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備忘録

4月17日「高知白バイ事件が県外から国外へ」

2010-04-20 23:30:26 | 雑記録
4月17日「高知白バイ事件が県外から国外へ」

 昨日、13時10分からの白バイ事件国賠訴訟の判決言い渡しの傍聴に行ってきました。裁判長が口を開いてから「主文 原告らの請求を何れも棄却する 訴訟費用は原告らの負担とする」と言い終えるまで、腕時計のストップウォッチで計っていましたが所要時間は何と35秒。「棄却」という予想された内容であれ、あまりの呆気なさに唖然とします。
 今回の国賠訴訟の判決は端的に言えば、その主張自体が失当しているというものでした。その判断は、「本件有罪判決が誤っており、冤罪を前提であることを前提とするものであるから、被告らの私法上の責任の有無を判断するにあたっては、本件有罪判決自体の当否を判断しなくてはならない。 -略- 本件有罪判決は確定しており、原告晴彦が再審等により無罪の確定判決を得た旨の主張立証は無い。したがって、本件有罪判決を受けたことにより損害を被ったとする原告らの主張はそれ自体失当と言わざるをえない。」とのことが理由なら、一年間も引き延ばす意図は他にあったのではないかと思わざるをえません。
 片岡さんは、5月20日から24日の間に再審請求を地裁に提出するとのことですので、その間に新たな闘いの支援の輪がさらに広げていこうではありませんか。
 これまでにも、「高知白バイ事件」を国外メディアに向けて告発する外国人特派員協会での記者会見が行われることをお知らせしていましたが、動画録画がアップされましたので、ご報告しておきます。片岡晴彦さんの他に警察内部告発の仙波敏郎さん、そして映画「ポチの告白」の監督高橋玄さんがひな壇に並んでの会見となっています。動画は全部で1時間22分と長めですが、貴重なものですので是非ご覧になって下さい。
 いずれにしても、外国人記者の反応が興味深いのと最後に質問者として登場する元最高裁判事の弁護士の違和感は特筆です。特にこの弁護士に対する怒りは高橋監督のブログ「乱暴者の世界」に詳しく書かれています。


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