しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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綿と棉

2012年05月31日 22時09分48秒 | 棉を育てる
三河木綿を検索して、

綿の弓打ちを調べ・・・・

すぐに、したくなるのが・・私

小さい弓で・・どうも、うまくいかない・・



なら、大きい弓にしたら、どうかな?



うーーーーん、

木槌でたたいてみたけど・・・うーーーーん、

うまくいかなかったので、

カーダーで、そろえると・・・

らしくはなったけれど・・・

ふしのある糸にはなったけど・・・

細く紡ぐのは難しい!

棉を綿にするのはたいていではないぞ。

畑にはこんなに可愛い棉の双葉ちゃん!



カタツムリに食べられる前に木酢をかけました。

さあ、カタツムリやオトシブミとの戦いが始まります!

綜絖(そうこう)通しと筬(おさ)通し

2012年05月26日 21時28分44秒 | 織り
千切り巻きも2本巻き終わりました。、

さあ、織りに入ります。

織りの為の準備作業、まずは綜こう通し



糸も垂らすと縞の雰囲気がでるなあ。

綜こう通しもおさ通しも

けっこう面倒な作業であるわけで・・・

でも、たかが、(352×2)本・・


絹織物の人はどんなに面倒なんだろう!



これで、みいんな通ったよ、

部分に網代模様を入れるので大変ちゃあ大変でした

続いてオサ通し



私はカマチにオサを置いたまま糸を通します

竹オサが割れちゃったので、

今回は金オサです。
(タイトルの時はコード入力出来たのに、もうさっぱり!)



こうやって、通したオサをくるっと反対向けたら

織れる状態になるのよ。

手ぬぐいに糸先を結び、

千巻に手ぬぐいを巻き付けたら

機の鳥居に置いていた千切箱を下ろし、



織機に千切りをセットします。

それから、しばらく、緯糸入れを一人楽しみ、悩み・・・

焦げ茶と、つまみ糸だけに・・・決定!



こんな縞になりました!

遠くから見ると只の縞に見えるかな



良い着尺と思わない?

茜のピンクも効いてるし、縞がランダムなのも・・・

私、一人悦に入っているんだけど・・・なあ!






写真がたまってさ!

2012年05月25日 15時35分11秒 | 作業
しばらく、パソコンから遠ざかっていましたが、

写真は結構撮っていました。

今回は「整経」をたくさん撮っていたので、

整経の作業を紹介しましょ。

整経とは、経糸をしまだて(デザイン)に合わせて

並べ、ながーーーい、(今回は15㍍と6㍍)糸の束をつくります。

糊を付けた経糸用の糸を枠にとります。

これは、15㍍の着尺用の糸を巻いた枠

それを、部屋の端にならべて・・・

夫のレコードが邪魔だけど・・・

「さあ!歩くぞー!」

糸が絡まないように気をつけながら

ひたすら、糸を持って歩くのです。


私の整経台は3㍍もあり、全体が写せないので、


こっちが、右側。

こっちが左側。
私は、棒の上の方に巻いていきます。

大体、60本位巻くと
次からクロスに巻きます

ここが、アゼをとるところ、

こんなに高くなったわ。
整経が終わったら

アゼのところや糸の途中を太い紐で縛っておきます


なるべく、糸が絡まないようにね。

帯地の方は糸が太いので楽ちんです。



うーーん、あまり、綺麗とは言い難い糸束ですね。

どんな布になるか、お楽しみ!


我が家の畑で採れました「和綿」です。

2012年05月25日 15時20分40秒 | 棉を育てる
朝起きてみると

昨年採れた和綿を夫が綿繰り機にかけていた。



ふんふん、しばらく綿繰り機は、

和棉の会に貸してあげてたからね。

ようやく、種取りをしてくれるのね。

ありがたい!自分の綿で糸を紡げる・・



ほら!良い棉じゃない!?

と思っていたら・・彼の必要な物は

こっちだった!



「綿の種を蒔く時期がきとるやろうが!」

「へへー旦那。ありがたいこってす。」

5月のはじめの我が家の朝のことでした。