愛媛白バイ事件結審か?!
高知白バイ事件と愛媛白バイ事件。この二つの事件、兄弟と言いましょうか、二卵生双生児といえばいいのか、とにかく事故の概要がよく似ています。
似てはいるけど一番の相違点を言えば、愛媛のそれは少年審判≒刑事裁判で逆転無罪を勝ち取っていること。
しかしながら、愛媛県警らに損害賠償を求めた国賠訴訟では一審敗訴、逆に白バイの代金として約十四万円を支払えと松山地裁に命じられています。
もちろん、少年側は控訴しています。その控訴審も五月九日の月曜日・一四時からの口頭弁論(高松高裁)で結審するのようです。
刑事で勝って民事で負けるってことはよく耳にしますが、松山地裁の裁判官に言わせれば、あらゆるものから独立した裁判官として心証主義に従った判決なのでしょう。つまり、刑事裁判の判決結果にも、その他の事象にも影響されないで出した判決。
「刑事裁判の結果はどうであろうが、私は少年の過失による事故と判断した」
ということ。
けどねぇ・・ こんなときだけ原則論を言い訳にしている気がしてならない。確かに刑事裁判結果の影響は排除したが、わが身の出世と保身とかは排除できたのだろうか?
警察不利益の判決は出世にならないどころか、逆に左遷の要因となるから出来るわけがない。
警察に有利な判決を書くことが今の裁判官には無条件に常識となっている。警察が怖いわけでないだろう。上司の評価、最終的には裁判官の人事権を握る最高裁事務総局が怖いのだろう。
最高裁事務総局ってのは何? まぁ調べてみて下さい。まるでブラックボックス、伏魔殿とかいろいろ出てくるけど、向こうさん方司法官僚から言わせれば、『官僚達の聖域』であって、情報開示なんてこともどこ吹く風。政治家も誰ぁれも手が出せない世界。まずいないだろうが、仮に政治家が手を出せば、三権分立を侵しての司法への介入だと拒絶する。司法行政を司る行政組織でありながら、最高裁判所と言う名がつく組織だ。「鵺」(ヌエ)みたいなもの。
残るは国民だけど、国民の知る権利を代行していると自負するマスコミは事務総局と警察だけは「アンタッチャブル」としている。だから、その実態を多くの国民が知らない。知らないから何も感じない。
この愛媛白バイ事件や高知白バイ事件の裁判を通して、警察が相手の裁判だといかに常識が通用しないかを知ってもらいたい。その背景には官僚化した裁判官の出世と保身があるのはまちがいない。そのような裁判官に育て上げているのが最高裁事務総局だ。
刑事=少年審判で逆転無罪の少年が、民事では過失100%と認定されて愛媛県警に白バイの修理代を払うはめになるのか?
注目の愛媛白バイ事件控訴審 5月9日(月)14時開廷です
この口頭弁論で、控訴審結審の可能性が大きいらしいです。
ぜひともに、お近くの方は傍聴をお願いします。
愛媛白バイ事件を通して、今の司法の在り様に国民が関心を持っていることを裁判官達に伝えましょう
5月9日14時開廷です。周知宣伝にご協力をお願いします
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