目には見えず、これと言って手に掴む事は出来ないが、私たちの生命活動の大本は、宇宙の生成力(徳)の偉大で不思議な力である。
人は決して、一人で生きているのではなく、皆んなが同じ偉大な宇宙の生成力で、生きている。
貴方の生命も、私の生命も、考え方は違っても、その根元はまったく同じであった。
この同じ生命の大本である「徳」の力は、しっかりと自覚する時間が欲しい。
それが、まさしく「道徳」の時間である。
偉大なる宇宙の徳を感じて歩く道…。
皆んなの生命の根元は一つだから、広く皆んなを愛して生きよう。
目の前にいる人を、心から思いやって、仲良く生きていこう。
弱肉強食の競争をして、一人勝ちして威張るような格好の悪い生き方は、止めようじゃないか。
一人勝ちして威張ってみても、そこには孤独で冷たい人生しかない。
宇宙の心と一緒になって、人を愛し思いやって生きていけば、人間として貴方はどんどん成長できる。
孔子は「広く衆を愛して仁に親しむ」と言っている。
「衆」とは沢山の人という意味だから、広く沢山の人たちを愛して、お互いに思いやって生きることが、最高の生き甲斐になる…と。
もちろん、あまりにも他人との距離が近すぎてしまうと、お互いにちょっとしたことで腹を立てたり、衝突してしまうこともあろうから、親しみ思いやると言っても、やはり他人との間に適当な距離を置くことは、肝心なことだ。
とにかく、競争をして勝つことばかり考えないで、お互いに価値を認め合い、思いやって生きることだ。
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