しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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綜絖(そうこう)通しと筬(おさ)通し

2012年05月26日 21時28分44秒 | 織り
千切り巻きも2本巻き終わりました。、

さあ、織りに入ります。

織りの為の準備作業、まずは綜こう通し



糸も垂らすと縞の雰囲気がでるなあ。

綜こう通しもおさ通しも

けっこう面倒な作業であるわけで・・・

でも、たかが、(352×2)本・・


絹織物の人はどんなに面倒なんだろう!



これで、みいんな通ったよ、

部分に網代模様を入れるので大変ちゃあ大変でした

続いてオサ通し



私はカマチにオサを置いたまま糸を通します

竹オサが割れちゃったので、

今回は金オサです。
(タイトルの時はコード入力出来たのに、もうさっぱり!)



こうやって、通したオサをくるっと反対向けたら

織れる状態になるのよ。

手ぬぐいに糸先を結び、

千巻に手ぬぐいを巻き付けたら

機の鳥居に置いていた千切箱を下ろし、



織機に千切りをセットします。

それから、しばらく、緯糸入れを一人楽しみ、悩み・・・

焦げ茶と、つまみ糸だけに・・・決定!



こんな縞になりました!

遠くから見ると只の縞に見えるかな



良い着尺と思わない?

茜のピンクも効いてるし、縞がランダムなのも・・・

私、一人悦に入っているんだけど・・・なあ!