丹波布は平織りの木綿と絹の交織の織物です。
で、綜絖は2枚。
今回は木綿の糸700本を前と後ろの綜絖に手で通していきます。
ちょっと、小細工をしたために 面倒な作業となりました。
半日かかってしまったわ。
丹波布は「口伝」です、
康子先生(足立康子氏)の言葉だけで、
まるで、母に料理を教わるように教えていただきました。
康子先生はほんとにすごい人です。
丹波布の第一人者と言われるだけの人です。
そんなにすごいのに、
我々の言葉にも耳を傾け、否定されることはあまりありません。
千切り巻きの時、ずぼらな私が新聞の端を折らずに使ったのを見て、
「私は折った新聞紙を使うから、糸がちゃんと納まると思うのよ。」
なるほど!新聞の端を折るには理由があったのか!
口伝で教える秘訣も教えてもらった気がします。