最終日。午前中で今回のアイスランド釣行も終わりになる日。朝方は少し青空がのぞいていた。

ラッキーなことに、この日も実績区間4・2が再度割り当てられた。
UKチームが上流の滝下を、日本チームがその下流を釣り始めた。開始早々、UKチームの竿が連続して曲がっているのが遠目に見えた。日本チームのビートも魚は間違いなくたくさん入っているがなかなかフライを食わない渋い状態で、1回あたりらしきものを感じただけで、1時間半が経過。

場所交替のために滝下に移動すると、UKチームは既に10匹キャッチ、バラシも多数という。話をしている間にも鮭のジャンプがいくつも見えた。鮭が大量に遡上し滝下に溜まっているようだった。
こちらも早々に釣り開始。ブラスの重めのフライを結んでいたが、ガイドはプラスチックの軽いフライを使えという。プラスティックでは軽すぎるような気がしたので、間をとってアルミチューブに変更してキャスト開始。
で、開始数投で直ぐにアタリがあり、あっさり本日の1匹目をキャッチ。
「こんなに簡単でいいんですかねえ~」
と大笑いしながら、写真撮影・サイズ計測等は全て省略して直ぐにBさんと交替。UKチームに対抗して、全く想定外のサーモンの数釣りへの挑戦が始まった。

交替後Bさんがまた直ぐにヒットしたので、再度交替。
2回目のカバーでは滝直下で反応は無かったが、15m程釣り下った流れが緩やかになったところでヒットがきた。
と、いきなりフライラインが猛烈な勢いで引き出され、マーキスの逆転音を響かせながらあっという間にバッキングまで出されてしまった。今まで釣ったサーモンのトルクフルなファイトとはかなり異質。ジャンプした姿はさほど大きい訳ではなく標準サイズに見えたが、恐ろしく良く走る。
リールのドラグ調整を一番弱くしてあったのを見て、ガイドがドラグを締めろというので、調整ノブをいじってもたもたしている隙に、はるかかなたのラインの先からサーモンのテンションが、ふっと消えた。
どんな力が加わったのか不明だが、アルミのチューブボディが真ん中でひん曲がってしまっていた。

滝下では、結局、1キャッチ・1バラシで終わり区間2へ移動。このポイントに来て前半戦の異常な釣果の理由の一つが分かった。East Rangaが、前日までの雨で濁りが入り、合流ポイントから下流ではくっきりと見分けられるツートンカラー状態になっており、クリアーな水の流れがWest Ranga側に凝縮された形になっていた。このため鮭が通れる範囲が狭められ、岸から10m以内の幅で鮭の通り道が出来ているのが素人目にも直ぐに見分けられた。
この日は風が下流側から吹いていたので、岸際に降りて左手のシングルスペイで釣ることにした。開始まもなく狙い通りの場所で70㎝クラスを早々にゲット。

こんなので釣れるのかと自分で作りながら半信半疑で自信が持てなかったこんなフライも、きちんと仕事をしてくれ2キャッチ、1リリースを追加。


終了時間の10分位前になってBさんがヒット。この時点で日英合同チームの2ロッドで合計29キャッチ。余裕でファイトを続けるBさんが腕時計を確認し、
「あと1匹、いきましょう!」
ということで、最後に自分の番が回ってきた。
既に2ロッド/半日ベースでのLax-aレコードとのことでガイドも満足した様子だったが、30匹の大台を目指して残された時間頑張ることに。
が、残念ながら結局残された時間で1匹を追加するには至らず。
ラストと決めたキャストを流し終わり、やや雑にリールでラインの回収を始めたその時に、フライがあるあたりでいきなりバシャッーと鮭がジャンプした。もしやと一瞬思ったが、ラインが引き込まれることは無かった。この幻の1匹、取れていれば勿論嬉しかっただろうが、幻のままでむしろ良かったのかもしれない。
これにてアイスランドでの釣行日程が終了。ロッジに帰る車中や昼食時、信じられないような好釣果に日英合同チームの面々から笑いが途絶えることはなかったのは言うまでも無い。

ラッキーなことに、この日も実績区間4・2が再度割り当てられた。
UKチームが上流の滝下を、日本チームがその下流を釣り始めた。開始早々、UKチームの竿が連続して曲がっているのが遠目に見えた。日本チームのビートも魚は間違いなくたくさん入っているがなかなかフライを食わない渋い状態で、1回あたりらしきものを感じただけで、1時間半が経過。

場所交替のために滝下に移動すると、UKチームは既に10匹キャッチ、バラシも多数という。話をしている間にも鮭のジャンプがいくつも見えた。鮭が大量に遡上し滝下に溜まっているようだった。
こちらも早々に釣り開始。ブラスの重めのフライを結んでいたが、ガイドはプラスチックの軽いフライを使えという。プラスティックでは軽すぎるような気がしたので、間をとってアルミチューブに変更してキャスト開始。
で、開始数投で直ぐにアタリがあり、あっさり本日の1匹目をキャッチ。
「こんなに簡単でいいんですかねえ~」
と大笑いしながら、写真撮影・サイズ計測等は全て省略して直ぐにBさんと交替。UKチームに対抗して、全く想定外のサーモンの数釣りへの挑戦が始まった。

交替後Bさんがまた直ぐにヒットしたので、再度交替。
2回目のカバーでは滝直下で反応は無かったが、15m程釣り下った流れが緩やかになったところでヒットがきた。
と、いきなりフライラインが猛烈な勢いで引き出され、マーキスの逆転音を響かせながらあっという間にバッキングまで出されてしまった。今まで釣ったサーモンのトルクフルなファイトとはかなり異質。ジャンプした姿はさほど大きい訳ではなく標準サイズに見えたが、恐ろしく良く走る。
リールのドラグ調整を一番弱くしてあったのを見て、ガイドがドラグを締めろというので、調整ノブをいじってもたもたしている隙に、はるかかなたのラインの先からサーモンのテンションが、ふっと消えた。
どんな力が加わったのか不明だが、アルミのチューブボディが真ん中でひん曲がってしまっていた。

滝下では、結局、1キャッチ・1バラシで終わり区間2へ移動。このポイントに来て前半戦の異常な釣果の理由の一つが分かった。East Rangaが、前日までの雨で濁りが入り、合流ポイントから下流ではくっきりと見分けられるツートンカラー状態になっており、クリアーな水の流れがWest Ranga側に凝縮された形になっていた。このため鮭が通れる範囲が狭められ、岸から10m以内の幅で鮭の通り道が出来ているのが素人目にも直ぐに見分けられた。
この日は風が下流側から吹いていたので、岸際に降りて左手のシングルスペイで釣ることにした。開始まもなく狙い通りの場所で70㎝クラスを早々にゲット。

こんなので釣れるのかと自分で作りながら半信半疑で自信が持てなかったこんなフライも、きちんと仕事をしてくれ2キャッチ、1リリースを追加。


終了時間の10分位前になってBさんがヒット。この時点で日英合同チームの2ロッドで合計29キャッチ。余裕でファイトを続けるBさんが腕時計を確認し、
「あと1匹、いきましょう!」
ということで、最後に自分の番が回ってきた。
既に2ロッド/半日ベースでのLax-aレコードとのことでガイドも満足した様子だったが、30匹の大台を目指して残された時間頑張ることに。
が、残念ながら結局残された時間で1匹を追加するには至らず。
ラストと決めたキャストを流し終わり、やや雑にリールでラインの回収を始めたその時に、フライがあるあたりでいきなりバシャッーと鮭がジャンプした。もしやと一瞬思ったが、ラインが引き込まれることは無かった。この幻の1匹、取れていれば勿論嬉しかっただろうが、幻のままでむしろ良かったのかもしれない。
これにてアイスランドでの釣行日程が終了。ロッジに帰る車中や昼食時、信じられないような好釣果に日英合同チームの面々から笑いが途絶えることはなかったのは言うまでも無い。