写真はお遍路さんに向かう九州を発ったフェリーからの景色です。
九州の新門司港から大阪南港まで幾度となくお世話になりました。
新しいフェリーなら振動や騒音が少なく楽なのですが、古い船だと一晩中ガタガタとやかましく更に揺れて、慣れない方だと眠れないかも知れませんね。
お遍路さんに慣れない内はツアーのお世話に成りましたが、慣れてくると自分達で廻る方が日時や経費共に速く安くつきます。
ツアーではバスの添乗員さんや先達さんが作法やお経など全てお世話して頂けるので、半分物見遊山気分でも廻れますが、自分達で廻るとそうは行かなくなります。
綿密に計画した行程表が必要となります。
札所間の距離と時間、各札所での参拝から御朱印を頂くまでの所要時間を予測し予定を決めます。
札所のお寺により、また季節により閉門時間が異なり、事前の調査が必要です。
その一日でどの札所まで廻れるかを予定し、近くのホテルを予約します。
当日の予定が早く終われば問題はないのですが、車の故障やトラブルが起きると予定が狂ってしまい、悲惨な目に遇いかねません。
それと疲れは否めませんし、何が起きるか分からない不安もあります。
その期間中は気持ちが休まらないのが実状ですね。
それも修行だと肝に命じ頑張る事が、終わった後の達成感が格別なモノにもなりますが。
お遍路さんも経験だから一度経験すればそれで満足なんでしょうが、一度行くと又行きたくなるのだと言われます。
一般には『遍路病』と言うのだそうです。
私もこの遍路病かも知れないと想っていますが。
「遍路病」との事ですが、コロナ禍で何処へもいけないので寂しくされてないですか?