米政府、くい打ち方式を正式拒否 「ミサイル攻撃に弱い」 日本政府案振り出しに
【ワシントン=佐々木類】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、12日にワシントンで行われた日米審議官級協議でキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)沖合に、くい打ち桟橋方式(QIP)で代替施設を建設する日本側の提案に対し、米側が正式に反対する考えを伝えていたことが明らかになった。外交ルートで政府案が正式に拒否されたのが確認されたのは初めて。昨年の政権発足以来、8カ月間にわたって進められてきた移設見直しは振り出しに戻らざるを得ない状況だ。(産経新聞)[記事全文]
◇当初から米側は難色
主な内容 |
海中からのテロ攻撃に弱い |
埋め立てに比べて上空からのミサイル攻撃にも弱い |
工期が現行案より長期化する |
◇政府案の原案
・ 普天間移設 政府原案「辺野古周辺」明記 - 毎日新聞(5月13日)
・ [表]政府移設案の主な問題点 - 読売新聞(5月14日)
◇決着はいつ?
・ 普天間「政治的には5月末で決着だ」政府主張 - 読売新聞(5月14日)
▽地元とアメリカ、どっちを優先?
・ 地元調整「6月以降も継続」=米との合意は今月中に―普天間問題で前原担当組 - 時事通信(5月14日)
・ 普天間基地移設問題 - 首相の「日替わり発言」などまとめて掲載。Yahoo!トピックス