12/1-1 : 抜け出すのは？ 【０８年個別評価・中郷／古谷／内／相原】

１１月２３日に契約更改をした選手達について、一括して２００８年の個別評価を書いてみたいと思います。

ＦＡ権を持つ選手をたくさん抱えていたこともあり、ＦＡ選手以外の契約関係の話が全く出てこないと思っていたら、ファン感終わった瞬間から一気に大量の契約更改が始まりました。　２３日にはいきなり１２人ですからねぇ～～～。　その翌日の２４日も１０人。　ＦＡ残留組と合わせて、一気に半数近くの契約更改が終ってしまいました。



２３日の契約更改分とは言いながら、一気に１２人分も書けないので、まずは投手から書いていきたいと思います。　その中でも、大社ドラフト組の３人を除いた４名。
２００９年の年俸が高い順に並べました。　露骨ですけど、そういう世界ですからね、プロ野球は。　成績を残せばあっという間に上に上がれる可能性があるわけですから、活躍のバロメーターとも言えるわけです。　特にこのあたりの年俸の選手達にとってはね。




【投手】　10/10-1　:　【超！上から目線企画】　０８投手陣査定



３８　中郷 大樹




昨年、サブローに絶賛された中郷。
なんとか１軍には夏ころに上がったものの、結局敗戦処理の６試合の登板に止まり、２００８年は右のセットアッパーとしての地位を確立したいところでしたが・・・・・

すっかりニュースソースなどを忘れていますが、少し故障があったんでしたっけ？
２００８年は１軍ではわずか２試合の登板で終わってしまいました。　それも、８月の五輪代表で成瀬が抜けた枠でかろうじて、というときのみ。　清水が１・２回で試合をぶっ壊してしまった長野での試合と、山本省吾に見事なまでに封じられた時。　ただ、バファローズとの試合では、大阪ドームのバファローズファン（？）が唯一見たいと思っている清原の出番を、見事なまでに裏切って差し上げ三振に仕留めるという、最高の仕事を成し遂げてはくれました。

ファームでの成績はこんな感じ。



防御率は２．４１と結構良いものの、投球回数と被安打数がほぼ一緒ではちょっと１軍ではきつかったですね。　サカタ監督などから１軍昇格の推薦が得られないのはしょうがないかもしれません。

私自身、ファームでの試合ではなぜか１度も中郷の登板している時にめぐり合わせていないので細かい印象が書けませんが、来季は何か「このボールこそ、中郷だ！」と言わせるようなボールを身につけ、１軍中継ぎ陣の一角を担って欲しいものです！


　　【私的評価　Ⅳ】
　　【年俸査定】　850　←　890　←　840
　　（08）　2試合　0勝　0敗　0Ｓ　防御率3.38　←　（07）　6試合　0勝　0敗　0Ｓ　防御率5.40
　　【実際の査定（推定年俸）】
　　　８９０万円　（増減なし）
　　　　
　　【０９年の期待数値】
　　　２５試合以上登板　２５投球回以上　被安打／投球回数０．８以下　年間の半分以上で１軍登録







２７　古谷 拓哉




２００６年。　成瀬との左腕２人でファームのローテーションを引っ張っていった古谷。　成瀬が先に１軍での登板の機会を得、結果も出した。　古谷も８月に出番が回ってきたが３回持たずに降板し、その後登板機会に恵まれず、２００７年にはその差はさらに開き・・・
２００８年こそは少しでも、と思っていましたが、ファームの中継ぎ登板でまったく結果が出せない日々が続く。　まあ、ちょっと２００６年のファームでの状態が結構良かっただけに期待し過ぎなのかもしれないけれども。。。

なぜか、古谷の登板も今年はファームで観ていないんですよねぇ、私。　試合前のウォームアップでの姿とかはさんざん見ているんですけど、どうしてでしょ？？



ファームの数字をみてみても、被打率が高いのと四球数の多さがやはり気になるところ。　制球が定まっていないだけなのか、逃げの投球になっているからなのかはわかりませんが、ちょっと「１軍で試してみるか」という気にはならないです。
来季はせめてファームのローテーションの一角を担い、いつでも１軍に読んでもらえる準備ができている、くらいになってもらいたいものです。　先発左腕は貴重ですからね！


　　【私的評価　Ⅴ】
　　【年俸査定】　800　←　900　←　1,000
　　（08）　１軍出場なし　←　（07）　１軍出場なし
　　【実際の査定（推定年俸）】
　　　８１０万円　（９０万円減）
　　　　
　　【０９年の期待数値】
　　　２軍の先発ローテーション　１軍での登板５試合以上






２１　内 竜也




ちょうど１年前くらいになるんですかね？　内が手術に踏み切ったのは。。。
将来の抑え候補、としての呼び声が高い内でしたが、なかなか成績に結びつかない状態でしたが、首脳陣からの期待が高いのか、昨年、ハワイでのウインターリーグに選ばれました。　でも、結局故障ですぐに帰国（代わりに派遣されたのが古谷）。　そして、手術。
２００８年はひたすらリハビリをする日々となってしまいました。　終盤には２軍の試合で投げることができるようにはなりましたが、成績を残すには至らず。。。　それでも、今年もハワイ・ウインターリーグメンバーに選ばれ、ハワイの地で少しでも実戦の機会を増やして来季へのきっかけとなればというところでした。　でも、結局約２か月で４試合（？）の出場で終わりました。　状態が本当に気になるところ。。。




内も、やはり私が実戦での登板を観ることができなかった選手。　手術後、球の威力がどれほど回復しているのか、などをど素人目でも観てみたかったんですが。
まあ、ファームでの成績を観る限りは全快とはとても言えない状況でしょうか。　ここ数年の球団の方向性からすると、内に残されたチャンスは今年が最後じゃないかと思います。　ハワイにも連れて行ってもらっているわけですし、球団としては最大のサポートはしているように思います。　術後なので無理はいけませんが、オフの間、とにかく肩・肘の強化はもちろん、身体能力の全体的な向上を図っておいてもらいたいものです。
とにかく、２００９年は３年振りの１軍登板を！！


　　【私的評価　Ⅴ】
　　【年俸査定】　750　←　800　←　810
　　（08）　１軍出場なし　←　（07）　１軍出場なし
　　【実際の査定（推定年俸）】
　　　７５０万円　（５０万円減）
　　　　
　　【０９年の期待数値】
　　　１軍キャンプへの参加　１軍登板２０試合以上




　

５３　相原 勝幸




オーバースローとアンダースローという二刀流投手として２００６年に１軍でもデビューした相原。　このとき、運よくバックネット裏の２階席にいたので、じっくりとオーバースローとアンダースローの両方を堪能できました。
奇をてらうのはいいかもしれないですが、それがずっと通用する程甘い世界ではないのがプロの世界。　結局、アンダースローというかほぼサイドスローの高さの１本にして、２軍でも結果が出てきたのが今年でした。

ファームの試合でも何試合が登板したのをみましたが、三振かフォアボールか、というどっちか両極端にしか転ばないという印象。　しかし、腕をたたみながら投げ込む投球フォームは打者から球の出どころが見えにくのか、前半戦はほとんど痛打されることがありませんでした。　まあ、後半戦は疲れからなのか癖などが見破られたのかわかりませんが、前半戦ほどの三振は奪えなくなりましたが。。。　まあ、だから再度の１軍昇格がなかったんでしょうけどね。。。

ファームの成績はこんな感じ。



改めて奪三振率（奪三振÷投球回数）の高さ（１１．２７）がわかります。　まあ、１軍で三振を頻繁に奪えるにはまだ精進が必要でしょうけどね。

相原は４月終わりから５月半ばまで、１回の登録抹消がありましたが１軍で計２２名の打者と対戦をしました。　そのわずかな対戦数ではありますが、ものすごく極端な数値が出ています。



左右打者別の対戦成績ですが、右打者に対する被打率が異常に低いことがわかります。　唯一のヒットが、５月１８日の登板で濱中に打たれたホームランですからね。　右打者へのワンポイントリリーフ、という特化した道があるかもしれませんね。


　　【私的評価　Ⅳ】
　　【年俸査定】　750　←　730　←　760
　　（08）　4試合　0勝　0敗　0Ｓ　防御率5.40　←　（07）　１軍出場なし
　　【実際の査定（推定年俸）】
　　　７３０万円　（増減なし）
　　　　
　　【０９年の期待数値】
　　　３０試合以上登板　右打者への被打率０．１００未満　右打者スペシャリストとしての地位確立♪




　　　　　　　　　　　　　　　




そういえば、昨日から今日にかけては、珍しくマリーンズのニュースがいくつかありましたね。

里崎が３８９人集めて３曲歌ったりしながら１時間半も延長したディナーショーを行ったとか、ベニーちゃんが（日本円だと）半額近くの年俸で契約更新したとか、細谷が『ＨＯＳΦＹＡ』という登録名にしたいなんていう初安打を打った頃のネタがいまさら再報道されたりとか。

そういえば、新人発表会の日程も１２月１４日（日曜日）に決まったようで。
まだドラフト３人契約済んでいないけど、なんとかなるかな？（木村は今日契約交渉？）　まあ、木村と上野の２人は問題なく入団を決めてくれるでしょうけどね。　
竹原のケツをあおるためにも、長野には入団してもらいたいんだけどなぁ。。。






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　次回の個別評価は、根本・服部・下敷領の３人の予定です。