落書きが見つかった高知県警本部(31日午前、高知市内)
10月31日早朝、高知市の県警本部と高知地検などが入る高知法務総合庁舎、高知地方・家庭裁判所のいずれも正面玄関に「法守レ」「大ウソツキ」などと落書きされているのが相次いで見つかった。高知県警本部と総合庁舎の防犯カメラに31日午前3時すぎ、敷地内をうろつく不審な人物が写っていたという。高知署が建造物侵入と器物損壊容疑で捜査している。
落書きが見つかった高知地検(31日午前、高知市内)
高知署などによると、落書きはいずれも赤のスプレーで、玄関ドアのガラス面に書かれていた。高知県警本部には「大ウソツキ 犯罪者団体」(縦120センチ、横150センチ)、地検などが入る高知法務総合庁舎には「法守レ」(縦60センチ、横130センチ)、裁判所には「人権守レ 法守レ」(縦120センチ、横150センチ)と書かれていた。
落書きが見つかった高知地裁(31日午前、高知市内)
高知署は、字体が似ていることなどから、同一犯の可能性が高いとみている。
防犯カメラに不審な人物が写っていたのは総合庁舎が午前3時5分ごろ、高知県警本部が午前3時10分ごろ。裁判所にカメラは設置されていない。総合庁舎と裁判所の門扉は夜間は閉まっており、高知県警本部の門扉は半分開いた状態だったという。
高知県警本部には高知県公安委員会も入っている。夜間は玄関を入った突き当たりの当直室で6人が交代で詰めているが、落書きには気付かず、見つけたのは午前4時半ごろだったという。県警警務課は「今後、庁舎警戒を徹底する」としている。
高知新聞に「犯行声明」
一方、10月31日午前、高知新聞社など報道各社に「犯行声明」と書いた文書が郵送で届いた。封書には男の名前と高知市内の住所があり、「運転免許証の取消処分に不服で異議申立を行った結果、公安委員会は、事実・真実が一つもない決定書を作成した」「これから明白な意志をもって犯罪・違法行為を行う」などと書き連ね、高知県警本部など3カ所に落書きすると書かれていた。
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