<足利事件>捜査検証報告書を公表 DNA型鑑定を過大評価
警察庁は1日、足利事件の警察捜査についての検証報告書を公表した。冤罪(えんざい)を生んだ最大の問題点として、精度の低い当時のDNA型鑑定結果の過大評価を挙げ、誤った先入観を持った取り調べで菅家利和さん(63)を虚偽の自白に追い込んだと認めた。また供述や証拠を吟味して捜査の方向性を決める立場の捜査主任官が取調官を兼務する異例の態勢だったため、チェック機能が働かなかったことも明らかにした。(毎日新聞)[記事全文]
・ 誤った先入観で取り調べ=DNA鑑定過信、自白迫る-足利事件の捜査検証 - 時事通信(4月1日)
・ <足利事件>「捜査としては完敗」 DNA型鑑定の妄信自戒 - 毎日新聞(4月1日)
・ 足利事件の報告書要旨 警察庁 - 47NEWS(4月1日)
◇捜査当局の説明責任が問われていた
・ 足利事件 誤逮捕・起訴の警察、検察 問われる原因説明 - 下野新聞(3月28日)
・ 【視点】「なぜ犯人」解明されぬまま - 産経新聞(3月26日)
・ [特集]足利事件 - 捜査やDNA型鑑定などについての連載「らせんの真実」。下野新聞
◇菅家さんの今後
・ <足利事件>菅家さんの公民権が回復 選挙権も復活へ - 毎日新聞(3月31日)
・ 質問なるほドリ:無罪になった人への償いはどうなっているの? - 毎日新聞(3月27日)