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備忘録

布川事件再審無罪判決に思うこと

2011-05-26 06:28:40 | 雑記録

布川事件再審無罪判決に思うこと

 
 布川事件の再審無罪判決が出た。
 
 判決文全文をまだ読んでいないから、それを読んでからブログ更新と思っていたが・・・・・・・。
 
 桜井さんと杉山さんには片岡支援でもお世話になっている。去年の10月、片岡さんが高知地裁に再審請求を提出する前日に、高知市で集会を開いた際にパネリストとしてお二人に参加してもらった。
 
 お二人の他にも、足利事件の菅谷さん、志布志事件の川畑さんに参加してもらい、コーディネーターは大谷昭宏氏という、まさに冤罪を語る集会を開いたが、地元高知のマスコミの反応はいまいちだった・・・。
 
 布川事件は3月に再審判決が出る予定で、片岡さんと支援する会のメンバーが土浦に出かける予定でしたが、震災の影響で延期となってしまい、5月24日の判決には行けなかった。
 
 この地震の影響は 東北の方だけでなく、多くの人に多大な影響を与えたが、司法にも影響はあった、郷原さんがUSTで語っていましたが、司法への関心が逸らされたと感じてます。 検察検討委員会の議決などにもその影響はあったと思う。
 
 その流れを引き戻したのはやはり布川事件の無罪判決だろう。今の司法に対し批判的に関心のある方々は、布川事件の判決日に合わせていろいろな企画を立てたようだ。
 
 ザ・スクープの元検察官市川寛氏の謝罪、USTで放送された大学での集会など実にタイムリーな連携ができていると思う。これからしばらくは桜井さん達はあちこちにぴっぱりだこだろうし、そうなっていかないと刑事司法の現状を世に知ら占められないだろう。
 
その役目を担うはずのマスコミの布川事件判決報道はどうだろうか? 判決日は以前から決まっていたことだし、判決が検察の行為をどのように判断するかが一番の関心であったはずだが、マスコミは相変わらず及び腰だ。特にテレビは原発の報道を隠れ蓑にしたかように布川事件判決の問題点を語ろうとしない。
 
目の前で司法の信頼が崩壊しようとしているのに、沈黙をする姿はどうだろうか?高知白バイ事件に関して言えば、沈黙どころか故意に情報を操作している感さえある。マスコミが司法批判、特に刑事司法への批判はアンタッチャブルなこととなっているのはまちがいない。その理由は、保身と出世に走る裁判官と同様の利害が絡んでいるからに他ならない。
 
先日 私のつぶやきが初めてRT100件を超えた。とてもうれしかったが、「へぇそうなんだ」と思うところがある。
 
長宗我部信親
 

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