雑記録X

備忘録

「滋賀猟銃6秒事件」変なのは高知県警だけでなかった

2009-06-18 08:26:39 | 雑記録
「滋賀猟銃6秒事件」変なのは高知県警だけでなかった。 
2009.06.18 Thursday
大谷昭宏さんのサイトに記事がありました。

明らかに警察がおかしいのですが、enzaixが高知県警のひどさに麻痺しており、スルーするところでした。

朝日
生放送中に猟銃を持ち 元あのねのね原田さん事情聴取へ
2009年6月2日

 人気フォークグループ「あのねのね」のメンバーだったタレントの原田伸郎さん(57)が、びわ湖放送(大津市)のテレビ番組で猟銃を許可なく手にしたとして、滋賀県警が銃刀法違反(所持)容疑などで5月13日にびわ湖放送本社を家宅捜索したことが、県警などへの取材でわかった。県警は原田さんから2日午後から事情を聴く方針。

 県警などによると、原田さんは1月17日、滋賀県余呉町から生放送された番組「ときめき滋賀’S」の中で、県公安委員会からの猟銃所持の許可なく、地元猟友会の男性(49)から渡された猟銃を手にした。銃刀法は都道府県公安委員会の許可を受けていない者が銃を手にすることを禁じているという。

 番組で、原田さんは古民家で猪(いのしし)鍋を食べるシーンで共演の女性タレントを介して男性から銃を渡された。約6秒間、銃を手にして「重たいもんですねえ」「これって、誰でも持てるもんじゃないですよね」と話していた。

 びわ湖放送の伊藤彰彦編成部長は取材に対し、「今回の件に関しては違法性のないものと判断している。捜査には協力する」と話した。原田さんの所属事務所も「罪に当たるという認識は全くなかった」と説明した。


大谷昭宏事務所

滋賀県警の悲しい点数稼ぎ
― 原田伸郎さんの検挙に異議あり ―


・・・
 言うまでもなく司法の世界には「加罰的違法性」というものが存在する。平たく言えば、いちいち処罰しなければならないことか、ということである。赤信号なのに、うっかり車道に飛び出してしまった。子どもがボールを拾いに、よその家に入ってしまった。これだって滋賀県警の「法令違反」という論法で行けば、逮捕して何日も身柄を拘束することも、少年院に送り込むこともできる。そこで司法は、この加罰的違法性についてよく考えなさい、としているのだ。

 今回の件は全国的に検挙件数がジリ貧状態にある銃刀法違反事件を挙げて目を引く手柄にしたい。そのためには話題性のある原田さんに目をつけた。滋賀県警の思惑はそんなところだろう。だけどこんなことを繰り返していると、裁判所も市民も現場の警察官の命がけの行為に対してさえ、「どうせ点数稼ぎ」として決して理解を示さなくなる。こんな事件の検挙がまたぞろ現場の警察官を苦しめることになると気づかない、いや気づかないふりをしている幹部がいることが寂しく、物悲しい。
(日刊スポーツ・大阪エリア版「フラッシュアップ」平成21年6月15日掲載)

最新の画像もっと見る