んでみた。

最初の川はLot川。
サンシルクラポピーで見たLot川の中流域は茶色くに濁っていてやや不安があったが、最上流部に設定されているBagnols-les-BainsのNo Kill区間に向かった。当初泊まろうと考えていたホテルがいまひとつだったので、他にもう1つあったホテルに夕方遅くに宿を取り、翌日早朝に備えた。
釣り区間には分かりやすい目印があって入渓ポイントも分かりやすく、渓相も問題なし。



虫も朝早くからかなりハッチしている。
が、なぜか魚の気配が全く感じられず、1時間程やってみるが全くの無反応。
Lot川は臨み薄と判断し、朝食・チェックアウト後に、次なる目的地を地図と睨めっこしつつ検討開始した。

ドピーカンで昼前に30度近くと真夏を思わせる陽気になったので、なるべく源流に近いところを地図を見ながら暫し検討し、2番目の川はTarn川の最上流部に決めた。
川沿いをどんどん車で詰めて離合が極めて困難な細い道を突き進み、森が切れ高原状になった荒涼としたエリアに入ったところで、小さい石橋横の駐車スペースで、帰り支度をしている釣人を発見。
話を聞くと、上流側の沢を探ったのみで下流側はやっていないとのことだったので、最終目的地点の少し手前だったが、ちょっとやってみることにした。

ハイキングルートと思しき道を辿りながら、この先に本当に川があるのか不安になりつつ歩くこと約10分。


楽園がそこにあった。

この高原地帯のどこからこんなに水が湧いてくるのかと思うほど、色々な方向から大量の沢水が流れ込んできて立派な流れを形成していた。
ハイカーが数人川辺で休んでいるのみで、釣り人の姿無し。

開始早々に元気なブラウンが飛び出してきた。
サイズはそこそこだが、大変綺麗。


ドピーカンの真昼間ながら、虫もかなりの種類・量がハッチしており、ドライフライへの反応も大変良い。暫し楽園の釣りを満喫。

1時間程でここを後にし、本来の目的地の更に奥の最源流区間へ。
小さな石橋の横が広い駐車スペースになっており、橋のすぐ上から入渓可能。

開始1投目から、バシャ、と勢い良く魚が飛び出してきた。
流石にここまで来ると川幅も狭くキャスティングに苦労したが、ここでも驚く程大量の虫がハッチしており、ライズしている魚もかなりいた。

残念ながら、この日の宿をまだ決めていなかったため、ここも1時間程でやって切り上げざるを得なかったが、真夏らしいおおらかな釣りを満喫させてくれた素晴らしい釣場だった。

最後の川は、エリアの最南部に位置するJonte川の上流域に決定。
Meyrueisという町の外れで見つけた民宿に宿を確保し、橋の上から川を観察すると、30~40㎝はありそうな大型が何匹かライズしているのが見えたが、流下物をじ~っくり見て選びながらライズしており、その様子からかなりの苦戦が予想された。
夕食後、ウェーダー無しで川岸に立ったものの、ハッチ・ライズは完全に止んでおり全く反応なし。30分程で早々に切り上げた。
翌朝も朝食前に竿を出したものの、結局1回フライへのアタックがあったのみで、今回の急ぎ足の川巡りを終えた。

La Loue (7.07.07)

2007-07-11 21:59:52 | Fishing in France
先週末土曜の朝、突然思い立ってフランスのルー川に行ってみた。前日夜まで釣りに行こうかどうか決めかねていたが、週末のみ天気が良くなる予報だったため、もったいない気がして急遽釣行を決定した。

朝8時過ぎに家を出て、13時半頃にOrnansに到着。川岸のレストランで食事をした後、宿を確保すべくHotel de Franceへ。予想に反して混んでおり、空いていた最後のダブルだった一部屋を運良く確保できた。

釣りの状況を聞くと、昨日まで雨が降っていたとのことで、川は増水しており状況は良くないとのこと。ただ、街中を流れる川にさほど濁りは入っていない様子だったので、下流側のMaisieres近辺のプライベートエリアのライセンスをイブニング用に購入し、夕方まで街を散策して過ごすことにした。

夕方6時前に家族と別れて釣り区間へ移動。
駐車場の下流側へ歩きながら川を観察しながらライズを捜す。平常時の水位がどれ位なのか良く分からないが、立ち込める水位ではなく川岸から魚を探し釣るしかない様子。下流側にかかる橋から観察すると、左岸の木の根がえぐれたところに大型がタイトに定位しているのを確認できたが、捕食活動をしている様子はなかった。

ニンフを流すことも一瞬考えたが、イブニングで大型が動き出す前に場を潰さないようにと思い、ライズが始まるのを川岸で待つことにした。
水面を観察していると、ハッチしてから水面をスケーティングするカディスや、カゲロウが水中からぽっかりハッチする様子が良く見え、観察しながら待つこと自体もこれはこれで楽しいのだが、ハッチの絶対量がいまひとつで、数回、散発のスプラッシュライズを見たのみでライズは低調なままで時間が過ぎていった。

水温が11度とやや低いことも影響しているのか等と思いながら、状況が変化するのを待ちながら、川岸に腰掛けて待ったり、川岸を歩きながらライズを捜したりしたで、30分、1時間、2時間と時間が過ぎていった。

が、結局ライズの波が来ないまま。21時過ぎに納竿し、フランス河川初釣行はBozeに終わった。

翌日は釣る予定はなかったが、様子を確認するために前日の場所を見に行ったが、状況は変わらずで水面に変化は無し。程なく雷雨が始まったので早々に退散し、ブザンソン観光に向かった。

Sommedieue (4_5.11.06)

2006-11-06 06:44:08 | Fishing in France
先週末は、初めてフランスの管理釣場へ出掛けてみた。金・土にかけて出かけていた欧州Bozemann4人組(Dus.NL.Fra)に途中から合流させて頂いた形である。

土曜の朝7時に家を出て10時半には現場到着。水の透明度は高く(特に一番奥の池は青みがかった不思議な色をしていた)、無風で鏡のような水面にライズはほとんど見えない。とりあえず、魚の反応を確かめるために止水で良く使うオレンジパートリッジを結ぶが反応が無い。
水面を良く観察すると、ライズはしていないものの表層をクルージングしている魚がいる。大きめのEHCで水面を叩き誘いをかけて見ると、予想外にフライの着水音に反応して1m位離れたところからでも見に来くる固体が複数いた。が、レギュレーションによりティペットが5Xであることに加えて、ジンクリアで鏡のような水面という状況では、ティペットを警戒されてフライ直前でのUターンを何度も繰り返された。なんとかティペットの気配を消すために、魚の進行方向を見定めてからその延長線上にフライ・ティペットが一直線になるように注意してキャストするようにすると立て続けに2匹ゲットできた。40㎝位のグットサイズだが、いかにも放流魚という感じで引きはさほどでも無かった。この後、ニンフとミッジでそれぞれ1匹追加し1日目を終了した。クラブハウスで今日帰る4人と暫し談笑してから別れて、食事後、宿に入った。宿は古い納屋か何かを改造したと思われる3階建に一人で泊まることになったが、きちんと暖炉に火も入っており、不思議と寂しさは感じなかった。

2日目、朝食前にとりあえず黒ウーリーで2匹あげてから、朝食後は昨日に続きドライに切り替えて釣りを続けた。気温が前日よりも下がった感じで、昼でも5度しかなくかなり寒い。魚の活性も昨日よりも更に落ちて大きなドライにはほとんど反応しなくなり、#16~#20サイズを使っての神経を使うサイトフィッシングになった。昼食まではUターンのオンパレードで、唯一のバイトもラインブレークしてしまい釣果はゼロ。しかし、食い気のある魚を探しながらのサイトフィッシングはこれはこれで大変楽しかった。
昼食直後、ストリップドピーコックをボディに使った細身の#16パラシュートで、午前中竿を出していなかったクラブ前の池で今回の最大サイズになる50㎝位のレイクトラウトをゲットできた。(何回も釣られているようで、口元を少し怪我していたので、水から上げての写真撮影は控えました。)

以降も、数バイトあるも結局フッキングできず、寒さも増してきたので4時前に納竿とした。