雑記録X

備忘録

県警捜査費開示訴訟 高松高裁で口頭弁論開始

2009-11-18 05:31:04 | 雑記録
県警捜査費開示訴訟 高松高裁で口頭弁論開始。高知新聞と高知県警。
2009.11.18 Wednesday
もうすぐ大河ドラマ「龍馬伝」が始まります。その竜馬の高知で、かつて高知県警と高知新聞は闘っていた。その、高知新聞の記事を紹介します。高知県警の裏金作りが無くなったかどうか分らないですが、高知新聞は、追求をやめてしまったようです。

高知新聞
県警捜査費開示訴訟 高松高裁で口頭弁論開始
(2005年10月8日・朝刊)

 県警の捜査費問題で、市民オンブズマン高知のメンバーが県警本部長に捜査費文書の開示を求めた訴訟の控訴審・第1回口頭弁論が7日、高松高裁で開かれ、オンブズマン側は一審・高知地裁判決が開示を認めなかった部分を「県情報公開条例の非開示事由に該当しない」と全面開示を求め、県警側は一審が本部捜査一課の不正経理疑惑の存在を指摘し、疑惑解明の公益性を理由に文書の一部開示を命じたのは同条例の解釈の誤りだと反論。情報公開制度を使った市民側からの疑惑追及に強い疑問を呈した。
 弁論で、オンブズマン側は「非開示に『相当な理由』があるかどうか厳格に解釈しなければ非開示は際限なく広がり、県情報公開条例の基本である原則公開が空洞化する」と指摘。捜査費の個別支出で、一審が非開示を相当とした警部補以下の氏名や捜査費を支払ったとする協力者、店舗名は条例の非開示事由に当たらず、県警側の立証も不十分だと主張した。

 県警は疑惑報道後も内部調査をしないなど、疑惑は本部捜査一課にとどまらないとし、一審が棄却したほかの部署の文書の開示も求めた。

 一方、県警側は捜査一課の文書の一部開示を命じた一審判決を「捜査活動に支障がある情報を開示してまで、情報公開制度で(疑惑の)解明を図ろうとする判断は、会計検査院や監査委員などの行政機関の公金チェック制度を過小評価している」と批判。疑惑解明はまず行政機関が行うべきだが、会計検査院や県監査委員から不正経理の指摘はないし、仮に疑惑に根拠があり、一審判決が命じた開示部分を開示しても「疑惑解明につながるか至って疑問」と市民側からの疑惑追及を事実上否定した。

 不正経理疑惑を指摘する報道後の県警の態度を一審が「不自然だ」とした指摘に対しても、オンブズマン側から詐欺容疑などで告発を受けた高知地検が捜査中だったため内部調査できなかったと反論したほか、「県議会でも誠実に説明している」とこれまでの主張をあらためて主張した。

 同高裁は11月末までにさらに詳しい主張をするよう双方に求めた。次回弁論は12月9日。

 オンブズマン側は15年7月、14年度の捜査一課、捜査二課、暴力団対策課の捜査費文書の開示を請求。これに対し、県警は月別支出のほとんどを非開示とし、個別支出は文書の枚数すら開示せず、オンブズマン側が高知地裁に提訴した。

 今年5月の同地裁判決は「組織的不正経理疑惑は払拭(ふっしょく)できていない」とし、県情報公開条例の「公益を理由とした開示」を適用。本部捜査一課の捜査費の月別受入額や執行額、支出伺や支払精算書など個別支出の捜査員の官職や執行額の開示を命令した。しかしそのほかは非開示が相当とし、原告、被告双方が控訴した。

現在、片岡晴彦さんは刑務所にいますが、支援する会は、高知白バイ事件の再審のために署名活動中です。enzaixは、十万人(以上)の署名が必要と思っています。

皆さん、時速10キロメートルで2メートルのブレーキ痕の写真を主張する高知県警がおかしいと思ったらぜひ、署名をお願いします。

署名はこちらから→「再審請求への署名活動」

最新の画像もっと見る