しまぬきを温めて 丹波布を織る

丹波の山奥、昔々の織物を温め(おさらいするの意味)ていきたいおばちゃんの織り物語

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綿が来ました。

2012年03月17日 18時29分53秒 | 糸を紡ぐ

先日、青垣和棉の会より、

地綿が届きました!



地元の皆さんがそれぞれの畑でそだて,

種を綿繰り機で取り除き、

青垣和棉の会から、綿打ちに出して、

きれーいになったのを、

我々織り人に分けていただきました。

こっちは、エジプト綿が混ざった輸入綿。

それでも、わざわざ、糸紡ぎ用のものを購入します。



お値段はやっぱり違うけれど、

地元の綿が手にはいるのはうれしいです。

うちで採れた綿は、まだ、種が入ったままです。



ユリロンに教えて貰ったので、

少しずつ弓で綿打ちをして、紡ごうと思っています。









柳宗悦と丹波の古陶

2012年03月15日 11時33分10秒 | イベント

織り上がった布の始末(しまつ)をして、

アイロンを当てて・・・

この間に、先客万来、兵庫医大の受診日があり、

ようやくのこと、丹波布伝承館に持って行きました。

チヒロサンがいて、

丁寧に受け取って預かってくれました。



兵庫陶芸美術館の「柳宗悦と丹波の古陶」展の期間に

コミュニティーギャラリーで

「丹波布展 受け継がれてきたもの」展が開かれるので、

(3月24日~29日の期間だけですが)



(この後アイロン当ててよ・・)

一緒に展示をお願いしたのです。

東京の日本民藝館から柳さんが集めた

私のあこがれの

古丹波布(しまぬき)も展示されているとか、

丹波篠山今田町に来てみませんか

私の布は受け継がれた柄とは違う感じもしますが、







網代に織った柄は、康子先生宅(綿屋 足立家)に残された

天保年間の「縞帳」にちゃんと残っています。

立派に受け継がれてきたものなんだよ。

伝承館で、康子先生にお会いしたので

ブログに写真載せても良いですか?っておききしたら

にっこり笑って承諾してくださいました。

2年前、康子先生が「兵庫ともしび賞」を受賞された時の

お祝いの席にて、康子先生と私の写真でーーす。










第14回 丹波布新人創作展

2012年03月12日 19時03分58秒 | イベント
昨日、丹波布伝承館に新人創作展を見に行ってきました。



受付にはチヨチャンがいて、
7期生で交代にお当番をしているとのこと。



非売品の多い反物や着物などとは別に



販売している小物もあった。


専修生と卒業生の作品のコーナーもあり、



ちょっと、変わった帯をみーつけ!

展示会を見るのは勉強にも、刺激にもなり、

「織らなくっちゃ!」という気分いっぱいで帰ってきました。




終わった!織り終わった!

2012年03月12日 10時18分13秒 | 織り
一昨日のことでした。
お客さんもあり、無理かと思っていたけれど、



残りの経糸がこれだけになり、

綜絖も開きにくく・・・



残りの緯糸が藍が少しだけになり、

終わり!織り終わりました!

やれやれ・・・・・・、

カマチに掛けたら・・・・・



ちがうやん!あ、ちがうやん!



あたりまえやけど、

色も雰囲気もさすがに、名人やん!

ほっとしたような・・・悲しいような・・

けど、そんなもんや!

名人にあこがれて、頭の角にあったんやろうけど、

まったく、違う布になっていましたわ。おほほ。



布を切った、残り糸です。

はい!お疲れ!お疲れ!

今は、始末といって、直しをしています。

アイロンをかけたら・・・伝承館へ届けて、

陶芸美術館の展示会のお仲間にしてもらいます。


新聞紙が!竹が!

2012年03月09日 20時32分32秒 | 織り
今日、最後の新聞紙がパラリと落ち!



巻き取りの布も分厚いぞ。



もう少し、頑張って・・・・



竹がみーんな落ちました!

千切り巻きの時の竹が落ちたということは、

もう、そろそろ、終わりが近いと言うこと。

竹の落ちる音はいつ聞いてもうれしい音です。

計ってみると、残りは1㍍30㌢だった!!

明日にはなんとか織り終わることだろう。

終わったら、織機を修理して、次の整経して、茜染めを・・

ふふふ、それとも、ちょこっと、お休みにしようかな?




丹波布新人創作展

2012年03月07日 21時26分40秒 | イベント

丹波布伝承館の7期生も2年間の勉強を終えて、

いよいよ修了を迎えます。

で、3月10日から3月20日(3月13日休館)まで、

修了生の新人創作展が開かれます。




新しい丹波布の技術者の誕生です。

また、新しい感性を見られるのが楽しみですね。


併設の卒業生作品展に・・・出したかったのに・・

ああ、私は全く間に合わなかったわ!


でも、後輩が増えるのは頼もしい!

時間を探し出して(暇でしょうが!)見に行きます!

私も最初は新人展で問屋さんに買って貰ったのよ。

沢山売れるといいね。


康子先生のおうちで見つけた!

2012年03月03日 20時49分41秒 | 資料


足立康子先生のお宅で「丹波布の栞」なるものを見つけました。

たーくさんあったので、

あおがき丹波布工房で50冊くらい、買いました。

1冊50円也で!

発行日が定かではありませんが、

丹波布 上村六郎 という文が

昭和31年9月に黄鐘庵にて識す。となっているので、

その前後ではないかと思います。

内容は 丹波布・・・・・・・・・・上村六郎
    糸紬ぎ歌(古謡)
    丹波布賦・・・・・・・・・田村菁斎
    丹波布の美・・・・・・・・柳宗悦
    丹波布のあとを訪ねて・・・上村六郎
    丹波布
    丹波布年表
    文部省指定無形文化財丹波布・・丹波布技術保存協会
    丹波布技術保存協会役員
    あとがき
になっています。

実物に赤線引くのがいやだったので、コピーを読んでたら

えーーん!実物が消えちゃったよー!

工房までひとっぱしり、貰ってこなくっちゃ!!


緯(よこ)糸を巻きます。

2012年03月01日 21時59分11秒 | 手仕事の道具達
まだまだ、織りの途中です。

何回も緯糸を巻くのがしんどくて、

一度にたくさん巻いて、

「腕が・・!」になりました。



これが、緯糸まきの道具です。管巻きといいます。

もちろん、夫の手作りです。

長い間愛用しているうちに、私は足をひっかけ、

猫たちは身体をすりつけ、

芯棒がちょっと「ゆれゆれ」しますが、



管にまいていくと、



こんな感じ!

糸は、枷にして、カサにかけて使いますが、

編み物用のカサですので・・・写真とってません。

今回、緯糸に焦げ茶を300㌘、藍の4号100㌘

絹のつまみ糸一枷用意しました。