Langeland (18_20.11.06)

2006-11-22 00:47:43 | Fishing in Denmark
2006年シーズンの締め括りとして、先週末から月・火2日間の休暇をつなげてデンマークのLangelandに行ってきた。狙いは、これまで全く未経験の海岸からのシートラ釣りである。

で、先に結果を申し上げておくと、まあ、予想通りというべきか、見事に1度の当たりすら感じることなくBozemannであった。以下、参考記録として。

1日目、8時にBillund空港に到着後レンタカーを借り、まずFyn島Odenseの街中にある釣具屋に直行。大変立派な品揃えの良い感じのお店で当地お薦めフライ(Magnus,Fyggi等)を購入し、一路目的地のLangelandへ向かった。昼前には宿に到着し、昼食を手早く済ませ、ガイドもやっている宿の主人と一緒に、数日前良い釣果があったという西岸のポイントへ向け出発した。持参した1Xリーダーに2Xティペットの組み合わせで準備をしていたら、風が強く使うフライも大きいので変えたほうが良いとのことで、てきぱきと-1Xリーダーに0Xフロロティペットを取り出し全長9ftに再セットし自作フライまで結んでくれた。ガイドを頼んだのは初めてであったが、ガイドフィッシングというものの贅沢さを実感した瞬間であった。
駐車場前の砂浜ポイントは打ち上げられた海草で一面が覆われていた。この時点では潮位が高く沖合いへのウェーデングが難しいので、最初は1キロ程歩いて岬の先の岩場ポイントからスタートすることになった。
気温は9度あり、水温はさほど冷たい感じではない。狙いは海草が茂って水面が黒く帯状に見えているところで、そこ目がけてキャスト&リトリーブを繰り返しながら風下側へステップダウンしていくよう指示を受ける。この時期はとにかく魚を探して広い範囲をカバーすることが釣果につながるとのこと。1時間半かけて岩場ポイントを1km程を探るが反応無し。潮位が下がり始めたタイミングで砂浜ポイントへ移動。ここでは沖合に50m近くウェーデングして腰までつかりながらキャスト&リトリーブ&ステップダウンをひたすら繰り返す。うねりでバランスを崩さないように注意しながらのキャストは心身ともにかなり疲れるものであった。で、かなり一生懸命やったにも関わらず2人とも何事も起こらず1日目終了。南北に伸びる島に対して、風が南方向から吹いていて状況としては良くないらしい。

2日目、ガイドが秘密のポイントに案内してくれるというので9時過ぎに出発。車で30分程南に走った島の西側のワンドで、牧草地・畑の中を横切っていくため地元の人でないと知らない好ポイントらしい。が、2人ともここでも反応無し。午後からは一人になり、北端ポイント・北西端ポイントを見に行くが、強くなってきた風で砂が巻き上げられて強い濁りが入っており釣りは少しやって断念。結局、釣りになりそうなのは西岸側に限られることになり、初日のポイントに戻って再トライした。半径数キロに渡って人気は無いので、万が一こけて流されでもしたら間違いなく死ぬなあと思いつつ慎重にウェーディングしキャストを繰り返すも、魚の気配すら無し。Bozeの気配を感じ始める。

最終日の3日目、早起きし、まだ薄暗い時間から初日に探った岩場ポイントへ行き釣り始める。岩場・砂浜を順次カバーしていくも時間のみが虚しく過ぎていった。昼からは天候が悪化し雨・風が強くなってきた。昼の時点でBozeをほぼ確信しつつもキャストを繰り返すが結果は出ず、暗くなってきた5時前に納竿した。

時期なのか、狙う場所・タナなのか、使うライン・フライなのか、状況を変えるための判断材料がつかめないままにシートラ初挑戦が終わった。宿の主人からは3月末から4月中旬がベストだから是非また来いと言われた。大きくうねる海の中に立ちこんで#8ロッドを目一杯キャストする釣りは、渓流釣りとは全く違った趣があり、釣れないながらも大変楽しかった。うねりに負けないように足腰を鍛えた上で来春3月末にリベンジに行かねばなるまい。

Ybbs (11_12.111.06)

2006-11-13 04:57:14 | Fishing in Germany
先週末は、F師・T山師とともにオーストリアのYbbsへ週末遠征に行った。前回訪れた時は大雨による大増水で全く釣りが出来なかったため、今回はそのリベンジである。

Dusから参加されたT山師に夜11時頃にFRAでピックアップして頂いて、早朝5時前には現場に到着。この時点で外気温はマイナス3度。2時間ほど車中で仮眠をした後、昨日夜にハンガリーから既に現地入りしていたF師と合流し、宿でゆっくりと朝食を取ってからキャッチ&リリース区間で釣ることに決め、既に3回来ているF師をガイド役にポイント解説をして頂きながら川を見て回った。最初の入渓点に選んだポイント下の落ち込みで、川底にゆらゆらする80cmは下らないと思われる巨大な魚影を確認。F師によると、上流にある養魚場から逃げたイトウで未だに釣り上げられていないツワモノとのこと。大物イトウはT山師がストリーマーで狙うことにして、F師は上流側で、当方は下流側で釣り始めることにする。

天気は曇り、水温は6度でかなり冷たいが、とりあえず、いつものパイロットEHCで始めてみる。開始して程なく瀬の真ん中から立て続けに2匹ドライで釣れて、この時期でも結構活性が高いことを確認し、以降、支流が流れ込む区間の真ん中あたりを基点にしてその上下の区間を行ったりきたりしながら、1日中ドライで飽きない程度に釣れてくれた。サイズはあまり出ず、ブラウンがほぼ半々。フライの玉数が少なかったため#10フライを主に使っていたこともありグレイリングは1バラシのみであった。気温はあまり上がらなかったものの、とにかく魚影が非常に濃いので、一度攻めたポイントでも暫く時間を置くとまた釣り続けることが出来た。F師T山師は「簡単に釣れ過ぎでつまらん」と贅沢なことを言っておられたが、確かに自然河川を利用した管理釣場を貸切で釣っているような感じかもしれない。

1日目の夕食時から雨が降り始め、2日目の朝、川を見に行くと昨日歩いた川原が全て水没して茶色の濁流になっていた。最上流区間を釣る予定であったが、とても釣りが出来る状態ではなかった。またしても雨に祟られた2006年の渓流最終釣行であった。

Sommedieue (4_5.11.06)

2006-11-06 06:44:08 | Fishing in France
先週末は、初めてフランスの管理釣場へ出掛けてみた。金・土にかけて出かけていた欧州Bozemann4人組(Dus.NL.Fra)に途中から合流させて頂いた形である。

土曜の朝7時に家を出て10時半には現場到着。水の透明度は高く(特に一番奥の池は青みがかった不思議な色をしていた)、無風で鏡のような水面にライズはほとんど見えない。とりあえず、魚の反応を確かめるために止水で良く使うオレンジパートリッジを結ぶが反応が無い。
水面を良く観察すると、ライズはしていないものの表層をクルージングしている魚がいる。大きめのEHCで水面を叩き誘いをかけて見ると、予想外にフライの着水音に反応して1m位離れたところからでも見に来くる固体が複数いた。が、レギュレーションによりティペットが5Xであることに加えて、ジンクリアで鏡のような水面という状況では、ティペットを警戒されてフライ直前でのUターンを何度も繰り返された。なんとかティペットの気配を消すために、魚の進行方向を見定めてからその延長線上にフライ・ティペットが一直線になるように注意してキャストするようにすると立て続けに2匹ゲットできた。40㎝位のグットサイズだが、いかにも放流魚という感じで引きはさほどでも無かった。この後、ニンフとミッジでそれぞれ1匹追加し1日目を終了した。クラブハウスで今日帰る4人と暫し談笑してから別れて、食事後、宿に入った。宿は古い納屋か何かを改造したと思われる3階建に一人で泊まることになったが、きちんと暖炉に火も入っており、不思議と寂しさは感じなかった。

2日目、朝食前にとりあえず黒ウーリーで2匹あげてから、朝食後は昨日に続きドライに切り替えて釣りを続けた。気温が前日よりも下がった感じで、昼でも5度しかなくかなり寒い。魚の活性も昨日よりも更に落ちて大きなドライにはほとんど反応しなくなり、#16~#20サイズを使っての神経を使うサイトフィッシングになった。昼食まではUターンのオンパレードで、唯一のバイトもラインブレークしてしまい釣果はゼロ。しかし、食い気のある魚を探しながらのサイトフィッシングはこれはこれで大変楽しかった。
昼食直後、ストリップドピーコックをボディに使った細身の#16パラシュートで、午前中竿を出していなかったクラブ前の池で今回の最大サイズになる50㎝位のレイクトラウトをゲットできた。(何回も釣られているようで、口元を少し怪我していたので、水から上げての写真撮影は控えました。)

以降も、数バイトあるも結局フッキングできず、寒さも増してきたので4時前に納竿とした。