雑記録X

備忘録

富山・強姦冤罪事件:国賠訴訟 柳原さんがんばれ  新聞読み比べ

2013-09-17 23:55:38 | 雑記録

 

富山・強姦冤罪事件:国賠訴訟 柳原さんがんばれ  新聞読み比べ


 

  

氷見の冤罪 あいまい証言に不信感 捜査員を証人尋問 国賠訴訟=富山
2013.05.28 東京朝刊 
 
 氷見市で2002年に起きた婦女暴行・同未遂の冤罪事件で、再審無罪となった柳原浩さん(45)が国や県などに約1億400万円の損害賠償を求めた国家賠償請求訴訟の口頭弁論が27日、富山地裁(阿多麻子裁判長)で開かれ、当時の県警捜査員2人に対する証人尋問が行われた。捜査員による誘導があったと追及する原告側に対し、「覚えていない」とのあいまいな証言も多く、主張は平行線をたどった。
 証人として出廷したのは、02年1月の婦女暴行事件(1月事件)と同3月の同未遂事件(3月事件)で、被害女性の供述調書を作成した氷見署の女性捜査員と、犯人の似顔絵を作成した県警鑑識課の男性捜査員。
 女性捜査員は、供述調書に記載された犯人の特徴の細部について追及されると、「記憶にない」などと回答。3月事件の被害者に柳原さんら複数男性の顔写真を見せた際、「(この中に)犯人はいないかもしれない」との「ゼロ回答」もあり得ると伝えたが、調書にその旨を記載しなかったという。
 また、柳原さんを誤認逮捕した後の同8月、氷見市で婦女暴行事件が起きた際、「1、3月事件と似ていると思った」と上司に伝えたところ、「(柳原さんが)もう認めてしまっている」と言われたと証言。その後、被害者への聴取から、犯人が1、3月事件と同様、立ち去るまでに数字を数えさせたり、「指切りげんまん」をしたりしたことを知ったが、類似性を感じたことをそれ以上、上司らに伝えなかったという。
 男性捜査員は両事件とも、被害者から事情を聴いた上で当日中に似顔絵を作成したと証言。3月事件の似顔絵が柳原さんに似ているとの指摘などには「柳原さんよりも真犯人の方に似ている」と主張した。
 口頭弁論後、記者会見した弁護団の1人は「覚えていないという答えが多く、県警の上層部が情報統制しているのでは」と不信感をあらわにした。証人尋問は3月、当時の氷見署の刑事課長ら事件の指揮を執った2人に対し初めて行われた。次回は8月19日で、当時の氷見署長や県警捜査1課長ら3人が出廷する。

 ■証人尋問の要旨
 ▽女性捜査員(当時の氷見署員)
 ・記録には残していないが、被害者に複数枚の写真から犯人を選ばせる際「ゼロ回答の告知」をした。
 ・柳原さんの身長と被害者が供述する犯人の背格好が矛盾することを指摘しなかった。
 ・柳原さんの逮捕容疑になった事件と逮捕後に起きた同種の事件で、犯行後の「指切りげんまん」が同じだと知った後、他の捜査員にそれを伝えなかった。
 ▽男性捜査員(当時の似顔絵担当)
 ・似顔絵は被害者から直接聞き取った内容を基に描いた。
 ・詳しい犯人目撃の状況や事件の流れを被害者から聞かなかった。
 ・誤認逮捕の原因になった似顔絵が柳原さんに似ているとの主張に、「むしろ真犯人に似ている」と反論。
 ・犯人の人相や発生場所の共通点から似顔絵で関わった二つの事件が似ていると思っていた。

 写真=富山地裁に入る柳原さん(手前)ら原告団
読売新聞社
  

富山・強姦冤罪事件:国賠訴訟 原告側、「積極的隠蔽」と批判 /富山
2013.05.28 地方版/富山 
 
 県警による強姦(ごうかん)冤罪(えんざい)事件で、服役後に無罪が確定した柳原浩さん(45)が国や県などに約1億円の国家賠償を求めた訴訟の第20回口頭弁論が27日、富山地裁(阿多麻子裁判長)であった。2回目の証人尋問があり、当時、性犯罪捜査員として被害女性から事情聴取した女性警官や、似顔絵作成をした男性警官が出廷した。
 柳原さんは2002年、氷見市で発生した強姦と強姦未遂事件の容疑者として逮捕、起訴された。懲役3年の実刑判決を受け服役したが、出所後、別の強姦事件で逮捕された男が氷見市の2事件を自供。冤罪と分かり、07年に無罪が確定した。
 2事件の発生時、県警は作成した似顔絵などに基づく捜査などにより、柳原さんを容疑者として浮上させた。柳原さんの逮捕後も同市内で同様の事件が起き、引き続き捜査を担当した女性警官は「(手口などが)似ていると思ったが、(他の捜査官から)『もう認めているから』などと言われ同様の事件は起こせないと思った」と証言。また、男性警官も「関連があると思った」と証言した。
 閉廷後、原告側弁護団は富山市内で記者会見し、県警が柳原さんの逮捕後にも同様の事件が起きることに疑念を抱きながら、追及を続けなかった点を批判。「積極的に隠蔽(いんぺい)していると言わざるをえない」と述べた。
 次回は8月19日、当時の氷見署長や県警本部捜査1課長、血液型鑑定を担当した計3人が証言する予定。【成田有佳】
毎日新聞社
 
 
  

手口酷似も「確認せず」 起訴後の被害で捜査員証言 氷見冤罪国家賠償請求訴訟
2013.05.28 朝刊 

 氷見市で起きた婦女暴行事件で再審無罪が確定した柳原浩さん(45)=富山市=が、国や富山県などを相手に慰謝料など約1億400万円を求めた国家賠償請求訴訟の第20回口頭弁論は27日、富山地裁(阿多麻子裁判長)であった。2002年の事件当時、氷見署の性犯罪捜査員だった女性警察官は証人尋問で、柳原さんの起訴後も真犯人による手口が酷似した事件が起きていた点を指摘され、「似ていると思ったが、(柳原さんが逮捕されているため)それ以上確認しなかった」などと述べた。
 女性警察官の証言によると、氷見署で取り調べ中の柳原さんを隣室から見た被害者は「雰囲気が似ている。あごの辺りが似ている」と話した。しかし、女性警察官は目鼻立ちや背丈など犯人との相似点を具体的に確認しなかったことを認めた。
 当時、被害者2人から聴き取りして犯人の似顔絵2枚を作成した男性捜査員も証人として出廷した。
 口頭弁論後、弁護団の中西祐一弁護士は「柳原さんを逮捕したいという観点で捜査が一気に進んだような印象を持った」と話した。
 弁護団などでつくる「氷見冤罪国賠を支える会」は27日、富山市の県民会館で報告集会を開き、市民の目フォーラム北海道の原田宏二代表らが講演した。

●捜査資料2カ所、公安委が開示裁決
 県公安委員会は27日までに、事件の捜査資料をめぐり、県情報公開審査会が開示妥当として答申した非開示部分124カ所のうち、2カ所の開示の裁決を行った。
北國新聞社

  

身長の違い確認せず 県警誤認逮捕 国家賠償訴訟 氷見署員(当時)証言
2013.05.28 新聞朝刊 29頁 (全720字) 
この記事を印刷
 
 2002年に氷見市で起きた婦女暴行事件などで誤認逮捕され、服役後に無罪が確定した柳原浩さん(45)が国や県を相手取った国家賠償訴訟の第20回口頭弁論が27日、富山地裁(阿多麻子裁判長)で開かれた。当時の氷見署員は、事件の被害者が柳原さんを見て「犯人だ」と述べた際、事前に作成された被害者の供述調書と身長が異なっていたにもかかわらず、十分な確認をしなかったことを認めた。
 証人として出廷した同署員は、事件から約3カ月後、同署で身長約160センチの柳原さんを見た被害者が「『この人が犯人だ』という趣旨のことを言った」と証言。事件直後の聴取で被害者が犯人の身長を約170センチと話していたことについて、原告側から「違いを照らし合わせる作業はしなかったのか」と問われ、「その場で自由に表現してもらった。『この間はこうだった』と(署員が)言うことはない」と語った。
 終了後会見した原告側の中西祐一弁護士は「柳原さんが犯人かを慎重に検証せず、どんどん捜査が進んでいった印象だ」と述べた。
 似顔絵作成を担当した当時の県警本部鑑識課員への証人尋問もあり、似顔絵の完成度について、2人の被害者はそれぞれ65%、80%と評価していたと説明。柳原さんの逮捕につながったとして、県警内で表彰されたことも述べた。
 次回は8月19日。引き続き証人尋問を行い、当時の氷見署長や県警本部捜査1課長らが出廷する。
 27日夕から支援者が県民会館で開いた集会には、ともに冤罪(えんざい)で服役し、再審無罪が確定した足利事件の菅家利和さん(66)や布川事件の桜井昌司さん(66)が参加。元北海道警釧路方面本部長の原田宏二さんが「富山県警の隠蔽(いんぺい)体質」と題して講演した。
北日本新聞社
 

  

具体的に容姿確認せず 氷見事件訴訟で元署員証言
2013.05.27 共同通信 
 
 富山県氷見市で2002年に起きた
強姦
(ごうかん)
事件などで約2年間服役し、07年に再審無罪が確定した
柳原浩
(やなぎはら・ひろし)
さん(45)が国や県に約1億円の損害賠償を求めた訴訟の第20回口頭弁論が27日、富山地裁(
阿多麻子
(あた・あさこ)
裁判長)であり、当時の氷見署員が被害者に柳原さんを見せた際「雰囲気が似ている」という話を得ただけで、それ以上、容姿を確認しなかったことを認めた。
 元署員の証言によると、隣の部屋から取り調べ中の柳原さんを見た被害者は「雰囲気が似ている。あごの辺りが似ている」と話した。元署員は目鼻立ちや背丈など犯人との相似点を具体的に確認する作業はしなかった。
 似顔絵作成につながった被害者調書で、犯人の容姿に関する記述がより具体的になったことは「記憶にない」としつつも「被害者に確認したと思う」と述べた。
 口頭弁論を終えた
中西祐一
(なかにし・ゆういち)
弁護士は「柳原さんを逮捕したいという観点で捜査が一気に進んだような印象を持った」と話していた。
 27日夕から支援者が開いた講演会には、ともに
冤罪
(えんざい)
で服役し、再審無罪が確定した足利事件の
菅家利和
(すがや・としかず)
さん(66)や布川事件の
桜井昌司
(さくらい・しょうじ)
さん(66)が参加。桜井さんは「私の国賠訴訟も何年かかるか分からないが、柳原さんもがんばって」とエールを送った。

共同通信社
 
2011/1/25(火) 午後 2:36
... 柳原三佳さん、名張毒ブドウ酒事件弁護団の稲垣弁護士の両氏の講演が終わった後、参加者との自由なディスカッションとなりました。その内容をまとめてみました。 ... 不法な捜査や理不尽な取り調べを受け、不法な証拠が作り上げられたとしても ...
2009/11/5(木) 午後 8:13
... 2年まえに決着した「氷見冤罪事件」取材です。 写真の真ん中の男性が無実の罪で5年間も獄中生活を送った柳原さん。 左から二番目が テレビ朝日キャスターの長野智子さん。 それ以外は私とカメラさん、音声さん。 ...
2008/1/24(木) 午後 10:12
<警察庁>捜査問題点報告…無罪の被害者、対応になお怒り 1月24日13時9分配信 毎日新聞  富山冤罪(えんざい)事件と志布志無罪事件のずさんな捜査の問題点をまとめた警察庁の報告について ... 被害者の柳原浩氏や志布志事件の被告12人の怒りが収まら ...
 
2007/10/11(木) 午後 6:21
... 柳原さんをめぐる捜査は明らかに富山県警のミスだ。ミスというより、思い込みによる欠陥捜査で、アリバイがある柳原さんを「犯人」と決め付け、むりやり、柳原さんの自白を引き出した。 ... それが二度と同じような冤罪事件を起こさないことにつながるからだ。 ...
 
  1. ユーザー名: sadao24
  • 3 年前
  • 再生回数 642 回
  1. 富山地方検察庁が持っている未提出の隠されている資料の開示を求めていく.
  1. ザ、スクープで報道した 警察は柳原さんが犯人では無いと知りつつ牢獄へ送った。とする重大疑惑につぃて、真実なら、捜査に携わった関係 ...

 

最終プレゼンが勝因=IOC委員の評価―2020年五輪招致

 東京が開催を決めた20年夏季五輪招致で、国際オリンピック委員会(IOC)委員の多くが東京の最終プレゼンを勝因の一つに挙げた。懸念された東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題に対する安倍晋三首相の明確な説明も評価された。(時事通信)
[記事全文]

◆プレゼンテーションを振り返る
[動画]東京の最終プレゼンと質疑の全内容 - NHK(9月8日)
オリンピック東京プレゼン全文、安倍首相や猪瀬知事は何を話した?(IOC総会・プレゼン内容) - ハフィントンポスト(9月8日)
2020年五輪開催都市決定・IOC総会 - 東京決定までの軌跡。スポーツナビ

◇最終プレゼンに高評価
<20年東京五輪>「実感伝わった」 最終プレゼン高評価 - 毎日新聞(9月8日)
東京五輪アンケート 勝因は「団結」「プレゼン」…「敵失」の声も - スポニチアネックス(9月8日)
[映像]招致活動は非常に質が高く建設的~ロゲ会長 - 日本テレビ系(NNN)(9月8日)

◇みんなの反応
五輪に関するつぶやき - Yahoo!検索(リアルタイム)
東京五輪が決定、結果に納得? - 意識調査

◇競技会場を地図で確認
夢の祭典の舞台をYahoo!地図でみてまわろう! - Yahoo!地図
【号外】夏季五輪、東京に決定! - Yahoo! JAPAN


最新の画像もっと見る