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09-163 : 「とりあえず政権」誕生

2009年08月31日 22時00分00秒 | いろいろ

さて、今日も予想通り台風の影響により午前11時にはマリーンズの試合が中止となりましたので、今日も別の話題で記事を書いてみたいと思います。

それも、珍しく政治ネタ!  
どうしたんでしょうか、私が政治ネタなんて。 本人自体もそう思っているでしょうが、当堕ブログをお読み頂いている方々の多くも、そう思っていることでしょう。 ここで、私が社会風刺的な記事とか書く事は記憶にないでしょうしね(自分でも記憶にない)。
今回の選挙について、各テレビ局が放送していた開票速報番組に関連したことを中心に、ちょっと語ってみたいと思います。 分かっているとは思いますが、相変わらず文章構成など考えずにたらたら書いておりますので、支離滅裂のまま文章が終わる可能性が高いことをご了承くださいませ。



昨日の第45回衆議院議員選挙において、これまでの与党・自民党が大きく議席を減らし、野党第一党であった民主党が絶対安定多数を超える308議席を獲得しました。

民主が308議席=衆院選、全議席確定(時事通信) - goo ニュース

簡単に言ってしまえば、議席数から言えば、自民党と民主党の議席が全く逆になり、その他政党にはほとんど影響なし、といった具合でしょうか。 まあ、連立与党であった公明党が、党首が小選挙区で民主党候補に敗れることで議席を失うなど、改選前より10議席減らした分、民主党に議席が増えた。 付け加えるとそんな感じでしょうか。

投票が始まる前から、各種マスコミの調査から民主党が300議席以上獲得する可能性が高い、ということが予想されておりましたので、別に民主党が圧勝したことに何一つ驚くことは何もなかったです。 ただ、マスコミ各社が発表した投票前の事前調査(予想)よりも、投票日に出口調査などを行い、投票締め切り直後に発表した各政党の議席獲得予想の方が、数字的には外していたところが多かったとことが面白かったですね。

午後7時55分頃から、24時間テレビを放送していた日本テレビを除くキー局で一斉に開票速報番組が放送開始しました。
我が家は、何気にこの「選挙速報番組」が大好きでして、各局が出口調査などにより発表する獲得議席数だとか、刻々と発表される当選確実情報や各選挙区の開票速報値などを観ていると、あっという間に時が過ぎてしまうほどです。 台風で中止にならなかったら私達は千葉マリンへ観戦する予定でしたが、午後8時ころから開票速報をいつでも観ることができるよう、ワンセグTVを球場に持っていこうとしていたくらいです(携帯電話についているワンセグよりもはるかに受信性能が高いのです。)

話を戻しますと、午後8時少し前から番組が開始され、投票締め切りの午後8時になると同時に、各局一斉に独自調査による議席獲得予想が発表されました。
わざわざ記録していたわけではないので正確な数値は忘れましたが、2大政党のおおよそのキー局の予想数値は以下の通り。
  自民党  98~110  vs  民主党 321~326
それに対し最終結果は、
  自民党 119  vs 民主党 308
でした。
投票当日に出口調査などで詳細な予想をしていたにも関わらず、自民党の獲得議席数を厳しく取りすぎ、民主党の獲得議席数を甘く見積もり過ぎていた感がありました。 
また、連立与党であった公明党の予想議席数も15-21となっていたことから、マスコミ各社の分析の大前提として「与野党逆転」「政権交代」というお題目があった上で評価・分析してしまったことによる原因があったのではないか、と感じましたよ。 

その後、午後9時半過ぎに実際の各選挙区からの開票速報数値が入ってくるまでの間、各局では意味不明な芸能人ゲストを呼んで評論しているところもあれば、政治評論家や元議員や元閣僚を呼んで討論しているところもありました。 まあこのあたりははっきりいって、これまでの選挙報道の中で何度も行われた評論だったり議論だったので、さほど目新しさはなし。 芸能人を呼ぶ意味がわからない、ということだけははっきりしていましたが。 

午後9時半を過ぎて開票数値が入ってくると、さらに「当選確実」及び「落選確実」情報が加速。 でも、いくつか「当選確実」及び「落選確実」情報に誤りがあったようですね。 まあ、このあたりもご愛敬です。 民放は特に、我先に「当確(落確)」情報を! 、とやたら当確(落確)情報を打つのは今に始まったことではないですしね。 先に当落情報を発表したからといって、別に視聴率が上がるわけじゃないと思うんですがね。 このあたりは、相変わらず民放の反省が見られないところですが、各局の根本的な考え方が、開票速報は「報道番組」という名の「エンターテイメント」として考えているのであきらめましょう。

エンターテイメント性で素晴らしかったと言えば、千葉テレビ!
千葉テレビは午後9時から開票速報を放送し始めたのですが、これがもうグダグダ♪ アナウンサーは候補者名などを噛みまくり、県内の当選確実者情報のテロップは間違いまくりな上に、表示されたと思ったら一瞬で消してしまったり。 一瞬でも気を抜いてテレビを観ていたら、誰が当選したのかわからないという視聴者を引き付けるための手法を取っておりました(もちろん、嫌みです)。

一番素晴らしかったのは、千葉県以外の主要な当選(落選)確実者名を放送していた時。
「千葉 ○○区 □□□□(候補者名) (△△(政党名))」という表記になっていたのですが、途中で、
 米米 米米区 米米 (自民党・新)
と表示されていました♪ 自民党、どこに候補者たてておるんですかいな? それってどこのカールスモーキーですか? 

ま、千葉テレビ、慣れていないんでしょうねぇ、こういったことに。
当然、千葉テレビは千葉県内で行われる知事選だとか市長選・市議選の開票速報もよく放送しているので、全く初めての経験ってことはないのですが、全国規模の選挙となると基本的には数年に1回しかないわけで、リハーサルもなかなかやりにくい部分もあるでしょうしね。 番組の多くが録画番組であり、ニュースも即時性の高いニュースを読んだり、リアルタイムで行われている事象を報道するってこともあまりないですから、なかなかスタッフも現場もなかなか対応ができない部分があるのでしょう。 もちろん、キー局と地方局なんて、バックにいるスタッフ数が圧倒的に異なり、報道する内容もアナウンサー本人がテレビカメラとマイクを持ってごく数人のスタッフと取材に行く、ってことが普通ですから大変なのは確かですが。(キー局は、そのあたりは役割分担されていますからね。)


そんなこんなでテレビ番組を見ながら軽くケチをつけながら観ていたわけです。
今回、結果的に民主党が圧倒的多数で勝利したわけですが、民主党に期待している、というよりも、自民党に嫌気がさしているか、とりあえず政権交代させてみるか、といった意見の無党派層的意見ばかりだったのではないでしょうか? だから今回の記事タイトルは「とりあえず政権」誕生、としたわけです。

私個人的にもほぼ同じ考えですし、正直民主党に過大な期待は一切しておりません。
今回、少なくとも「永遠与党」であった自民党以外の政党が現れ、その政党が政権を担う力量があるかどうか、を見極められる機会が得られた。 私が期待することは、それだけですかね。
民主党は今回の政権担当で、恐らく多くの失敗をするでしょう(自民党が政権継続していても五十歩百歩だったでしょうが)。 そして早ければ来年の参議院選挙で敗北することもあり得るでしょうし、遅くとも次の衆議員総選挙にはまた野党に戻るだろうと思われます。 しかし、かつての社会党のように、そのまま政党自体が分裂・実質消失するような事態にはならず、再び政権を獲れるように反省と体制作り強化しより強い政党になってもらいたいと思います。 そのためには今回の政権担当で、批判をたくさん浴びながらもどこまで多くの実績を作れるか、でしょうね。




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それにしても、Youtubeに出ていた自民党の「ネガティブキャンペーン」CM。
アメリカでは一般的な手法らしい(といっても批判も多い)ですが、日本でそれをやってもねぇ。 はじめから「野党」になるつもりで作ったとしか思えないCMでしたよ。 「責任力」って言っているのに、他人の話ばかりされてもねぇ。。。 自民党ってどこの広告代理店(プランナー)がついていたんですかね??